「Date/Time Attributes (日付/時刻属性)」パネル
このパネルは、日時値を含むフィールドを定義するために使用されます。このパネルには、日時フィールドのフォーマット属性、データの作成属性または変更属性、およびデータ・スクランブル属性がリストされています。
日時データが保管されるフォーマットを定義したり、必要に応じてフィールドのデータ型をオーバーライドしたり、日時の表示に使用されるフォーマットを変更したりすることができます。また、データ作成およびフィールドのスクランブル・オプションを指定することもできます。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help
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File Manager Date/Time Attributes
Command ===>
Fixed Attributes:
Field name CHAR-DDMMYYYY
Type AN
Start 10
Length 8
Internal Attributes:
Format DDMMYYYY +
Type
Output Attributes:
Format DD/MM/YYYY +
Create/Modify Attributes:
Base Date 20/10/2014 +
(Use = for current date/time)
Day Adjustment
Month Adjustment
Year Adjustment
Scrambling Options:
Enter "/" to select option
Random Range Start +
End +
F1=Help F2=Split F3=Exit F4=Expand F5=RFind F7=Up F8=Down
F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
- Internal attributes (内部属性)
- フィールドに日時の値を格納する方法を定義するために使用します。
- 形式
- 日時値をフィールドに格納する形式を指定します。形式値は、Language Environment®の日時呼び出し可能サービスによってサポートされるピクチャー文字を含むストリングにすることができます。例えば、8 バイトである場合、外部 10 進数フィールドを使用して、4 桁の年の値、続いて 2 桁の月の値、続いて 2 桁の日の値という形式の日付を保管できます。この形式ストリングは次のように指定します。
YYYYMMDD
File Manager でサポートされている以下のいずれかの形式を入力することもできます。
- CENTSECS
- 時刻 (100 分の 1 秒単位)
- CBLDATE
- COBOL 日付 (1600 年 12 月 31 日以降の日数)
- CYYDDD
- ユリウス日付 (C を世紀標識として使用。0 は 1900 年代、1 は 2000 年代)
- LILDATE
- リリウス日付 (1582 年 10 月 14 日からの日数)
- LILTIME
- 1582 年 10 月 14 日 00:00:00 からの秒数として格納される日時
- MICSECS
- 時刻 (100 万分の 1 秒単位)
- MILLSECS
- 時刻 (1000 分の 1 秒単位)
- STCK
- TOD クロック値として保管される日時
- STCKE
- 拡張 TOD クロック値として保管される日時
- タイプ
- フィールド属性に定義されたデータ・タイプをオーバーライドするデータ・タイプを指定します。これは、フィールドのデータ・タイプが日時値の処理に適していない場合に使用されます。例えば、英数字フィールドを使用してマイクロ秒の時刻値を保管する場合、File Manager が時刻値の有効な処理を確実に実行するように、「Type (タイプ)」フィールドに BI (バイナリー) を入力することができます。
- Output Attributes (出力属性)
- 日時の値を表示する方法を定義するために使用します。
- 形式
- このフィールドの日時値を表示するために使用される形式を指定します。形式値は、Language Environment®の日時呼び出し可能サービスによってサポートされるピクチャー文字を含むストリングにすることができます。例えば、日付値を 3 文字の曜日、3 文字の月、2 桁の日、4 桁の年で表示するには、形式文字列を以下のように指定できます:
Www Mmm DD, YYYY
File Manager が日時フィールドを定様式モードで表示すると、フィールドの出力幅は指定された出力フォーマットの長さに設定されます。
- Create/Modify Attributes (作成/変更の属性)
- このフィールドを含むレコード用のテスト・データの作成時に、データ作成機能およびデータ・コピー機能で使用するフィールド固有の属性を定義します。
- 基準日
- このフィールドに新しいデータを作成するときに使用する日付値を指定します。このフィールド用に定義された出力形式で日付値を入力できます。「=」を入力して、現在日付を出力フォーマットで取り出すことができます。
このフィールドをブランクのままにしておくと、データが作成された時点の日付がフィールドにデータを取り込むために使用されます。
- 日付の調整
- 基本日付の日の値の増分または減分となる値を指定します。値は整数で構成され、オプションで先頭にプラス (+) またはマイナス (-) 文字が付きます。プラス文字は、日の値が増加することを示します。マイナス文字は、日の値が減少することを示します。プラス文字もマイナス文字も指定されない場合は、プラスであると想定されます。
増加値または減少値は、前のレコードのフィールドに保管された日付値に適用されます。例えば値 -1 は、後続の各レコードは前のレコードに格納された日付値よりも 1 日早い日付値を持つことを示します。
- 月の調整
- 基本日付の月の値の増分または減分となる値を指定します。値は整数で構成され、オプションで先頭にプラス (+) またはマイナス (-) 文字が付きます。プラス文字は、月の値が増加することを示します。マイナス文字は、月の値が減少することを示します。プラス文字もマイナス文字も指定されない場合は、プラスであると想定されます。
増加値または減少値は、前のレコードのフィールドに保管された月値に適用されます。例えば、値 +1 の場合、以降の各レコードには、前のレコードに保管された日付値から 1 か月後の日付値を指定する必要があります。
- 年の調整
- 基本日付の年の値の増分または減分となる値を指定します。値は整数で構成され、オプションで先頭にプラス (+) またはマイナス (-) 文字が付きます。プラス文字は、年の値が増加することを示します。マイナス文字は、年の値が減少することを示します。プラス文字もマイナス文字も指定されない場合は、プラスであると想定されます。
増加値または減少値は、前のレコードのフィールドに保管された年値に適用されます。例えば値 -1 は、後続の各レコードは前のレコードに格納された日付値よりも 1 年早い日付値を持つことを示します。
- Scrambling Options (スクランブル・オプション)
- これらのオプションは、テスト・データを生成するためにコピー、インポート、またはエクスポート機能の実行時に使用するフィールドの順序変更を制御します。
- ランダム
- このオプションを選択すると、File Manager は、この日時フィールドに値をコピーするときにランダム・スクランブルを実行します。ランダム・スクランブルの場合、入力値が同じでも、後続の起動時には出力値が異なります。
このオプションが選択されておらず、範囲の「Start (開始)」値と「End (終了)」値が指定されている場合、File Manager は、この日時フィールドに対して反復可能なスクランブルを実行します。反復可能スクランブルとは、入力値が同じなら後続の起動時も出力値が同じになることを意味します。
ランダム・スクランブルと反復可能スクランブルの両方で、「Start (開始)」値と「End (終了)」値は、File Manager がこのフィールドに保管できる許容日時値の範囲を定義します。
- 開始
- このデータ・セットにデータをコピーするときにこのフィールドに保管できる、スクランブル値の範囲の始まりである日時値を指定します。このフィールドに定義された出力フォーマットで日時値を入力します。「=」を入力して、現在日付を出力フォーマットで取り出すことができます。
- 終了
- このデータ・セットにデータをコピーするときにこのフィールドに保管できる、スクランブル値の範囲の終わりである日時値を指定します。このフィールドに定義された出力フォーマットで日時値を入力します。「=」を入力して、現在日付を出力フォーマットで取り出すことができます。