ODL (オブジェクト・ディレクトリーのリスト)
- 目的
- 指定したコレクションまたは光ディスクからの OAM オブジェクトのリストでの処理を行います。
- 使用上の注意
- リストを印刷できます。
完全修飾オブジェクト名または汎用オブジェクト名によってオブジェクトを選択します。コレクション名、光ディスク・ボリュームのボリューム通し番号、またはその両方を指定します。
ODL によってリストされた情報には、以下の情報が含まれています。- オブジェクト名
- 作成時のタイム・スタンプ
- オブジェクト・サイズ
- 保管場所 (DASD またはライブラリー)
- VOLSER (ボリューム通し番号) 情報 (判明している場合)
- Storage class (ストレージ・クラス)
- Management class (管理クラス)
- 有効期限
- オプション
- 処理を DASD ストレージ、光ディスク・ストレージ・メディア、または特定の光ディスク・ボリュームに存在するオブジェクトに制限します。作成日の範囲を指定することもできます。表示された情報を、名前、作成日、サイズ、または有効期限によってソートできます。
- 関連機能
- OE
- OAM オブジェクトを消去します。
- OO
- オブジェクトを、同じまたは別のコレクションにコピーします。
- OP
- 文字または 16 進ダンプ形式でオブジェクトを印刷します。
- OS
- OAM データベースからデータ・セットにオブジェクトをバックアップします。
- OV
- OAM データベースから VSAM データ・セットにオブジェクトをバックアップします。
- コレクション (collection)
- コレクション名。バッチ・モードを除くいずれのモードでも、ユーザーの TSO 接頭部 (通常は、ユーザー ID) が、引用符で入力されなかったすべての名前の高位修飾子として使用されます。
デフォルトは、すべてのコレクションであり、この場合は、LIMIT=VOLUME および volser を指定する必要があります。volser.
- fromdate
- yyyymmdd 形式による一番古い作成日。デフォルトでは、この作成日に関係なく、全オブジェクトがリストされます。
- 関数
- 実行したいコマンド。
- LIST
- リストの表示 (デフォルト)。
- リストの印刷。
- limit
- オブジェクトがどこにあったかに基づき、リストを制限する場合、 次のいずれかを指定します。
- DASD
- DASD に格納されているオブジェクトのみ。
- OPTICAL
- 光ディスクに格納されているオブジェクトのみ。
- VOLUME
- 指定した光ディスクに格納されているオブジェクトのみ。光ディスクのボリューム通し番号も指定する必要があります。
- objmask
- オブジェクト名または総称オブジェクト名。その名前の中で、パーセント記号 (%) で 1 文字分を表し、アスタリスク (*) で 1 つの修飾子の中の任意の数の文字 (または、文字なし) を表し、2 つのアスタリスク (**) で任意の数の修飾子内の任意の数の文字 (または、文字なし) を表すことができます。
バッチ・モードを除くいずれのモードでも、ユーザーの TSO 接頭部 (通常は、ユーザー ID) が、引用符で入力されなかったすべての名前の高位修飾子として使用されます。
デフォルトは ** です。バッチ・モードでは、これは全オブジェクトを意味し、その他のモードでは、高位修飾子としてユーザーの TSO 接頭部を持つすべてのオブジェクトを意味します。
- sortby
- 次のいずれか:
- NAME
- オブジェクト名でソートします (デフォルト)。
- DATE
- 作成日でソートします。
- EDATE
- 有効期限でソートします。
- SIZE
- オブジェクト・サイズでソートします。
- todate
- yyyymmdd 形式での、最新の作成日。
- volser
- limit に VOLUME を指定した場合は、光ディスクのボリューム通し番号。
//JOB (acct),'name',Optical Volume Contents
//S1 EXEC PGM=FILEMGR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
$$FILEM ODL LIMIT=VOLUME,VOLSER=VBKUP6
$$FILEM EOJ
/*