Db2® オブジェクト名 の指定

以下に示す FM/Db2 機能のいずれかを使用する場合は、処理する Db2® 表またはビューの名前を、同じ方法で指定してください。
  • 「View (表示)」(オプション 1)
  • 「Edit (編集)」(オプション 2)
  • 「Print (印刷)」(オプション 3.1)
  • 「Copy (コピー)」(オプション 3.3)
  • 「Import (インポート)」(オプション 3.6)
  • 「Export (エクスポート)」(オプション 3.7)
  • 「Create (作成)」(オプション 3.8)
  • プロトタイピング基本 (オプション 4.1)
  • 「Browse (ブラウズ)」(「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルでは B コマンド、または Db2® オブジェクトのリスト内のオブジェクトに対しては B 接頭部コマンド)
「Print Utility (印刷ユーティリティー)」パネル に、Db2® オブジェクトを指定するための入力フィールド が含まれている、典型的なパネルを示します。
1. 「Print Utility (印刷ユーティリティー)」パネル
  Process   Options   Utilities   Help
                                                                        
 FM/Db2 (DFG2)                   Print Utility

 Db2 Object:
 ❶ Location  . . . . .                     ❹  Database . .          (optional)
 ❷ Owner . . . . . . . DSN8810           + ❺  Table space           (optional)
 ❸ Name  . . . . . . . EMP                                                 +

    Row count . . . . . ALL            Number of rows to print

 Db2 Template:
    Data set name . . .                                              
    Member  . . . . . .         

 Processing Options:
    Print Mode       Template usage               Enter "/", "A"lways to select
    1  1. Table      3  1. Above                     Edit template
       2. Single        2. Previous                  Batch execution
                        3. Generate from table       Use uncommitted read
                        4. Generate/Replace          Print HEX representation
 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F5=Actions   F7=Backward
  F8=Forward   F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
上記の各 FM/Db2 機能のパネルには、次の入力フィールドがあります。この入力フィールドは「Name (名前)」以外は任意指定です。
❶ 場所
表またはビューの位置。
処理する表またはビューが現在場所にある場合は、このフィールドはブランクのままにしてください。そうでない場合は、以下を入力してください。
  • リモート位置の絶対パス名
  • すべての使用可能なリモート位置を表示するためのアスタリスク (*)
  • ワイルドカード文字を使用するパターン

アスタリスクを単独またはパターンで指定すると、FM/Db2 はその入力仕様と一致した位置を示す選択リストを表示します。希望する位置を選択するには、必要な項目に対して「S」を入力して Enter キーを押します。特定の Db2® カタログ表へのアクセスが FM/Db2 ユーザーに認可されていない場合、位置選択リストは使用できません。アクセスができない場合でも、正確なロケーション名を指定することで、リモート Db2® システムにアクセスできます。

このフィールドに値を入力すると、同義語のオブジェクト名は認識されず、選択リストに含まれません。

また、以下を使用して、Db2® システムの位置を指定することもできます。
  • Db2® サブシステム ID。
  • Db2® システムに対して定義された位置ニックネーム
注: 以下では、Db2® サブシステム ID または位置ニックネームのいずれかを使用することを代替の位置参照と呼びます。
これらの代替を使用できるようにするには、システム・プログラマーは、Db2® システムごとの FMN2SSDM マクロ定義 (FMN2POPT モジュール) に位置値と位置ニックネームを定義しておく必要があります。「Help (ヘルプ)」プルダウン・メニューから「About Db2 (Db2 について)」を選択することで、位置および位置ニックネームが定義されているかどうかを確認できます。
  Process   Options   Utilities   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 FM/Db2 (DFE2)                    Copy Utility

 From Db2 Object:
   ┌────────────────────── Db2 Connection Information ───────────────────────┐ )
   │                                                                         │ )
   │ Db2 Subsystem . . . : DFE2                                              │ +
   │ SQLID . . . . . . . : PERTHAP                                           │
   │ Description . . . . : Db2 Version 12 - Development system              │
   │ Release . . . . . . : 0915                                              │
 F │ FM/Db2 Plan names . : FMN2PLNA   │                     : FMN2GENA                                          │
   │ Attach facility . . : CAF                                               │
   │ Auditing  . . . . . : SAF-RULE CONTROLLED                               │
 P │ Location  . . . . . : QXPFMD2DFE2                                       │
   │ Location nickname . : V10DEV                                            │
   │ DECFLOAT Round mode : ROUND Half Even                                   │
   │                                                                         │
   │  F1=Help     F2=Split    F3=Exit     F4=Expand   F9=Swap    F12=Cancel  │
   └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
 Command ===>
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=CanCommand ===> D2SSCI

