「Member Selection (メンバー選択)」パネル
「Member Selection (メンバー選択)」パネルには、PDS または PDSE メンバーのリストが表示されます。このリストから、現在のプロセスに含めるメンバーを選択できます。
このパネルは、「Entry (入力)」パネルで PDS または PDSE を指定した後、「Member (メンバー)」フィールドをブランクのままにするか、メンバー名パターンを入力すると表示されます。また、ディレクトリー・リストが CA-Panvalet やその他のライブラリー管理システムによって生成される場合にも表示されます。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── File Manager Edit Member Selection Row 00004 of 00416 DSNAME CARLAND.FMN.ADCU Name Prompt Alias-of Lib Size Created Changed ⟶ * * * * * * ABCDEF 41 2010/08/02 2010/08/02 11:01:01 ABEND0C7 ACTFX ACTFXS ACTFXSC ACTFXU ACTFXUC ALIAS AMASPZAP 10 2010/08/02 2010/08/02 10:59:08 AMBLIST 10 2003/04/01 2009/12/23 16:55:59 APARDEF ASMADOP 17 2003/01/22 2003/01/22 14:23:01 ASMCOMPO 31 2001/07/06 2002/10/21 16:03:26 ASMDASM 13 2002/04/04 2004/04/13 14:56:23 ASMDECK 17 1999/06/24 2006/01/12 14:39:18 Command ===> Scroll PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F5=RFind F7=Backward F8=Forward F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
表示されるフィールドは、表示対象のディレクトリー・リストによって異なります。表示には、次の 4 つのタイプがあります。
- 定様式レコードの PDS
- 不定形式レコードの PDS (例えば、loadlibs)
- CA-Panvalet ディレクトリー・リスト
- その他のライブラリー管理システム・ライブラリー・ディレクトリー・リスト
下記に、表示される共通フィールド (すべての表示) について説明します。その後で、各タイプの特定フィールドについて説明します。その他のライブラリー管理システム・ライブラリー・ディレクトリー・リストは、お客様が用意されたインターフェースにより決定されるため、ここではリストしていません。
- (接頭部域)
- 次の接頭部コマンドのいずれかを入力できる領域です。
- Browse (参照)
- メンバーを表示します。
- Copy (コピー)
- すべてのメンバーと関連するエイリアスをコピーします。
- Delete (削除)
- すべてのメンバーと関連するエイリアスを削除します。メンバーの世代をサポートするデータ・セットの場合、以下の追加オプションが確認パネルに表示されます。
- メンバーおよびすべての世代を削除します。
- メンバーを削除し、最新の世代が現在のメンバーになるようにリカバリーします。
- Edit (編集)
- テンプレート、IMS™ ビュー、または抽出基準のみの表示に制限されたメンバー・リストの場合、対応するテンプレート、ビュー、または基準の編集が呼び出されます。その他のメンバー・リストすべてでは、メンバーを編集します。その他のライブラリー・システムにより管理されているメンバーの場合、View に置換されます。
- G
- RESET prefixコマンドの同義語です。
- History (履歴)
- メンバーの世代を含むデータ・セットの履歴情報を表示します。このコマンドを別名に対して入力すると、1 次メンバーの世代が表示されます。
このコマンドは、MAXGENS がゼロよりも大きいバージョン 2 PDSE にのみ使用できます。
- JCL
- ロード・モジュールのリンク・エディット JCL を生成します。このコマンドは、loadlib メンバー・リストに対してのみアクティブです。
- Move (移動)
- すべてのメンバーと関連するエイリアスを移動します。
- Print (印刷)
- File Manager の印刷ユーティリティーを起動してメンバーを印刷します。
- REName (名前変更)
- メンバーの名前を変更します。
PDSE が世代をサポートしている場合、すべてのメンバーの世代も名前変更されます。
- RESet
- File Manager の ISPF 統計リセット関数を呼び出して、メンバーの ISPF 統計をリセットまたは削除します。
- Select / (選択 /)
- メンバーを選択します。このパネルが起動された関数に応じて、次のいずれかのアクションが実行されます。
- 単一メンバーが選択されて、呼び出しルーチンに戻されます。(注: 後続の選択は無視されます)
- プロンプト・フィールドで選択された値を切り替えます。
- メンバー・リストを呼び出した機能により処理されるメンバーの選択。
