TLB (テープ・ラベル表示)

目的
テープ・ラベルとテープ・ラベル要約を印刷します。
使用上の注意
この機能を使用して、テープ上の全データ・セットの見出しおよびトレーラー・ラベルのレコードを印刷します。

テープがラベル付きの場合 (または、ラベル付きかどうかを知りたい場合)、TLB 機能を使用して、テープ・ラベルを印刷します。File Manager は、テープをボリュームの終わりまで走査し、 テープ上の全ファイルの見出しおよびトレーラー・ラベルのレコードを印刷します。リストの終わりに、ラベル・データの要約が印刷されます。

テープの装置アドレスと、オプションとしてテープ・モードを指定します。

テープの VOLSER (ボリューム通し番号) と最初のデータ・セット名が分からない場合には、割り振り時に BLP を指定します。ご使用のシステムでは BLP が使用できなくても、File Manager が APF 許可で稼働している場合は、File Manager はこの機能のために BLP を強制使用します。セキュリティーの理由により、TLB が終了すると、テープは解放 (割り振り解除) されます。DD ステートメントで据え置き装着を指定する必要があります。

この機能の使用について詳しくは、テープ・ラベル表示 (オプション 4.8)を参照してください。

オプション
VOL1 ラベルと最初の見出しラベルのセットのみを印刷する簡略リストを選択することができます。
関連機能
DSP
データ・セットのレコードを印刷します。
TMP
テープ目録の要約を印刷します。
TP
テープ上の 1 つ以上のファイルから、指定されたブロック数を印刷します。
1. Syntax

1 TLB? LABEL=BLP
1 INPUT=ddname
1 OUTPUT=ddname
1! TYPE=LONG
1 TYPE=type
ddname
DD または TSO ALLOC ステートメントを参照します。
LABEL=BLP
ラベル迂回処理の使用を指定します。このパラメーターは、テープを使用する最初の File Manager 機能で指定する必要があります。BLP の処理要件については、「Customizing the Security Environment」の『File Manager Customization Guide』を参照してください。
type
以下のいずれかを指定します。
LONG
テープ上の全データ・セットの見出しおよびトレーラー・ラベルのレコードを印刷します (デフォルト)。
SHORT
最初のデータ・セットの場合、VOL1 ラベルと見出しラベルのみを印刷します。
//TLB JOB (acct),'name'  Tape Label Display
//*
//FMBAT    PROC
//FMBAT    EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB  DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//         PEND
//*
//FILEMGR  EXEC FMBAT
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//TAPE     DD UNIT=561,VOL=SER=FMO001,
//            DISP=SHR,LABEL=(,BLP)
//SYSIN    DD *
$$FILEM TLB INPUT=TAPE
$$FILEM EOJ
/*