Db2® 「View (表示)」パネル
「Db2® View (表示)」パネルを使用して、編集するオブジェクトの名前を入力します (ただし、行った変更は保存できません)。また、このパネルを使用して、オブジェクトの論理ビューを記述するテンプレートの名前も指定します。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── FM/Db2 (DFG2) Db2 View Specify the Db2 Object: Location . . . . . Database . . (optional) Owner . . . . . . . FMNUSER + Table space (optional) Name . . . . . . . EMP + Start position . . 1 Row count . . . . . 100 Number of rows to edit Template: Data set name . . . 'FMNUSER.TEMPLATE' Member . . . . . . SALARY Processing Options: Template usage Enter "/", "A"lways to select option 3 1. Above Edit options 2. Previous Edit template 3. Generate from table Re-edit template 4. Generate/Replace Create audit trail (*) Command ===> F1=Help F2=Split F3=Exit F4=Expand F7=Backward F8=Forward F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
- Location (位置)
- Db2® オブジェクトのロケーション名。総称名を指定して、リストから選択することができます。このフィールドに値を入力すると、同義語のオブジェクト名は認識されず、選択リストに含まれません。
- Database (データベース)
- Db2® オブジェクトのデータベース名。このフィールドを使用してオプションでデータベースを指定して、処理するオブジェクトをさらに定義することができます。このフィールドに値を入力すると、以下のようになります。
- 「Owner (所有者)」および「Name (名前)」の 選択リストに表示される値は、ここで指定されたデータベース内に定義された値に限定されます。
- 同義語の名前は認識されず、選択リストに含まれません。
- Owner (所有者)
- オブジェクトの所有者の名前。総称名を指定して、リストから選択することができます。オブジェクトの「Name (名前)」フィールドに同義語を指定するには、このフィールドをブランクのままにしておくか、 現行の SQLID を含む総称名を指定するか、または現行の SQLID を指定します。「Table space (表スペース)」、「Database (データベース)」、「Location (ロケーション)」フィールドのいずれかが非ブランクの場合、同義語は認識されず、表選択リストに含まれません。
「Translate Db2® object names (Db2 オブジェクト名を変換)」オプションが選択されている場合、小文字は大文字に変換されます。このオプションが選択されていない場合、小文字は大文字に変換されません。 このような状態では、
sysibm
などの小文字の所有者名が、Db2® カタログ内のSYSIBM
と 一致しないことになります。 - Table space (表スペース)
- Db2® オブジェクトの表スペース名。処理するオブジェクトをさらに定義するには、このフィールドを使用して、オプションで表スペースを指定します。このフィールドに値を入力すると、以下のようになります。
- 「Owner (所有者)」および「Name (名前)」の 選択リストに表示される値は、ここで指定された表スペース内に定義された値に限定されます。
- 同義語の名前は認識されず、選択リストにも含まれません。
- Name (名前)
- 処理するオブジェクトの名前。総称名を指定して、リストから選択することができます。このフィールドに同義語を指定するには、同義語の名前を入力する か、「Owner (所有者)」フィールドをブランクにするか、現行の SQLID を含む総称名にするか、または現行の SQLID にします。「Table space (表スペース)」、「Database (データベース)」、「Location (ロケーション)」フィールドのいずれかが非ブランクの場合、同義語は認識されず、表選択リストに含まれません。
「Translate Db2® object names (Db2 オブジェクト名を変換)」オプションが選択されている場合、小文字は大文字に変換されます。このオプションが選択されていない場合、小文字は大文字に変換されません。 このような状態では、
sysibm
などの小文字の所有者名が、Db2® カタログ内のSYSIBM
と 一致しないことになります。 - Start position (開始位置)
- 結果表から FM/Db2 エディターへの行のロードを FM/Db2 が開始する位置を指定します。
1 (デフォルト) より大きな値を指定した場合、FM/Db2 は FM/Db2 エディターに行をロードする前に、結果表の n-1 行をスキップします。「Row count (行カウント)」の値が
ALL
(または0
または*
) の場合は、データが表示されたときに、スクロールアップしてスキップされた行を表示できます。「Row count (行カウント)」の値が固定の場合、後方にスクロールしてスキップされた行を表示することはできません。 - Row count (行カウント)
- このオプションは、Db2® から検索し、エディター・セッションのためにメモリーにロードする行の最大数を指定するために使用します。値を 1 から 999999999 の範囲で指定するか、すべての行の検索を指示する場合は
ALL
、0
、または*
