「Allocate (割り振り)」パネル (2)

これは 2 番目の「Allocate (割り振り)」パネルであり、非 VSAM データ・セットの属性を定義できます。

パネルとフィールドの定義

1. 「Allocate (割り振り)」パネル (2)
  Process   Options   Help
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 Allocate USERID.NEWDS

 Specify a model data set, SMS class names, or leave blank for defaults:
    Like data set . .                                               
    Volume serial . .       
    Device type . . .              generic unit or device address
    Data class  . . .              leave blank for default
    Storage class . .              leave blank for default
    Management class               leave blank for default

 Space Requirements:
    Space unit  . . . TRK          BLKS, TRKS, CYLS, KB, or MB
    Primary units . . 5            quantity of above units
    Secondary units . 5            quantity of above units
    Directory blocks               leave blank for SMS default
    Record format . . FB           if new format: U,F,V, or D, with B,S,A,M
    Record length . . 50     
    Block size  . . .              physical output block size
    Data set type . . LIBRARY      LIBRARY, PDS, BASIC, EXTR, EXTP or LARGE 
    Data set version               for data set name type 
    Max. generations               maximum member generations for PDS/E V2  
    Allocate EAS  . . OPT          blank, NO or OPT 
    Release unused  . NO           enter YES to free unused space, else NO
    Expiration date .              yyyy.ddd, blank for default
 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel                                           
Like data set (類似データ・セット)
新規データ・セットのモデルとして使用する既存データ・セットの名前。
ボリューム通し番号
新規データ・セットのモデルとして使用する既存データ・セットのボリューム通し番号。
装置タイプ
汎用ユニット (EDT: Esoteric Device Type) またはデバイス・アドレス。このフィールドは、「Volume serial (ボリューム通し番号)」フィールドと同時には使用できません。
Data class (データ・クラス)
Storage Management System (SMS) のインストールに定義されたデータ・クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
Storage class (ストレージ・クラス)
Storage Management System (SMS) のインストールに定義されたストレージ・クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
Management class (管理クラス)
Storage Management System (SMS) のインストールに定義された管理クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
Space unit (単位)
割り振る 1 次および 2 次スペースの単位を定義します。数量を指定する場合は、単位のタイプが必須です。以下の 1 つにすることができます。
BLK
平均サイズのブロック。
KB
キロバイト (1024 バイト)。
MB
メガバイト (1048576 バイト)。
TRK
直接アクセス・ストレージ・デバイス (DASD) のトラック。
CYL
DASD のシリンダー。
Primary units (1 次)
1 次スペース割り振りに使用する DASD スペースの量。範囲は、指定するスペース単位および DASD 装置タイプによって異なります。
Secondary units (2 次)
2 次スペース割り振りに使用する DASD スペースの量。範囲は、指定するスペース単位および DASD 装置タイプによって異なります。
ディレクトリー・ブロック数
ディレクトリーのブロックの数。システムに SMS が存在しない場合、または SMS インストールでデフォルトを指定していない場合は、値を指定する必要があります。

範囲: 0 から 999999。

レコード・フォーマット
レコード・フォーマットを入力します。オプションでその後に、下記の 1 つ以上の属性文字を指定します。
F
固定
V
可変
D
ASCII 可変 (テープのみ)
U
未定義

属性文字:

B
ブロック化
S
スパン (V および D 形式のみ)
A
ANSI 制御文字を使用
M
マシン・コード制御文字を使用

省略すると、旧データ・セットのレコード・フォーマットは変更されません。新規データ・セットの場合は、入力レコード・フォーマット (存在する場合) または U が使用されます。

注: ここにリストしていないレコード・フォーマットでデータを作成するには、TSO ALLOCATE コマンドを使用してデータ・セットを DD 名 QSAMOUT へ割り振ります。
レコード長
作成するレコードの長さ。範囲は、レコード・フォーマットによって異なります。

レコード・フォーマットが VBS の場合、レコード長が 32768 として指定される可能性があります。つまり、LRECL=X データ・セットを定義していることになります。

ブロック・サイズ
書き込む物理ブロックの平均サイズ。

範囲: 0 から 32760。

Data set type (データ・セット・タイプ)
システム・デフォルトのデータ・セット・タイプを要求するには、ブランクのままにしてください。
ライブラリー
PDSE を要求します。アクティブな SMS が必要です。
PDS
PDS を要求します。
BASIC
基本順次データ・セットを要求します。これには、ボリューム当たり 65535 トラックの制限があります。
LARGE
ラージ・フォーマット・データ・セットを要求します。
EXTR
必要に応じて拡張フォーマット・データ・セットを要求します。アクティブな SMS が必要です。
EXTP
拡張フォーマット・データ・セットを優先的に要求します。アクティブな SMS が必要です。
Data set version (データ・セット・バージョン)
PDSE (データ・セット・タイプ LIBRARY) または拡張フォーマット順次データ・セット (データ・セット・タイプ EXTR または EXTP) のバージョン番号。

ゼロが指定されているか、または値が省略された場合、そのバージョンのシステム・デフォルトが割り当てられます。

範囲: 0 から 2。

Max. generations (最大世代数)
バージョン 2 PDSE 内のメンバーについて、システムによって保守される最大世代数。上限値は、PARMLIB の IGDSMSxx メンバー内の MAXGENS_LIMIT によって制限される場合があります。

範囲: 0 から 2000。

Allocate EAS (EAS の割り振り)
拡張アドレス・ボリュームの拡張アドレス・スペースにデータ・セットを割り振るかどうかを定義します。ブランクは、EATTR が指定されていないことを示します。
NO
EAS に存在することができません。
OPT
オプションで EAS に存在することができます。
Release unused (未使用スペースの解放)
データ・セットをクローズするときに未使用のスペースを解放するには、YES を指定します。デフォルトでは、割り振られたスペースを保持します。
有効期限
このフィールドは、データ・セットを削除できる日付を指定することによって、重要なデータを保護するために使用します。期限前のデータ・セットを削除しようとすると、ISPF では最初に「Confirm Delete (削除の確認)」パネルが表示され、その後に「Confirm Purge (パージの確認)」パネルが表示されます。

有効期限は必須ではありませんが、入力する場合は、次のいずれかの形式にする必要があります。

YYYY/MM/DD
年、月、日で表示される日付。許可される最大有効期限は 2155/12/31 です。
YYYY.DDD
ユリウス形式で表示される日付。例えば、2026 年 3 月 7 日の 2026.066 などです。許可される最大有効期限は 2155.365 です。YYYY 値が閏年を表す場合は、最大 366 の DDD 値を指定できます。
DDDD
データ・セットを削除できるようになるまでの、作成日から始まる日数。DDDD の範囲は 1 から 9999 です。
PERM、NOLIMIT、NEVER、9999
これらの値のいずれか 1 つを 1999.365 の値に変換します。これは永久保存として扱われます。

親パネル

子パネル

  • なし。

同等機能

  • なし。

関連作業および例

新規データ・セットの割り振り