AUD (監査証跡レポートの印刷)

目的
定様式または不定形式の監査証跡報告書を印刷します。
使用上の注意
報告書の生成元となる監査証跡データ・セットの名前を指定する必要があります。監査証跡が FM/IMS または FM/Db2 から作成される場合には、それも指示する必要があります。
オプション
不定形式の報告書を印刷することを選択でき、監査対象の関数がテンプレートを使用した場合は、使用したテンプレートに従って形式設定された報告書を印刷することを選択できます。印刷後に監査証跡データ・セットを削除するかどうかも指定できます。監査証跡報告書を特定するのに役立つ説明を入力することもできます。FM/Db2 の場合、使用されるどの非標準ヌル表示文字でも指定できます。
関連機能
なし。
1. Syntax

1 AUD
1! INPUT=DDIN
1 INPUT=ddname
1 DSNAME=logfile
2? LABEL=description
1! FORMAT=YES
1 FORMAT=NO
1! DELETELOG=NO
1 DELETELOG=YES
1! TYPE=BASE
1 TYPE=subsys
1! CHANGED=NO
1 CHANGED=YES
6? NULLIND=displaychar
1! HEX=NO
1 HEX=YES
1! HEXND=NO
1 HEXND=YES
1! HICHG=NO
1 HICHG=YES
1! SHOWKEY=NO
1 SHOWKEY=YES
INPUT=ddname
入力データ・セットまたは HFS ファイルの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは、DDIN です。
DSNAME=logfile
監査証跡ログ・データ・セットの名前を指定します。
LABEL=Description
監査証跡報告書を識別できます (オプショナル)。ブランクが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。
FORMAT
監査証跡報告書の形式設定を決定します。
YES
デフォルトです。報告書は、監査編集セッションで使用されたテンプレートに従って形式設定されます。
NO
報告書は形式設定されません。
DELETELOG
印刷後に監査証跡データ・セットを削除するかどうかを決定します。DD ステートメントを使用して割り振られたログ・データ・セットに対して、DELETELOG は使用できません。
NO
デフォルトです。監査証跡データ・セットは削除されません。
YES
報告書が印刷された後に、監査証跡データ・セットが削除されます。
タイプ
監査編集セッションに使用されるサブシステムを指定します。IMS、DB2、またはCICS をBASE使用できます。BASEがデフォルトです。
CHANGED
NO
デフォルトです。すべてのフィールドが報告されます。
YES
変更されたフィールドのみが報告されます。
NULLIND=displaychar
Db2® データの監査証跡報告書に使用されるヌル標識文字を指定します。
HEX=YES
FORMAT=YES のときに、定様式フィールド表示の下に UPDOWN 16 進数表示が生成されます。それ以外の場合は無効です。
HEXND=YES
非表示文字を含むフィールドに対してのみ、FORMAT=YES のときに、定様式フィールド表示の下に UPDOWN 16 進数表示が生成されます。それ以外の場合は (FORMAT=NO) 無効です。
HICHG=YES
変更されたフィールドを強調表示します。フィールドが変更されたことを示すアスタリスクが、「変更前」データの左側に付けられます。
SHOWKEY=YES
CHANGED=YES が選択されていても、キー・フィールドを表示します。キー・フィールド名の左側に「K」が表示されます。KSDS データ・セットの場合、キー・フィールドは、キー域と交差する、またはキー域に含まれる基本フィールドです。注: Db2® 監査報告書には使用しないでください。
//AUDIT job (acct),'name'
//* Print formatted audit trail report
//*
//FMNBATCH EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB  DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//SYSIN    DD *
$$FILEM AUD ,
$$FILEM DSNAME=USER.FMNLOG.D020816.T070549,
$$FILEM LABEL='my description - BASE',
$$FILEM FORMAT=YES,
$$FILEM DELETELOG=NO
/*
//
//AUDIT job (acct),'name'
//* Print formatted audit trail report
//*
//FMNBATCH EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB  DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//SYSIN    DD *
$$FILEM AUD ,
$$FILEM TYPE=IMS,
$$FILEM DSNAME=USER.IMSAUDIT.D021012.T085732,
$$FILEM LABEL='my description - IMS',
$$FILEM FORMAT=YES,
$$FILEM DELETELOG=NO
/*
//
//AUDIT job (acct),'name'
//* Print formatted audit trail report
//*
//FMNBATCH EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB  DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//SYSIN    DD *
$$FILEM AUD ,
$$FILEM TYPE=DB2,
$$FILEM DSNAME=USER.FMN2AUD.DBT6.D021012.T141043,
$$FILEM LABEL='my description - DB2',
$$FILEM NULLIND=_,
$$FILEM DELETELOG=NO
/*
//