を指定できます。デフォルト値は 100 です。File Manager/Db2 エディター・セッションは、Db2® から取り出されて、エディターにロードされた行にのみ適用されます。取り出されていない行には適用されません。これは、FIND および CHANGE 基本コマンドは Db2® から取り出された行にのみ適用されることを意味します。
注: 大きい表を編集するときは、ストレージの問題が発生することがあるので、0 の値の使用には注意してください。エディターが必要とするストレージの量は、検索される行数と行の長さの両方によって決まります。検索される行数を制限するには、テンプレートの「行選択基準」セクションを使用します。 - Data set name (データ・セット名)
- テンプレートが入っているか、入る予定のデータ・セットの名前。完全修飾データ・セット名またはパターンのどちらでもかまいません。名前には、メンバー名または名前パターンを括弧で囲んで組み込むことができます。メンバーをここで指定する場合は、関連した「Member (メンバー)」フィールドは空でなければなりません。
- Member (メンバー)
- 「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、括弧で囲んだメンバー名または名前パターンを組み込まずに区分データ・セット (PDS) の名前を指定した場合は、このフィールドを使用してメンバー名またはメンバー名パターンを指定できます。
- Template usage (テンプレートの使用法)
- 「Db2® View (Db2 表示)」パネルは、以下の 4 つのオプションをテンプレート処理のために提供しています。
- 1.Above (上)
- パネルの「Template (テンプレート)」セクションにテンプレート・データ・セットの名前 (およびオプションのメンバー名) を入力する必要があります。メンバー名またはパターンを指定しないと、FM/Db2 はメンバー選択リストを表示します。テンプレートが入っているメンバーを指定すると、表に対応して自動生成されたテンプレートの代わりにこのテンプレートを使用して処理が続行されます (詳細については、「Template Usage (テンプレート使用法)」のオプション 3 を参照してください)。
- 2.Previous (前)
- この表の最後の (直前に使用した) テンプレートを使用します。
- 3.Generate from table (表からの生成)
- 指定された表に対し Db2® カタログの情報に基づいてテンプレートを生成します。これはデフォルト設定です。パネルの「Template (テンプレート)」セクションでメンバー名を指定している場合には、これは無視されます。FM/Db2 は、必要なテンプレートをメモリー内に生成します。
- 4.Generate/Replace (生成/置き換え)
- 指定された表に対して Db2® カタログの情報に基づいてテンプレートを生成し、この情報をパネルの「Template (テンプレート)」セクションで指定されたメンバーに保管します。メンバーがすでに存在している場合には、そのメンバーが置き換えられます。前のカスタマイズがすべて失われます。
- Edit options (オプションの編集)
- 以下のいずれかを入力してください。
- ⁄ または「A」
- 処理する Db2® オブジェクトのデータを表示する前に、最初の「FM/Db2 Editor Options (編集オプション)」パネルを表示します。
- 1 から 8 までの数値
- 「FM/Db2 Editor Options (編集オプション)」パネルの n 番目を直接表示します。n は、入力された値です。
- Edit template (テンプレートの編集)
- データを編集する前にテンプレートを編集するには、このオプションを選択します。
- Re-edit template (テンプレートの再編集)
- 編集ダイアログ内のパネル間のナビゲーションを制御するには、このオプションを選択します。このオプションは、編集セッション内から押されたときの F3 キーおよび F12 キーの動作を制御します。
- Create audit trail (監査証跡の作成)
-
注: SAF 規則によって必要となる場合は、SAF で制御された監査のオプション名に「(*)」が 付加されます。FM/Db2 による Db2® へのアクセスを FM/Db2 監査ログに書き込むかどうかを制御します。このオプションは、SAF 規則で制御された監査が有効である場合にのみ表示されます。
FM/Db2 は、SMF、またはデータ・セットのいずれかに監査レコードを書き込むことができます。
FM/Db2 監査の制御に SAF 規則が使用される場合、監査レコードを書き込むかどうかは、処理対象の Db2® オブジェクト名と、現在のユーザー ID (TSO ログオン ID) に基づいて決定されます。そのため、ある Db2® オブジェクトの処理には監査が必要でも、別のオブジェクトの処理には必要でない場合があります。また、特定の Db2® オブジェクトの監査要件を変更できなくても、別の Db2® オブジェクトの監査要件は変更できたり、他の TSO ユーザー ID に対しては要件が異なったりする場合があります。
特定の Db2® オブジェクトの処理中に、監査設定を変更する権限を持っていない場合、FM/Db2 によって、間違った設定を入力しているのではないかというプロンプトが出されます。特定の Db2® オブジェクトに対する監査設定を設定する権限を持っている場合、FM/Db2 は、このフィールドにどのような値が指定されてもそれを受け入れます。
親パネル
子パネル
このパネルの表示方法 | 使用または実行する機能 |
---|---|
「Table View (表表示)」パネル | オプションを選択せずに Enter キーを押す |
「Editor Options (1 of 8) (編集オプション (8 の 1))」パネル | 「Edit options (編集オプション)」を選択する |
「Column Selection/Edit (列選択/編集)」パネル | 「Edit template (テンプレート編集)」または「Re-edit template (テンプレートの再編集)」を選択する |