「Copy Options (コピー・オプション)」パネル
「Copy Options (コピー・オプション)」パネルを使用して、コピー・ユーティリティー (3.3) が使用するグローバル (または初期) オプションを設定します。これらのオプションは ISPF プロファイルの中に保管され、ある FM/Db2 セッションから次のセッションまで存続します。
グローバル・コピー・オプションは、それぞれのコピー・セッションの最初にリストアされ、コピー「To (宛先)
」入力パネルで「Edit Copy Options (コピー・オプションの編集)」を選択することによって、1 つのコピー・セッション 用に一時的に変更できます。
パネルとフィールドの定義
Process Options Utilities Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── FM/Db2 (DFG2) Copy Options Global Settings From Table Concurrency Option: To Table Locking Option: Enter "/" to select option Locking / Use uncommitted read 1 1. None 2. Share mode 3. Exclusive mode Processing Options: Duplicate key processing Enter "/" to select option 1 1. Ignore Delete existing rows 2. Update Ignore RI/Constraint errors Max duplicates ALL Native unicode processing Create audit trail Command ===> F1=Help F2=Split F3=Exit F7=Backward F8=Forward F9=Swap F12=Cancel
- Use uncommitted read (非コミット読み取りの使用)
- コピー・セッション用にコミットされていないデータの検索を可能にするかどうかを指示します。
- ⁄
- データ (別のユーザーまたはアプリケーション・プログラムによってまだコミットされていないデータを含む) を検索します。表データの検索に FM/Db2 が使用する最終的な SELECT ステートメントには、接尾部
WITH UR
が付加されます。これによって、その表で保持されたすべてのロックを読み取ることができます。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。 - (空白)
- 書き込みロックのない表からコミット済みデータを検索するだけです。注: FM/Db2 が書き込みロックされているデータを検索しようとすると、SQL エラーが起こることがあります。
- Locking (ロック)
- FM/Db2 は、表をロックして、他のユーザーがデータを更新または読み取りできないようにするオプションを提供します。これらのオプションは、注意して使用してください。
- 1.None
- FM/Db2 は、コピーされるオブジェクトに明示的な表ロックを出しません。オブジェクト内の行およびページのロックは、FM/Db2 並行性オプションならびに Db2® インストールおよびオブジェクト定義オプションに従って Db2® で管理されます。これはデフォルト設定です。
- 2.共有モード
- FM/Db2 は、Db2® からデータを読み取る前に、LOCK TABLE IN SHARE MODE ステートメントを出します。これは、他のすべてのユーザーのオブジェクトに対する操作を読み取り専用に制限します。
- 3.排他モード
- FM/Db2 は、Db2® からデータを読み取る前に、LOCK TABLE IN EXCLUSIVE MODE ステートメントを出します。これで、他のすべてのユーザーがそのオブジェクトにアクセスするのを防ぎます。ただし、他の処理が非コミット読み取りを分離レベルで実行している場合を除きます。
- Duplicate key processing (重複キーの処理)
- 重複キーが検出された場合に、FM/Db2 が取るアクションを指定できます。このオプションは次のいずれかに設定してください。
- 1.無視
- 重複キーの存在は無視されます。これは、デフォルトです。
- 2.Update (更新)
- INSERT SQL ステートメントに応答して重複キー・エラー (SQL エラー・コード -803) が Db2® によって戻されたときに 重複行を更新します。このオプションが選択されると、FM/Db2 は既存の行の更新を試みます。表内の列のうち、少なくとも 1 つの固有索引の一部である列のすべてが行の識別に使用されます。更新操作の前には、コピーされた行と既存の行の間で比較は行われません (すなわち、更新は、 コピーされた行と既存の行が同じかどうかに無関係に行われます)。このオプションを使用するときは、ビュー名ではなく、Db2® 表名を指定することをお勧めします。FM/Db2 は、ビューに定義されたビュー内の既存の行の更新は試みません。
- For __________ duplicates (For __________ 重複)
- 許可される重複の最大数を指定します。有効な値は、以下のとおりです。
- 0 から 2147483647 までの数値。コピー処理中に FM/Db2 がこの数より多くの重複を検出した場合、 コピーは取り消され、すべての変更はロールバックされます。
- ALL。デフォルトは ALL です。
- Delete existing rows (既存の行の削除)
- データをコピーする前に、表内の既存の行が FM/Db2 によってすべて削除されるかどうかを決定します。
- ⁄
- 既存の行をすべて削除します。
- (空白)
- 既存の行を削除しません。これはデフォルト設定です。
- Ignore RI/Constraint errors (RI/制約エラーの無視)
- コピー・ユーティリティーが SQLCODE-530 (RI エラー - 基本キーなし) または SQLCODE-545 (制約エラー) を検出したときに、どのような処理を行うかを決定します。
- ⁄
- コピー・プロセスは、エラーを無視して、次の行に進みます。行はコピーも更新もされず、コピー・カウントに含まれません。
- (空白)
- コピー・ユーティリティーは取り消されます。これはデフォルト設定です。
- Native unicode processing (ネイティブ Unicode 処理)
- 2 つの Unicode でエンコードされた表間でデータをコピーする場合、FM/Db2 が Unicode エンコード・データをどのように処理するかを決定します。このオプションが使用可能である場合、文字置換が行われる可能性なく、Unicode でエンコードされた表間で Unicode エンコード・データがコピーされます。このオプションが使用可能でない場合、このオプションは無効です。すなわち、デフォルトの処理が使用されます。「FROM (元)」表または「TO (宛先)」表、もしくはその両方が Unicode でエンコードされていない場合、このオプションは使用可能であっても、無効です。このオプションとバッチ実行オプションが使用可能である場合、生成された JCL に「NATIVE= YES」が表示されます。
- ⁄
- Unicode データをネイティブに処理します。
- (空白)
- Unicode データをネイティブに処理しません。これはデフォルト設定です。
- Create audit trail (監査証跡の作成)
- 現在のコピー操作で監査レコードが書き込まれるかどうかを決定します。製品インストーラーによって行われたインストール選択項目によっては、このオプションが表示されない場合があります。このオプションが有効である場合、デフォルトでは、監査レコードは書き込まれません。
親パネル
子パネル
なし。