SO (順次データからオブジェクト)
- 目的
- 順次データ・セットにバックアップされた 1 つ以上の OAM オブジェクトを復元するか、あるいは順次データ・セットから新規のオブジェクトを作成します。
- 使用上の注意
- この機能を使用して、QSAM データ・セットからオブジェクト・データベースへデータをコピーします。入力が OS (オブジェクトから順次データ) 機能を使用して作成されたバックアップ・データ・セットである場合、オブジェクト見出しレコードが、復元のために使用されます。
オブジェクト・バックアップ・データ・セットからロードする場合、オブジェクトは、元の名前で元のコレクションに復元されます。ロードをフィルター処理するには、コレクション名、汎用オブジェクト名、場所 (DASD または OPTICAL、あるいは特定の光ディスク・ボリューム)、および作成日範囲を指定します。フィルターは、オブジェクトと一緒に保管されるオブジェクト見出し情報に適用されます。
入力が複数のオブジェクトのバックアップ・コピーを含んでいない場合、1 つのオブジェクトが作成されます。コレクション名とオブジェクト名を指定することができます。入力データがオブジェクト見出しレコードで始まる場合には、デフォルト値はそこから取られます。オブジェクトは、連結された入力レコードで構成されます。ただし、オブジェクト見出しはすべて除外されます。
- オプション
- オブジェクトを格納するために使用する SMS ストレージ・クラスおよび管理クラスの値を指定することができます。ただし、これらの値は、インストール時のデフォルトによって指定変更されることがあります。一致する名前を持つ既存のオブジェクトを、出力コレクションの中で置き換えるかどうかを指定することもできます。
この機能の使用について詳しくは、OAM オブジェクトの復元を参照してください。
- 関連機能
- OO
- オブジェクトを、同じまたは別のコレクションにコピーします。
- OS
- OAM データベースからデータ・セットにオブジェクトをバックアップします。
- VO
- VSAM データをオブジェクト・データベースにコピーします。
- コレクション (collection)
- データ・セットに見出し付きのオブジェクトを 1 つ含んでいる場合は、オプションとしてコレクション名を指定し、見出しのコレクション名を上書きすることができます。
データ・セットに見出しのないオブジェクトが 1 つ含まれている場合 (あるいは、同じことですが、前にはオブジェクトではなかったデータを含む場合)、オブジェクトが格納されるコレクションを指定する必要があります。
データ・セットが、複数オブジェクトのバックアップの際に格納された 1 つ以上のオブジェクトを含んでいる場合は、オプションとして 1 つのコレクション名を指定し、指定したコレクションからのオブジェクトだけを復元することができます。
バッチ・モードを除くいずれのモードでも、ユーザーの TSO 接頭部 (通常は、ユーザー ID) が、引用符で入力されなかったすべての名前の高位修飾子として使用されます。
- ddname
- DD または TSO ALLOC ステートメントを参照します。デフォルトは、QSAMIN です。
- dsname
- 順次データ・セットの名前。DD ステートメントが指定されている場合は、使用されません。データ・セットについてさらに記述する場合には、構文図に示されている適切なキーワードを使用します。
- fromdate
- yyyymmdd 形式による一番古い作成日。デフォルトでは、この作成日に関係なく、全オブジェクトがコピーされます。
- limit
- オブジェクトが (データ・セットにバックアップされる前に) どこにあったかに基づき、 コピーするオブジェクトを制限する場合、次のいずれかを指定します。
- DASD
- DASD に格納されていたオブジェクトのみ。
- OPTICAL
- 光ディスクに格納されていたオブジェクトのみ。
- VOLUME
- 指定した光ディスクに格納されていたオブジェクトのみ。光ディスクのボリューム通し番号も指定する必要があります。
- member
- PDS の場合、メンバー名。
- mgmtclas
- SMS 管理クラス名。
- objmask
- データ・セットに見出し付きのオブジェクトを 1 つ含んでいる場合は、オプションとしてオブジェクト名を指定し、見出しのオブジェクト名を上書きすることができます。
データ・セットに見出しのないオブジェクトが 1 つ含まれている場合 (あるいは、同じことですが、前にはオブジェクトではなかったデータを含む場合)、オブジェクトの名前を指定する必要があります。
データ・セットが、複数オブジェクトのバックアップの際に格納された 1 つ以上のオブジェクトを含んでいる場合は、オプションとしてオブジェクト名または総称オブジェクト名を指定し、復元されるオブジェクトをオブジェクト名に基づいて制限することができます。名前の中で、パーセント記号 (%) を使用して1 文字分を表し、アスタリスク (*) で 1 つの修飾子の中の任意の数の文字 (または、文字なし) を表し、2 つのアスタリスク (**) で任意の数の修飾子内の任意の数の文字 (または、文字なし) を表すことができます。
バッチ・モードを除くいずれのモードでも、ユーザーの TSO 接頭部 (通常は、ユーザー ID) が、引用符で入力されなかったすべての名前の高位修飾子として使用されます。
- REPLACE
- コレクション内の同じ名前の既存オブジェクトを置き換える場合は、「YES」を指定します。デフォルトでは、オブジェクトはコピーされません。
- storclas
- SMS ストレージ・クラス名。
- todate
- yyyymmdd 形式での、最新の作成日。
- unit
- 3 桁の 16 進数からなる装置番号、接頭部がスラッシュ (/) の 4 桁の 16 進数からなる装置番号、装置タイプ、またはインストール・システムで定義されたグループ名。
- volser
- 入力時: 非カタログ・データ・セットのボリューム通し番号。
出力時: limit に VOLUME を指定している場合は、光ディスクのボリューム通し番号。
//SO JOB (acct),'name' Restore Objects
//FILEMGR EXEC PGM=FILEMGR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//OBJBKUP DD DSN='FMN.OBJECT.BKUP',
// VOL=SER=FMO010,UNIT=CARTR,
// DISP=OLD
//SYSIN DD *
$$FILEM SO INPUT=OBJBKUP,OBJNAME=**,
$$FILEM COLLECTN=SYSU.OAM.CLLCT000,
$$FILEM LIMIT=VOLUME,VOLSER=OVOL03
$$FILEM EOJ
/*