位置値が指定されている場合は、Db2® サブシステム ID (例えば、DFE2) を実際の位置名の代替として使用できます。位置および位置ニックネーム値が指定されている場合は、位置ニックネーム (例えば、V9DEV) を実際の位置名の代替として使用できます。

代替の位置参照の指定時にはワイルドカードを使用できません。代替の位置参照を指定する場合は、実際の位置は、FM/Db2 によって表示される位置参照 (つまり、File Manager/Db2 エディター・セッションで表示される Db2® オブジェクト名) に表示されます。同様に、Db2® バッチ・ジョブで指定された Db2® オブジェクト名は、実際の位置名です。File Manager/Db2 バッチ・ジョブで代替の位置参照を指定することはサポートされていません。

リモート位置にアクセスできるのは、ローカル Db2® サブシステムを定義している場合だけです。

❷ 所有者
表、ビュー、または別名の所有者の許可 ID。

このフィールドをブランクのままにしておくと、FM/Db2 は現行の SQL ID を使用します。そうでない場合には、所有者のフルネーム、所有者を突き合わせるためのアスタリスク (*)、あるいはワイルドカード文字を使用するパターンを入力してください。

オブジェクト名フィールドに同義語を指定するには、このフィールドをブランクのままにしておくか、 現行の SQLID を含む総称名を指定するか、または現行の SQLID を指定します。「Table space (表スペース)」、「Database (データベース)」、「Location (ロケーション)」フィールドのいずれかが非ブランクの場合、 同義語は認識されず、表選択リストに含まれません。

注: Db2® エイリアス名は認識されます。Db2® 同義語は認識されません。
❸ 名前
Db2® オブジェクトの名前。

この入力フィールドは必須です。Db2® オブジェクトの完全名、使用可能なオブジェクトの名前をすべて表示するためのアスタリスク、あるいはワイルドカード文字を使用するパターンを入力してください。

このフィールドに同義語を指定するには、同義語の名前を入力するか、 所有者フィールドをブランク、現行の SQLID を含む総称名、または現行の SQLID にします。「表スペース」、「データベース」、「場所」フィールドのいずれかが非ブランクの場合、 同義語は認識されず、表選択リストに含まれません。

❹ データベース
選択を制限するデータベースの名前。

選択を特定のデータベースに制限する必要がない場合には、このフィールドはブランクのままにしてください。そうでない場合には、データベースの絶対パス名、すべてのデータベースを突き合わせるためのアスタリスク (*)、あるいはワイルドカード文字を使用するパターンを入力してください。

このフィールドに値を入力すると、同義語の名前は認識されず、選択リストに含まれません。

❺ 表スペース
選択を制限する表スペースの名前。

選択を特定の表スペースに制限する必要がない場合には、このフィールドはブランクのままにしてください。そうでない場合には、表スペースの絶対パス名、表スペースを突き合わせるためのアスタリスク (*)、あるいはワイルドカード文字を使用するためのパターンを入力してください。

このフィールドに値を入力すると、同義語の名前は認識されず、選択リストに含まれません。

上記の 1 つ以上の入力フィールド (「Owner (所有者)」、「Name (名前)」、「Database (データベース)」、「Table space (表スペース)」) にアスタリスク (*) またはパターンを指定すると、FM/Db2 は、これらのフィールドに入力したすべての選択基準に一致する Db2® 表およびビューが記載された選択リストを表示します。選択リストには、前述の環境下の同義語項目も含まれる場合があります。

必要な表、ビュー、または同義語を選択するには、必要な項目の横にある選択列に「S」を入力してください。

例えば、「Owner (所有者)」入力フィールドに「__DB2」、「Name (名前)」入力フィールドに「*EMP*」、「Database (データベース)」入力フィールドに「FM*」を指定したとします。FM/Db2Db2® 表およびビューの選択リストを表示します。この場合、以下のようになります。
  • 所有者の名前は長さが 5 文字で、最後の 3 文字は Db2® です。
  • Db2® 表またはビューの名前には文字「EMP」が含まれています。
  • データベースの名前は「FM」で始まっています。

例えば、ビュー VEMP を選択するには、その項目の横にある選択列に「S」を入力します。

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