File Manager のアクセシビリティー機能

アクセシビリティー機能は、運動障害または視覚障害など身体に障害を持つお客様が、IT 製品を快適に使用できるように支援します。

概説

File Manager には、以下の主要なアクセシビリティー機能が含まれています。
  • キーボードだけを使用した操作
  • スクリーン・リーダーを使用する操作

File ManagerIBM® z/OS® SMP/E を使用して製品をインストールします。IBM® z/OS® SMP/E のアクセシビリティー機能については、https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/en/SSLTBW_2.4.0/com.ibm.zaddinfo.doc/access.html で参照できます。

File Manager では、IBM® Explorer for z/OS® を使用して、オプションの Eclipse プラグインをインストールします。File Manager ます。IBM® Explorer for z/OS® のアクセシビリティー機能については、https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSBDYH_3.2/com.ibm.zexpl.doc/accessibility.htmlを参照してください。

File Manager の製品資料は https://help.blueproddoc.com/filemanager/welcome/index.html で提供されています。標準の Web ブラウザーで表示でき、PDF ファイルとして参照できます。

PDF ファイルのアクセシビリティー・サポートは制限付きです。PDF 文書では、オプションでフォントの拡大、ハイコントラスト表示設定を使用でき、キーボードだけでナビゲーションできます。

キーボードによるナビゲーション

TSO/E または ISPF を使用した ISPF パネルのナビゲートの詳細は、https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/en/SSLTBW_2.4.0/com.ibm.zaddinfo.doc/access.html を参照してください。このトピックでは、キーボード・ショートカットおよびファンクション・キーの使用方法を含む、インターフェースを介したナビゲーション方法について説明します。

インターフェース情報

File Manager のユーザー・インターフェースには、毎秒 2 回から 55 回フラッシュするコンテンツは含まれません。

小数点付き 10 進数の構文図

スクリーン・リーダーを使用してオンライン製品資料にアクセスするユーザー用に、構文図は小数点付き 10 進数形式で提供されます。小数点付き 10 進数の形式で、構文のエレメントはそれぞれ別の行に書き込まれます。複数の構文エレメントが、必ず両方とも存在するか、あるいは必ず両方とも存在しないかのどちらかであれば、それらのエレメントは単一の複合構文エレメントと見なすことができるため、同じ行に表示されることがあります。

各行は、3、3.1、3.1.1 など、小数点付き 10 進数で始まります。これらの番号が正しく聞き取られるようにするために、句読点を読み上げるようにスクリーン・リーダーを設定してください。同じ小数点付き 10 進数を持つすべての構文エレメント (例えば、3.1 という番号を持つすべての構成エレメント) は、同時に複数選択することはできません。3.1 USERID と 3.1 SYSTEMID という行が読み上げられた場合、その構文には USERID か SYSTEMID のどちらか一方を含めることはできますが、両方を含めることはできません。

小数点付き 10 進数の番号付けのレベルは、ネスティングのレベルを表します。例えば、3 という小数点付き 10 進数を持つ構文エレメントの後ろに 3.1 という小数点付き 10 進数を持つ一連の構文エレメントが続いた場合、3.1 という数字の付いたすべての構文エレメントは、3 という数字の構文エレメントに従属しています。

構文エレメントに関する情報を付け加えるために、小数点付き 10 進数に続けて特定の語や記号が使用されます。それらの語および記号が、エレメント自体の先頭に現れることもあります。それらの語または記号が構文エレメントに含まれているものである場合には、識別しやすくするために、直前に円記号 (\) が付加されます。小数点付き 10 進数の後に * 記号を付けて、その構文エレメントが繰り返されることを示すことができます。例えば、小数点付き 10 進数 3 を持つ構文エレメント *FILE は 3 \* FILE という形式で表されます。形式 3* FILE は、構文エレメント FILE が繰り返されることを示します。形式 3* \* FILE は、構文エレメント * FILE が繰り返されることを示します。

構文エレメントのストリングの分離に使用されるコンマなどの文字は、構文内でそれらの文字が分離する項目の直前に表示されます。これらの文字は、個々の項目と同一の行、または関連項目と同じ小数点付き 10 進数を持つ別の行に表示される場合があります。その行には、その構文エレメントに関する情報を示す別の記号も付けることができます。例えば、5.1*、5.1 LASTRUN、および 5.1 DELETE という行は、LASTRUN 構文エレメントおよび DELETE 構文エレメントを複数使用する場合には、それらのエレメントをコンマで分離する必要があることを意味しています。分離文字が指定されていない場合には、各構文エレメントを分離するためにブランクが使用されているものと見なしてください。

構文エレメントの前に % 記号がある場合、この記号は、別の場所で定義されている参照を示します。% 記号の後に続くストリングは、リテラルではなく、構文の断片の名前です。例えば、行 2.1 %OP1 は、別の構文の断片 OP1 を参照する必要があることを意味します。

