「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネル
「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネルを使用して、エディター・セッションで表示されるレコード数を制限する繰り返しサンプル・パターンを指定します。
繰り返しサンプルでは、次のようになります。
- 「Starting position (開始位置)」が最初に設定され、テンプレート処理が適用される前に、必ず物理レコードに適用されます。
- テンプレートが使用中である場合、テンプレート選択基準はデータ・セットをフィルター処理し、スキップの対象として選択されるレコードの数を判別するために「Initial skip (初期スキップ)」フィールドが使用されます。
- その後、レコードがデータ・セットから読み取られ、それらに対してテンプレート処理が行われます (テンプレートが使用される場合)。選択されたレコードの数 (テンプレートを使用しない場合は、物理レコードの数) が「Include selected records (選択されたレコードを組み込む)」フィールド値と一致するまで、レコードは編集セッションに組み込まれます。
- 上記の選択されたレコードの数が組み込まれた後、このフィールドで選択されたレコードの数がスキップされます。(テンプレートを使用しない場合は物理レコードです)。これらは、エディター・セッションでは、いかなる形式でも表示されません。
- 次に、データ・セットの終わりまで、選択された総数が (「Total selected record limit (選択された合計レコード制限)」フィールドで) 指定されたように組み込まれるまで (テンプレートを使用する場合)、物理レコードの総数が指定されたように読み取られるまで、または File Manager が仮想ストレージにこれ以上レコードを格納できなくなるまで、ステップ 3 および 4 が繰り返されます。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help
──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
File Manager Record Sampling
Positioning:
Starting position . . . .
Start position type . . . 1. Key
2. RBA
3. Record number
4. Formatted key
Sampling:
Include physical records
Skip physical records
Total physical record limit
Command ===>
F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F7=Backward F8=Forward
F9=Swap F10=Actions F12=Cancel
- Starting position (開始位置)
- これは、エディター・セッションの開始点を設定するための物理レコード番号を表します。デフォルトはレコード 1 で、データ・セットの先頭を意味します。「View Entry (ビュー項目の入力)」パネルまたは「Edit Entry (編集項目の入力)」パネルの「Start position (開始位置)」フィールドに入力された値は、このパネルが開かれるときも保持されます。
- 開始位置タイプ
- 「Start position (開始位置)」フィールドに入力された値を <Test> が解釈する方法を決定します。「Start position type (開始位置タイプ)」が指定されていない場合、File Manager は、値をレコード番号とみなします。注: 選択されたファイル・タイプに有効な項目のみが表示されるように、下記の選択可能な項目は変更されます。
- 1.KEY
- データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX®、または VSAM PATH であるときにのみ有効です。
- 2.RBA
- データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX®、または VSAM ESDS であるときにのみ有効です。
- 3.レコード番号
- デフォルトです。サポートされているデータ・セットのすべてのタイプに有効です。
- 4.Formatted key (定様式キー)
- データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX®、または VSAM PATH で、テンプレートが指定されている場合にのみ有効です。これにより、フォーマット済みの「Key Positioning (キーの位置決め)」パネルが表示されます。注: 複数のレイアウトを使用するテンプレートの場合、最初に 01 選択リストが表示されます。
- 物理レコードを組み込む
- これは、データ・セットの繰り返しサンプルに組み込まれる物理レコードの数を表します。このフィールドを使用する場合、このフィールドと「Skip physical records (物理レコードをスキップする)」フィールドの両方にゼロ以外の値を指定する必要があります。
- 物理レコードをスキップする
- これは、データ・セットの繰り返しサンプルでスキップする物理レコードの数を表します。このフィールドが意味を持つには、「Include physical records (物理レコードを組み込む)」フィールドにゼロ以外の値を指定する必要があります。
- Total physical record limit (合計物理レコード制限)
- これは、データ・セットから読み取られる物理レコードの総数を表します。「Include physical records (物理レコードを組み込む)」および「Skip physical records (物理レコードをスキップする)」フィールドを使用する場合、この合計では組み込まれたレコードのみが数えられます。エディター・セッションには、データ・セットの終わりまで、このフィールドで指定された物理レコードの総数が読み取られるまで、または File Manager が仮想ストレージにこれ以上レコードを収容できなくなるまでのいずれかの条件が最初に満たすまで、データ・セットからレコードが組み込まれます。
Process Options Help
──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
File Manager Record Sampling
Positioning:
Starting position . . . .
Start position type . . . 1. Key
2. RBA
3. Record number
Sampling:
Initial skip . . . . . .
Include selected records
Skip selected records
Total selected record limit
Command ===>
F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F7=Backward F8=Forward
F9=Swap F10=Actions F12=Cancel
- Initial skip (初期スキップ)
- このフィールドは、テンプレートを使用して処理している場合にのみ使用可能です。これは、最初にスキップされるものとしてテンプレート処理により選択されるレコードの数を表します。これらのレコードは、エディター・セッションでは、いかなる形式でも表示されません。
- Include selected records (選択されたレコードを組み込む)
- これは、データ・セットの繰り返しサンプルに組み込まれるように選択されたレコードの数を表します。このフィールドを使用する場合、このフィールドと「Skip selected records (選択されたレコードをスキップする)」フィールドの両方にゼロ以外の値を指定する必要があります。
- Skip selected records (選択されたレコードをスキップする)
- これは、データ・セットの繰り返しサンプルでスキップされるように選択されたレコードの数を表します。このフィールドが意味を持つには、「Include selected records (選択されたレコードを組み込む)」フィールドにゼロ以外の値を指定する必要があります。