TMP (テープ・マップ)
- 目的
- テープ内容を要約します。
- 使用上の注意
- この機能を使用して、テープの内容を判別します。この機能は、テープ上の指定した数のファイルについて、最初のブロックまたは複数のブロックの内容、レコード数、最小および最大ブロック・サイズ、ファイルのサイズ、およびテープの使用量について印刷します。
テープ全体の内容を要約することができ、また、特定の数のテープ・ファイルだけに限定することも可能であり、それぞれのテープ・ファイル内で特定のブロック数に限定することもできます。
印刷は、現在のテープ位置に続くレコードから開始し、先頭のテープ・マークはいずれも含みます。指定されたファイル数を処理した後に、処理は停止します。
テープの DD 名を指定します。
この機能の使用について詳しくは、テープ・ラベル表示 (オプション 4.8)を参照してください。
- オプション
- マップするファイル数、各ファイルから印刷するブロック数、および文字形式で印刷するかまたは 2 つのダンプ形式のうちの 1 つで印刷するかを指定します。以下のように、種々の SET 処理オプションを使用して、 印刷出力を制御することができます。
- SET PRINTOUT は、印刷出力の宛先を定義します。PRINTOUT=SYSOUT に設定した場合、PB (印刷ブラウズ) 機能を使用して、累積出力をブラウズすることができます。
- SET RECLIMIT は、印刷される各レコードのバイト数を制御します。
- 印刷出力の形式は、SET PAGESIZE、SET PRINTLEN および SET PRTTRANS の設定値によっても異なります。
- SET DUMP を使用して、ダンプ形式を指定します。
- 関連機能
- TLB
- テープ・ラベルとテープ・ラベル要約を印刷します。
- TP
- テープ上の 1 つ以上のファイルから、指定されたブロック数を印刷します。
- ddname
- DD または TSO ALLOC ステートメントを参照します。
- format
- 出力形式。
- HEX
- 16 進形式 (デフォルト)
- CHAR
- 文字形式
- LABEL=BLP
- ラベル迂回処理の使用を指定します。このパラメーターは、テープを使用する最初の File Manager 機能で指定する必要があります。BLP の処理要件については、「Customizing the Security Environment」の『File Manager for z/OS Customization Guide』を参照してください。
- nblks
- それぞれのファイルから印刷するテープ・ブロックの数。範囲は 0 から 99 999 999 であり、デフォルトは 1 です。
- nfiles
- 要約するテープ・ファイルの数。最大は 99 999 であり、デフォルトは 1 です。
- EOV
- 2 つのテープ・マークまたは EOV ラベルに達するまで、ファイルを要約します。
- EOD
- SET 機能の EOD パラメーターで指定した区切り文字に達するまで、ファイルを要約します。EOD 区切り文字は、nblks で指定した 1 つ以上のブロックに現れた場合にのみ 検出されます。
//TMP JOB (acct),'name' Tape Map
//*
//FMBAT PROC
//FMBAT EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
// PEND
//*
//FILEMGR EXEC FMBAT
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//TAPETMP DD UNIT=561,VOL=SER=FMO001,
// DISP=SHR,LABEL=(,BLP)
//SYSIN DD *
$$FILEM TMP INPUT=TAPETMP,NFILES=EOV
$$FILEM EOJ
/*