データ・セットおよびメンバー名の指定
一部の FM/Db2 パネルでは、現行プロセスで使用したいデータ・セットを指定する必要があります。データ・セットが PDS、CA-Panvalet ライブラリー、または Library Management System Exit によってアクセスされるライブラリーである場合には、メンバー名も入力しなければなりません。これらのパネルをひとまとめにして、入力パネルと呼びます。
いずれかの入力パネルでデータ・セットを指定するには、以下のようにします。
- 「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、完全修飾データ・セット名または名前パターンを入力します。名前には、メンバー名または名前パターンを括弧で囲んで組み込むことができます。メンバーをここで指定する場合は、関連した「Member (メンバー)」フィールドは空でなければなりません。注: コピーブックの場合、これは CA-Panvalet ライブラリーの名前、または Library Management System Exit によってアクセスされるライブラリーの名前にすることができます。
データ・セット名を引用符で囲まない場合は、ユーザー ID に対する TSO 接頭部が、高位修飾子として使用されます。
パターンを入力すると、入力パネルが処理されたときに、FM/Db2 はそのパターンに一致するデータ・セットのリストを表示します。
パターンには、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、1 つの修飾子内の 1 つ以上の数の文字を表すアスタリスク (*) を含めることができます。2 つのアスタリスク (**) は任意の数の修飾子内の任意の数の文字を表します。
パフォーマンスを改善するために、データ・セット名はできるだけ修飾してください。
- 「データ・セット名」フィールドに、 括弧で囲んだメンバー名または名前パターンを組み込まずに、区分データ・セット (PDS) の名前、CA-Panvalet ライブラリーの名前、 または Library Management System Exit を使用してアクセスされるライブラリーの名前を指定した場合は、 「Member (メンバー)」フィールドに名前または名前パターンを入力してください。
メンバー名パターンは、メンバー名に有効な任意の文字と、次の 2 つの特殊パターン文字とで構成することができます。
- アスタリスク (*)
- 任意の数の文字を表します。必要な数のアスタリスクがメンバー名のどこに表示されても構いません。例えば、
*d*
と入力すると、名前に「d」が含まれるデータ・セットのすべてのメンバーのリストが表示されます。 - パーセント記号 (%)
- 単一文字を表す置き換え文字。パーセント記号は、メンバー名の任意の場所に必要な数だけ指定できます。例えば、
%%%%
と入力すると、名前の長さが 4 文字のデータ・セットのすべてのメンバーのリストが表示されます。
以下のいずれかのアクションを実行する場合は、つまり- 括弧に入れたメンバー名または名前パターンを「データ・セット名」フィールドに組み込まずに、 「メンバー」フィールドをブランクのままにするか「メンバー」フィールドにあるパターンを指定した場合、
- 「Data set/path name (データ・セット/パス名)」フィールドに小括弧で囲んだメンバー名パターンを含めて、「Member (メンバー)」フィールドをブランクのままにした場合、
- カタログされていないデータ・セットの場合、データ・セットが入っているボリュームの通し番号を「Volume serial (ボリューム通し番号)」フィールドに入力します。
- 残りのパネル固有のフィールドの入力を完了した後、Enter キーを押して、パネルの機能を処理します。
データ・セット名とメンバー名の両方が完全に指定されていれば、パネル・アクションは、その次のステージに進みます。
データ・セット名またはメンバー名に対してパターンを入力した場合、「Data Set Selection (データ・セット選択)」パネルが表示され、必要であればその後に「Member Selection (メンバー選択)」パネルが表示されます。これらのパネルから選択を行うと、入力パネル・アクションはその次のステージに進みます。
- 「Data Set Selection (データ・セット選択)」パネルが表示されたら、必要なデータ・セットの横にある「Sel」フィールドに
S
と入力して、データ・セットを選択します。このリストから、1 つの名前だけを選択できます。 - 「Member Selection」パネルが表示されたときに、それぞれのメンバーの隣の「Sel」フィールドに「
S
」 を入力することによって、メンバーを選択します。このリストから、必要な数の名前を選択することができます。パネルが処理されるときに、リスト上の最初のメンバーが、関連機能で使用されます。機能が完了すると、リスト内の次のメンバーが使用されます。例えば、編集する複数のメンバーを選択すると、最初のメンバーが「Edit Session (編集セッション)」パネルに表示されます。このパネルを終了すると、選択されたすべてのメンバーが処理されるまで、次々とメンバーが表示されます。