「Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)」パネル (オプション 0.1)

「Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)」パネルでは、File Manager の一般的な印刷オプションを設定します。

パネルとフィールドの定義

1. Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)
 Process   Options   Help
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 File Manager             Set Print Processing Options

 Print Options:
    Output destination      Record length      Enter "/" to select option
    1  1. SYSPRINT          2  1. 80              Page skip
       2. Terminal             2. 132          /  Wide print
       3. Data set                             /  Translate non-printable chars
       4. REXX                                    Uppercase message text
                                               /  Data prefix
    Data set DISP           Dump format        /  Header page
    2  1. OLD               1  1. Updown
       2. MOD                  2. Across

    Data set name  . . JHELVON.FMN.LIST                                      
    Output class . . . A
    Lines per page . . 50  
    Record limits  . . (1,*)               (n,m) n=begin column, m=end column


Command ===> __________________________________________________________________
 F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F6=Reset     F7=Backward
 F8=Forward   F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
Output destination (出力宛先)
バッチ実行以外の印刷出力の送信先を指定します。
SYSPRINT
現行の SYSPRINT 割り振りに、印刷出力を送信します。
端末
印刷出力を TSO 端末に送信します。
データ・セット
出力は、「Data set name (データ・セット名)」フィールドに指定される印刷データ・セットに累積されます。このデータ・セットは、PB コマンドを使用してブラウズできます。あるいは、PRINT コマンドを使用して、「Output class (出力クラス)」フィールドにクラスを指定して、ブラウズ中に印刷のために JES スプール・キューに送信することもできます。
REXX
出力を REXX ステム変数に送信します。各行は、FILEM.nnn という変数に対応します。FILEM.0 には行数が含まれます。

「Print Browse (印刷ブラウズ)」(オプション 3.9) で PRINT 基本コマンドを使用している場合、または File Manager パネルでバッチ実行を指定している場合は、印刷出力は常に SYSOUT クラスに送信されます。

レコード長
印刷出力の行長を指定します。
80
印刷出力の行長は 80 文字で、端末に適しています。
132
印刷出力の行長は 132 文字で、プリンターに適しています。
注: 「Record length (レコード長)」は、以下の場合には適用されません。
  • データが TABL 形式で印刷される。または
  • 比較出力リスト用に幅の広い形式を指定する。
上記のいずれかの場合にデータを印刷すると、行の長さは、印刷されるフィールドの数とサイズから決定されます。この長さがデータ・セットに指定されたレコード長より大きい場合は、印刷行は切り捨てられます。印刷行の最大長は 32760 文字です。
Data set DISP (データ・セット DISP)
印刷データ・セットの後処理を指定します。
OLD
各印刷操作の前に印刷データ・セットがクリアされ、印刷出力はデータ・セットの先頭から書き込まれます。
MOD
デフォルト設定。印刷出力は、既存の印刷データ・セットに付加されます。
Dump format (ダンプ形式)
16 進の印刷出力の形式を指定します (例えば、「Print format (印刷形式)」を「HEX」に設定したときにテープ印刷を使用する場合)。各形式の例については、表示形式の選択を参照してください。
Updown (上下)
各 EBCDIC 文字の 16 進数表記を示す 2 桁の数字が、その文字のすぐ下に垂直に表示されます。
横方向
16 進数字が、4 つのフルワードの 2 つのグループとして表示されるので、32 桁の 16 進数字になります。16 進数表示の右側に EBCDIC 文字表示が続きます。
Page skip (ページ・スキップ)
これを選択すると、各機能の印刷出力は改ページにより開始されます。
Wide print (ワイド印刷)
新しい印刷出力データ・セット (オンライン) または SYSPRINT 割り振り (バッチ) に適用されます。

この設定を選択した場合、File Manager では最大レコード長/ブロック・サイズが 32756/32760 になり、レコード・フォーマットが VBA になります。この設定を選択しない場合、File Manager ではレコード長/ブロック・サイズが 133/137 になり、レコード・フォーマットが VBA になります。

注: この設定は、実行時に出力データ・セットが新しく割り振られる場合にのみ適用されます。事前割り振り印刷出力データ・セットではこの設定は無視されます。
Translate non-printable chars (印刷不能文字の変換)
File Manager が、印刷不能文字を変換する方法を指定します。

これを選択すると、変換テーブルが使用されて印刷不能文字がブランクに変換されます。

これを選択しない場合、変換は実行されません。特殊印刷チェーンをサポートするには、PRTTRANS=OFF を使用します。これによって、印刷が高速になります。

印刷変換テーブルの変更については、File Manager for z/OS Customization Guide を参照してください。

Uppercase message text (大文字のメッセージ・テキスト)
すべてのメッセージ・テキストが大文字に変換されます。
Data prefix (データ接頭部)
選択すると、データが CHAR 印刷形式で印刷される場合、レコードの番号と長さが文字形式の印刷出力に含まれます。

これを選択しない場合、DATAHDR=NO を指定して、印刷出力内のデータをヘッダー情報なしで左寄せにすることができます。

Header page (ヘッダー・ページ)
これを選択すると、ヘッダー・ページ (File Manager のタイトル・ページ) が印刷出力に組み込まれます。

「Output destination (出力宛先)」「2」(端末) を指定した場合、このオプションを選択しても、ヘッダー・ページは印刷出力に組み込まれません。

データ・セット名
「Output destination (出力宛先)」「3」(データ・セット) を指定した場合、印刷ブラウズ (PB) 機能を実行しているときに PRINT コマンドを入力すると、File Manager は印刷出力をこの一時データ・セットに送信します。

FMN のインストール済み環境で変更を行っていない限り、デフォルトは userid.FMN.LIST です。

Output class (出力クラス)
一時印刷データ・セットをブラウズしているときに PRINT コマンドを発行する場合に使用される JES スプール・キューのクラス。
Lines per page (ページ当たり行数)
印刷出力の各ページに印刷される行数を指定します。1 から 999 までの値が指定できます。デフォルトは 60です。
Record limits (レコード制限)
データを CHAR または LHEX 印刷形式で印刷するときに、各レコード (または OAM オブジェクト) の印刷出力を制限します。
(1,*)
レコード (またはブロック) の全体が印刷されます。
(n,m)
印刷出力を n 桁目 (バイト目) から m 桁目 (バイト目) のデータに制限します。m にアスタリスク (*) を指定すると、レコードの終わりまでの意味になります。

親パネル

子パネル

  • なし。

同等機能

関連作業および例