「PDSE Workbench Member List (PDSE ワークベンチ・メンバー・リスト)」パネル

この PDSE ワークベンチ・パネルには、PDS または PDSE のメンバーのリストが表示されます。PDSE データ・セットがメンバーの世代をサポートするように定義されている場合、メンバー・リストにメンバーの世代を含めることができます。

パネルの最初の領域には、データ・セット名やメンバー・パターンなどの入力フィールドが表示されます。パネルの残りは一致したメンバーの表で、メンバーが定様式か不定形式かに応じて適切な列があります。

HIDE 基本コマンドを使用すると、入力フィールドの表示を切り替えることができます。入力フィールドを非表示にすると、メンバー・リストのサイズが最大限に確保されます。

パネルとフィールドの定義

1. 「PDSE Workbench Member List (PDSE ワークベンチ・メンバー・リスト)」パネル
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager                PDSE Workbench Member List

 Data set name . 'FMN.PH11137.PDSEV2F'                         

 Member  . . . . *                 Generation limit            

 Compare option  1    1. ISPF  2. SuperC  3. File Manager

        Name     Prompt   Rel Gen Size Created    Changed             ID       _
        *        *                     *          *                   *       
 ______ MEM1                0   0    2 2019/02/15 2019/02/15 09:43:05 HGRAMPA
 ______ MEM1               -1   3    3 2019/02/15 2019/02/15 09:24:38 HGRAMPA
 ______ MEM1               -2   2    2 2019/02/15 2019/02/15 09:22:09 HGRAMPA
 ______ MEM1               -3   1    1 2019/02/15 2019/02/15 09:21:13 HGRAMPA
 ______ MEM2TST             0   0    2 2019/02/15 2019/02/15 09:26:09 HGRAMPA
 ______ MEM3TEST            0   0    1 2019/02/15 2019/02/15 09:27:49 HGRAMPA
 ______ MEM3TEST           -1   2    1 2019/02/15 2019/02/15 09:27:49 HGRAMPA
 ______ MEM3TEST           -2   1    1 2019/02/15 2019/02/15 09:27:49 HGRAMPA
 ______ MEM4               -1   5    1 2019/02/15 2019/02/15 09:31:30 HGRAMPA
 ______ MEM4               -2   4

入力フィールド

データ・セット名
PDS または PDSE のデータ・セットに完全修飾名または汎用的な名前を指定します。
  • PDSE ワークベンチを処理するデータ・セットを選択リストから選択するには、汎用的なデータ・セット名を指定します。
  • PDSE ワークベンチで以前に使用したデータ・セットが最大 50 個記録されている履歴から選択するには、データ・セット名をブランクのままにします。
メンバー名
メンバー・リストに表示するメンバー名またはメンバー名パターンを指定します。すべてのメンバーを表示するには、ブランクのままにします。
Generation limit (世代制限)

メンバーごとに表示される世代の最大数を定義します。0 ~2000000000 の範囲で値を指定します。制限なしにするには、フィールドをブランクのままにします。メンバーの世代をサポートしていないデータ・セットでは、このフィールドは無視されます。

オプション比較
比較接頭部コマンド (CC、CN、CP、または CS) で使用する比較ユーティリティーを指定します。
  1. ISPF VIEW サービスを使用した、ISPF 編集比較。これはデフォルト・オプションです。
  2. SuperC 比較。
  3. File Manager Compare 関数 (DSM)。
注釈:
  1. ISPF および SuperC 比較ユーティリティーでメンバーの世代を選択した場合、そのメンバーの世代は一時データ・セットにコピーされてから比較が行われます。
  2. プログラム・オブジェクトなどの不定形式レコードを比較するために、「Compare (比較)」オプションに ISPF 編集の比較を指定した場合は、File Manager の「Compare (比較)」機能 (DSM) が使用されます。

列の説明

(接頭部域)
メンバー・リスト内の各行の前に、接頭部域にコマンドを入力することができます。サポートされるコマンドの詳細については、接頭部コマンド を参照してください。
名前
メンバーの名前。
世代情報が表示される場所:
  • 現在のメンバー (世代 0) は、白で強調表示されます。
  • メンバーの世代は青。
  • 孤児となったメンバーの世代(世代0せずに)は赤で表示されます。
別名情報が表示される場所:
  • 1 次メンバーは、白で強調表示されます。
  • エイリアスは青です。
プロンプト
リストされたメンバーについて行われた最後のアクションを表示する動的区域。

PDSE がメンバーの世代をサポートするように定義されていて、世代制限がゼロ以外の場合、以下のフィールドが表示されます。

Rel
これは、メンバーの世代の相対世代番号です。相対世代は 0 か負数です。現在のメンバーは常に相対世代が 0 となり、最新の世代を作成すると相対世代が -1、-2 というようになります。世代の最大数は、PDSE バージョン 2 データ・セットの作成時に MAXGENS パラメーターによって定義されます。
Gen
これは、メンバーの世代の絶対世代番号です。絶対世代は 0 か正数です。現在のメンバーは、常に絶対的な世代=0である。絶対的な世代番号は、第一世代が1で、新しい世代になるごとに1ずつ増えていきます。
注: 世代情報を表示したとき、別名はメンバー・リストに表示されません。

その他のすべてのデータ・セットおよび PDSE がメンバーの世代をサポートするように定義されていて、世代制限がゼロ以外の場合、以下のフィールドが表示されます。

Alias-of (別名)
別名の場合、このフィールドには 1 次メンバー名が表示されます。
定様式レコードのデータ・セットの場合、メンバーの情報に ISPF 統計が含まれていれば、以下のフィールドが表示され、含まれていなければ、フィールドは空白のままです。
サイズ
メンバーの現在のステートメント数。
作成
メンバーが作成された日付 (YYYY/MM/DD 形式)。
変更
メンバーが最後に変更された日時 (YYYY/MM/DD HH:mm:SS 形式)。
ID
メンバーを最後に作成または変更したユーザーのユーザー ID。
INIT
メンバーの初期レコード数。
MOD
メンバーの現在のレコード数。
VV.MM
メンバーのバージョンおよびモディフィケーション・レベル。
注: 現在のメンバーを変更すると、現在のメンバーに関する ISPF 統計は更新されます (保存されている場合) が、世代メンバーに関する ISPF 統計は影響を受けません。
不定形式レコードのデータ・セットの場合、以下のフィールドが表示されます。
サイズ
ロード・モジュール・サイズの 16 進値。
AC
許可コード。
AM
AMODE バインダー値。
RM
RMODE バインダー値。
属性
バインダーにより決定された属性値。
RF
モジュールは最新表示可能です。
RN
モジュールは再入力可能です。
RU
モジュールは再利用可能です。
OV
モジュールはオーバーレイ構造になっています。
NX
モジュールは実行可能ではありません。
OL
モジュールはロード可能です。
SC
モジュールは分散フォーマットではありません。
TS
モジュールにはテスト属性があります。
TTR
テキストの最初のブロックの TTR。

PDSE の場合、TTR フィールドはメンバーを追跡し記録する位置をシミュレートするトークンであり、メンバー・ロケーター・トークン (MLT) とも呼ばれます。

EPA
メンバー名またはエイリアスに関連付けられているエントリー・ポイント・アドレス。
SSI
SSI 情報ワード。

使用可能コマンド

以下の基本コマンドを使用できます。

親パネル

子パネル

関連作業および例