次の記号が、小数点付き 10 進数に続けて使用されます。

? はオプションの構文エレメントを示します
疑問符 (?) 記号は、オプションの構文エレメントを示します。小数点付き 10 進数に続く疑問符記号 (?) は、対応する小数点付き 10 進数を持つすべての構文エレメント、およびすべての従属構文エレメントがオプションであることを示します。その小数点付き 10 進数を持つ構文エレメントが 1 つのみの場合、? 記号はその構文エレメントと同じ行に表示されます (例えば、5? NOTIFY のようになります)。ある小数点付き 10 進数を持つ構文エレメントが複数ある場合は、? 記号は単独で 1 行に表示され、その後にオプションの構文エレメントが続きます。例えば、5 ?、5 NOTIFY という行と、5 UPDATE という行が読み上げられた場合は、構文エレメント NOTIFY および UPDATE はオプションであることがわかります。すなわち、いずれか 1 つを選択するか、いずれも選択しないことが可能です。? 記号は、構文図における迂回線に相当します。
! はデフォルトの構文エレメントを示します
感嘆符 (!) 記号は、デフォルトの構文エレメントを示します。小数点付き 10 進数の後ろに ! 記号と 1 つの構文エレメントが続く場合、その構文エレメントが、同一の小数点付き 10 進数を共用するすべての構文エレメントのデフォルト・オプションであることを示します。! 記号を指定できるのは、その小数点付き 10 進数を共用する構文エレメントのうち、1 つのみです。例えば、行 2? FILE、2.1! (KEEP)、および 2.1 (DELETE) という行が読み上げられた場合には、(KEEP) が FILE キーワードのデフォルト・オプションであることがわかります。この例では、オプションを指定せずに FILE キーワードを含めると、デフォルト・オプションの KEEP が適用されます。デフォルト・オプションは、直上の小数点付き 10 進数にも適用されます。この例の場合、FILE キーワードを省略すると、デフォルトの FILE(KEEP) が使用されます。ただし、行 2? FILE、2.1、2.1.1! (KEEP) および 2.1.1 (DELETE) という行が読み上げられた場合には、デフォルト・オプション KEEP は、直上の小数点付き 10 進数である (関連するキーワードのない) 2.1 にのみ適用され、2? FILE には適用されません。キーワード FILE が省略された場合には何も使用されません。
* は反復可能なオプションの構文エレメントを示します
アスタリスクまたは絵文字 (*) 記号は、ゼロ回以上の繰り返しが可能な構文エレメントを示します。小数点付き 10 進数の後ろに * 記号が続く場合、この構文エレメントは 0 回以上繰り返して使用できます。つまり、その構文エレメントはオプションであり、かつ繰り返し可能です。例えば、5.1* データ域という行が読み上げられた場合、データ域を 1 つ含める、複数のデータ域を含める、もしくは、データ域を含めない、という選択が可能であることがわかります。3*、3 HOST、3 STATE という行が読み上げられた場合は、HOST、STATE、その両方、またはなし、という選択が可能です。

注意:

  1. 小数点付き 10 進数に続けてアスタリスク (*) があるが、その小数点付き 10 進数を持つ項目が 1 つしかない場合は、その項目を複数回繰り返すことができます。
  2. 小数点付き 10 進数に続けてアスタリスクがあり、その小数点付き 10 進数を持つ項目が複数ある場合は、そのリストの中から複数の項目を使用できますが、各項目はそれぞれ 1 回しか使用できません。前出の例では、HOST STATE と記述することはできますが、HOST HOST と記述することはできません。
  3. * 記号は構文図におけるループバック線に相当します。
+ は含める必要がある構文エレメントを示します
プラス (+) 記号は、少なくとも 1 回含める必要がある構文エレメントを示します。小数点付き 10 進数の後ろに + 記号が続く場合、この構文エレメントを 1 回以上含めなければならないことを示しています。つまり、この構文エレメントを少なくとも 1 回含める必要があり、繰り返すことが可能です。例えば、6.1+ データ域という行が読み上げられた場合、少なくとも 1 つのデータ域を含める必要があります。2+、2 HOST、および 2 STATE という行が読み上げられた場合、HOST、STATE、または両方を含める必要があるということになります。* 記号と同様に、+ 記号は特定の項目がその小数点付き 10 進数を持つ唯一の項目である場合に、その項目を繰り返すことができます。+ 記号は、* 記号と同じく、構文図におけるループバック線に相当します。

関連するアクセシビリティー情報

標準の IBM® ヘルプデスクとサポート Web サイトに加え、IBM® は、聴覚が不自由なお客様が営業やサポートサービスにアクセスするために使用できる TTY 電話サービスを提供します。

TTY サービス 800-IBM®-3383 (800-426-3383) (北米内)

アクセシビリティーへの IBM® の取り組みの詳細については、IBM® Accessibility を参照してください。