DP (ディスク印刷)
- 目的
- 物理ディスク・レコードを印刷します。
- 使用上の注意
- この機能を使用して、物理ディスク・エクステントからすべてのレコードを、文字形式または 2 つのダンプ形式のうちの 1 つで印刷します。開始位置および終了位置は、トラック範囲として指定する必要があります。
- オプション
- 以下のように、種々の SET 処理オプションを使用して、 印刷出力を制御することができます。
- SET PRINTOUT は、印刷出力の宛先を定義します。PRINTOUT=SYSOUT に設定した場合、PB (印刷ブラウズ) 機能を使用して、累積出力をブラウズすることができます。
- SET RECLIMIT は、印刷される各レコードのバイト数を制御します。
- SET DATAHDR は、レコード番号などの見出し情報を印刷するかどうかを決定します。
- 印刷出力の形式は、SET PAGESIZE、SET PRINTLEN および SET PRTTRANS の設定値によっても異なります。
- SET DUMP を使用して、ダンプ形式を指定します。
論理レコード長を指定して、物理レコードを非ブロック化します。論理レコード長が物理レコード・サイズの倍数でない場合は、残りは短レコードとして印刷されます。
LISTONLY キーワードを使用して、印刷したい情報量を指定します。各トラックのホーム・アドレスならびにすべてのカウント・フィールド、「Key (キー)」フィールド、およびデータ・フィールド、またはカウント・フィールドおよび「Key (キー)」フィールドのみを要求することができます。デフォルトでは、すべての「Key (キー)」フィールドおよびデータ・フィールドを印刷します。
CKD ディスクの場合、ダンプ・タイプを使用して、印刷したい情報量を指定します。各トラックのホーム・アドレスならびにすべてのカウント・フィールド、「Key (キー)」フィールド、およびデータ・フィールド、またはカウント・フィールドおよび「Key (キー)」フィールドのみを要求することができます。デフォルトでは、すべての「Key (キー)」フィールドおよびデータ・フィールドを印刷します。
- 関連機能
- DRS
- ディスクのデータを検索します。
- DSP
- データ・セットのレコードを印刷します。
- begin
- 以下のいずれかの形式による開始位置。
- cylhd
- 終わりの 2 桁はヘッドを表し、その他の桁はシリンダーを表しています (CKD)。
- Rnnnnnn
- トラック番号を表しています (CKD)。
- *
- データ・セットの最初のトラック (デフォルト)。
SET CYLHD 処理オプションの値に応じて、絶対ディスク位置またはデータ・セット内の相対ディスク位置を指定します。
- ddname
- DD または TSO ALLOC ステートメントを参照します。
- dsname
- ディスク・データ・セット名。
- end
- 次のいずれかの形式での終了位置。
- cylhd
- 終わりの 2 桁はヘッドを表し、その他の桁はシリンダーを表しています (CKD)。
- Rnnnnnn
- トラック番号を表しています (CKD)。
- Nnnnnnnn
- 処理すべきトラック数 (CKD)。
- *
- データ・セットの最後のトラック (デフォルト)。
SET CYLHD 処理オプションの値に応じて、絶対ディスク位置またはデータ・セット内の相対ディスク位置を指定します。
- format
- 出力形式。
- CHAR
- 文字形式 (デフォルト)。
- HEX
- 16 進形式。
- listonly
- CKD ディスクの場合、印刷させる情報。
- KD
- 各レコードのキーおよびデータ・フィールド (デフォルト)。
- CNT
- 各レコードのホーム・アドレスおよびカウント・フィールド。
- CKD
- ホーム・アドレス、レコード 0 フィールド、その後にカウント、キー、およびデータ・フィールドが続きます。
- KEY
- 「Key (キー)」フィールドのみ。
- recsize
- それぞれの物理レコードを論理レコードに非ブロック化するときに使用する論理レコード・サイズ。最大は 65 535 です。物理ブロック・サイズは必ずしも recsize の倍数である必要はありません。CKD ディスクの場合、データ・フィールドのみが非ブロック化されます。
- volser
- 非カタログ・データ・セットのボリューム通し番号。
//DP JOB (acct),'name' Disk Print
//*
//FMBAT PROC
//FMBAT EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
// PEND
//*
//FILEMGR EXEC FMBAT
//DISK DD DSN=FMO.H0GB210.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSIN DD *
$$FILEM SET CYLHD=RELATIVE
$$FILEM DP INPUT=DISK,BEGIN=R0,END=N10
$$FILEM EOJ
/*