「VSAM Edit Sharing Options (VSAM 編集共用オプション)」パネル

「VSAM Edit Sharing Options (VSAM 編集共用オプション)」パネルは、他のユーザーによって潜在的に共用される VSAM ファイルの編集時のみに適用するオプションを提供します。

これは、File Manager Base で、KSDS SHAREOPTIONS 3 ファイルと SHAREOPTIONS 4 ファイルのいずれかを編集する場合に該当します。さらには、(KSDS ではない) SHAREOPTIONS 3 ファイルまたは SHAREOPTIONS 4 ファイルを TSO セッションに対して DISP=OLD として割り振ることができない場合もこれに該当します。代わりに、このファイルに DISP=SHR を割り振ることでアクセスが可能になり、編集は、インプレース編集モード制限により続行されます。あるいは、このファイルを、CICS® File Manager 製品を介してアクセスされる CICS® ファイルにすることもできます。上記のいずれの場合も、これらの共用オプションがアクティブになります。これらのオプションは、このような共用環境にあるファイルの有用性を向上させるために設計されています。

パネルとフィールドの定義

1. 「VSAM Edit Sharing Options (VSAM 編集共用オプション)」パネル
  Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager              VSAM Edit Sharing Options


 These options apply only when editing VSAM files that are being shared.


  Autosave frequency                     

 Options for the CHANGE ALL command
  SAVE before starting                Enter ON or OFF.
  Change all autosave frequency          
  Auto retry for change all           Enter ON or OFF.



 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
Autosave frequency (自動保管の頻度)
共用ファイルの場合、指定した数の変更を行った後に AUTOSAVE コマンドを発行します。AUTOSAVE コマンドを発行しない場合は、この値を 0 に設定します。
SAVE before starting (開始前に SAVE)
共用ファイルの操作で CHANGE コマンドを ALL オペランドとともに実行する際、このオプションは変更を開始する前に SAVE を発行するかどうかを判別します。

これを ON に設定すると、その時点までにファイルに行われた更新が保管されます。CHANGE ALL プロセスで AUTORTRY (および CHGASAVE 値) を使用すると、変更プロセスは処理中にレコードを最新表示することが必要になります (他のユーザーが並行して更新を行うため)。最新表示が行われると、この編集セッションでファイルのレコードに対して行われた他の更新が破棄される可能性があります。CHANGE の開始前に SAVE を発行して更新されたレコードの状態を確認するには、この設定を ON のままにしておいてください。

Change all autosave frequency (CHANGE ALL 自動保管の頻度)
このオプションは、ALL パラメーターとともに使用される場合の CHANGE コマンドの操作に限定して適用されます。上記の AUTOSAVE オプションと同様に、指定した数の変更が行われた後のレコードを保管する機能を提供します。これを使用すると、変更はレコード・レベルでカウントされます。すなわち、レコードが変更された場合 (CHANGE コマンドでそのレコードを変更した回数に関係なく)、1 つの変更としてカウントされます。変更されたレコード数がこのオプションで設定した数に達すると、SAVE コマンドが発行され、CHANGE コマンドは続行されます。
Auto retry for change all (CHANGE ALL の自動再試行)
このオプションは、ALL パラメーターとともに使用される場合の CHANGE コマンドの操作に限定して適用されます。このオプションは、CHANGE コマンドの操作中に SAVE コマンドを発行する場合、および変更の実行中に別のユーザーがレコードを更新した場合に取られるアクションを制御します。このオプションを ON に設定すると、CHANGE コマンドは変更の行われたレコードを最新表示 (再読み取り) してその変更の再適用を試行します。

このオプションが OFF の場合は、CHANGE コマンドでレコードが保管される前に File Manager がそのレコードが更新されたことを検出し、そのたびに、File Manager によって、レコードをとにかく更新するか、レコードを最新表示して更新を再適用するか、CHANGE コマンドを打ち切るかを選択するためのポップアップ・ウィンドウが表示されます。

親パネル

「Set Processing Options (処理オプションの設定)」パネル

子パネル

  • なし。

同等機能

  • なし。

関連作業および例