注: このコマンドは、MEMBER 接頭部コマンドの結果としてパネルが表示された場合、無効です。 - SUbmit (実行依頼)
- メンバーを JES 内部読み取りプログラムにサブミットします。
- 更新
- このコマンドは、File Manager Baseテンプレートのみの表示に制限されているメンバー・リストに対してのみアクティブで、選択されたテンプレートのソース定義の編集/更新のプロセスを呼び出します。
- 表示
- メンバーがロード・モジュールでない場合、メンバーを表示します。メンバーがロード・モジュールの場合、ロード・モジュールの CSECT 情報が表示されます。
- 名前
- メンバーの名前。
- プロンプト
- リストされたメンバーについて行われた最後のアクションを表示する動的区域。
- Alias-of (別名)
- PDS ディレクトリー用に表示され、別名を表示します。中断された別名が検出されると、
no-alias
が表示されます。 - Lib
- ライブラリーの相対数 (「Library List (ライブラリー・リスト)」パネルでリストされています)。この列は、複数のライブラリー・ディレクトリーが処理された場合のみ表示されます。
- ID
- メンバーを最後に作成または変更したユーザーのユーザー ID。
定様式レコードのデータ・セットの場合、メンバーの情報に ISPF 統計が含まれていれば、以下のフィールドが表示され、含まれていなければ、フィールドは空白のままです。
- サイズ
- メンバーの現在のステートメント数。
- 作成
- メンバーが作成された日付 (YYYY/MM/DD 形式)。
- 変更
- メンバーが最後に変更された日時 (YYYY/MM/DD HH:mm:SS 形式)。
- ID
- メンバーを最後に作成または変更したユーザーのユーザー ID。
- INIT
- メンバーの初期レコード数。
- MOD
- メンバーの現在のレコード数。
- VV.MM
- メンバーのバージョンおよびモディフィケーション・レベル。
注: 現在のメンバーを変更すると、現在のメンバーに関する ISPF 統計は更新されます (保存されている場合) が、世代メンバーに関する ISPF 統計は影響を受けません。
不定形式レコードのデータ・セットの場合、以下のフィールドが表示されます。
- サイズ
- ロード・モジュール・サイズの 16 進値。
- AC
- 許可コード。
- AM
- AMODE バインダー値。
- RM
- RMODE バインダー値。
- 属性
- バインダーにより決定された属性値。
- RF
- モジュールは最新表示可能です。
- RN
- モジュールは再入力可能です。
- RU
- モジュールは再利用可能です。
- OV
- モジュールはオーバーレイ構造になっています。
- NX
- モジュールは実行可能ではありません。
- OL
- モジュールはロード可能です。
- SC
- モジュールは分散フォーマットではありません。
- TS
- モジュールにはテスト属性があります。
- TTR
- テキストの最初のブロックの TTR。
PDSE の場合、TTR フィールドはメンバーを追跡し記録する位置をシミュレートするトークンであり、メンバー・ロケーター・トークン (MLT) とも呼ばれます。
- EPA
- メンバー名またはエイリアスに関連付けられているエントリー・ポイント・アドレス。
- SSI
- SSI 情報ワード。
CA-Panvalet メンバー用の列は、次のとおりです。
- Lvl
- メンバー・レベル。
- Stat (統計)
- メンバー状況 (例えば、T-TEST、P-PROD など)。
- ユーザー
- ユーザー・コード。
- Accessed (アクセス日)
- 最終アクセス日付。
- 変更
- 最終変更日。
- サイズ
- ステートメント数。
- Blks
- ブロック数。
注: 一部のユーティリティー (ISPF、z/OS®、またはサード・パーティー製品に含まれるもの) では、「サイズ」、「作成」、「変更」、および「ID」フィールド用に保持された統計を更新しません。これらのユーティリティーの 1 つによってメンバーが最近変更された場合は、フィールドがブランクになります。
使用可能コマンド
以下の基本コマンドを使用できます。
親パネル
- 「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル
- 「Edit Entry (編集項目の入力)」パネル
- 「Data Create Utility (データ作成ユーティリティー)」パネル
- 「Copy from (コピー元)」パネル
- 「Copy To (コピー宛先)」パネル
- 「Print Utility (印刷ユーティリティー)」パネル
- 「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネル
- 「AFP Print Browse (AFP 印刷ブラウズ)」パネル
- 「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネル
- 「Compare Utility (比較ユーティリティー)」の「Old (旧)」パネルおよび「New (新規)」パネル
- 「Template Workbench (テンプレート・ワークベンチ)」パネル
- 「Template Build Utility (テンプレート作成ユーティリティー)」パネル
子パネル
- 通常、開始した入力パネルからの結果である表示パネル。