外部 REXX 関数
この節では、File Manager 機能を拡張するための REXX プロシージャーを記述するときに使用できる REXX 外部関数について説明します。また、File Manager は、「z/OS TSO/E REXX Reference」に記載されている REXX 内部関数へのアクセスも提供します。
- CHANGE
- 指定された文字ストリングを変更します。
- CHG_OUT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコード内の文字ストリングを変更します。
- CHG_VAR
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)変数の中の旧ストリングの 1 つ以上のオカレンスを新規ストリングに変更します。
- CONTAINS
- 指定された文字ストリングの文字値をチェックします。
- FLD
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)現在の入力レコードのフィールドを参照します。
- FLD_CO
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)ストリングの 1 つ以上のオカレンスを入力レコードのフィールドで検索するか、または 1 つ以上の数値を入力レコードのフィールドでテストします。
- FLD_OUT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコードを入力レコードからのフィールドでオーバーレイします。
- FLD_TM
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)入力レコードにあるフィールドの選択されたビットをテストします。
- FLD_TYPE
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)入力レコードで、フィールドのデータ・タイプをテストします。
- FLDI
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)入力レコード・フィールドに対する条件付きテストを実行します。
- FLDO
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコード・フィールドに対する条件付きテストを実行します。
- I_LENGTH
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)入力レコードの長さを戻します。
- MOD_DATE
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)年、月、または日の値を使用して、日付フィールドを設定したり、増やしたり、減らしたりします。
- NCONTAIN
- 指定された文字ストリングの数値をチェックします。
- O_LENGTH
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)出力レコードの現在の長さを戻します。
- OFLD_CO
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)存在するストリングを出力レコードのフィールドで検索するか、1 つ以上の数値を出力レコードのフィールドでテストし、現行の出力の相対位置 (OUTPOS) を適宜にリセットします。
- OVLY_OUT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコードをリテラル (定数) または変数値でオーバーレイします。
- OVLY_VAR
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)指定された文字変数をストリングでオーバーレイします。
- レコードを印刷します。
- PRTCOUNT
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)印刷済みレコードのカウントを戻します。
- RECSIN
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)読み取られたレコードのカウントを戻します。
- RECSOUT
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)所定のデータ・セットに書き込まれたレコードのカウントを戻します。
- RSTR_OUT
- (FASTREXX 条件式で使用できます。)最後に保管された出力バッファーのコピーを復元します。
- SAVE_OUT
- (FASTREXX 条件式で使用できます。)現行の出力バッファーのコピーを保管します。
- SET_OLEN
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコードの長さを設定します。
- SETC
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)文字変数を定義または変更します。
- SETN
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)数値変数を定義または変更します。
- TESTC
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)文字変数に対する条件付きテストを実行します。
- TESTN
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)数値変数に対する条件付きテストを実行します。
- TALLY
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)フィールドを合計し、その合計をレポートします。
- TFLD
- (FASTREXX 条件式または内部で処理される基準式で使用できます。)ストリングの 1 つ以上のオカレンスを入力レコードのフィールドで検索するか、または 1 つ以上の数値を入力レコードのフィールドでテストします。次元フィールドの場合は、配列の任意のエレメントまたは全エレメントを検索できます。
- TM
- ビット値のストリングをテストします。
- VAR_OUT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)出力レコードを変数からのフィールドでオーバーレイします。
- VAR_TM
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)変数にあるフィールドの選択されたビットをテストします。
- WRITE
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)レコードを書き込みます。
以下の REXX 外部関数は、DSEB (データ・セット編集バッチ) でのみ使用できます。
- BOT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)最後のレコードに移動する
- DOWN
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)下方へ (前方へ) 指定されたレコード数だけ移動する
- FINDNEXT
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)現行レコードから前方へ向かってストリングを検索する
- FINDPREV
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)現行レコードから後方へ向かってストリングを検索する
- RECCUR
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)現行レコード番号を戻す
- TOP
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)最初のレコードに移動する
- UP
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)上方へ (後方へ) 指定されたレコード数だけ移動する
- UPDATE
- (FASTREXX プロシージャーで使用できます。)現行の入力レコードを OUTREC の中の値に置き換える
次の関数は、セグメント化テンプレートのテンプレート基準で使用される場合にのみ有効です。
- SEGCNT
- (REXX 処理は必要ありません。)特定のレコードのセグメントを識別する際に、現在のセグメント番号を戻します。
- SEGNO
- (REXX 処理は必要ありません。)現在のレコード上で指定されたセグメントが過去に出現した回数を戻します。
注: これらの File Manager 特有の REXX 外部関数と INREC および OUTREC 変数を使用できるのは、File Manager 機能の PROC パラメーター (またはパネルを使用して「Use REXX proc (REXX プロシージャーを使用)」フィールドで) 指定した REXX プロシージャー内だけです。これらの関数および変数は、この File Manager 環境の外の REXX プロシージャーの中では使用できません。