record ストリングを、指定された format で印刷します。印刷出力宛先は、プロシージャーの呼び出し方法によって異なります。
- オンライン・パネルから:
- 印刷出力宛先は、「Set Print Processing Options」パネルの「PRINTOUT」フィールドの値によって決定されます。
- バッチ・ジョブから:
- デフォルトでは、レポート出力はSYSPRINTに書き込まれます。出力の一部は、以下のddnamesに代わりに指示することができます。
- FMNROPT
- File Manager アクティブなオプション
- FMNRPRM
- $$FILEM コマンド・パラメーターおよび戻りコード
- FMNRPRC
- SYSIN から読み取られた REXX プロシージャー・ステートメント
- FMNREPT
- コマンド・レポートおよび戻りコード
- FMNRSUM
- TALLY サマリーレポート
JCL に FMNPRINT が存在する場合には、SYSPRINT の代わりに使用されます。
- REXX プログラムから:
- 印刷出力宛先は、SET 関数の PRINTOUT パラメーターにより決定されます。
- Returns
- 0
- 機能は正常に実行されました。
- 4
- 機能は正常に実行されず、次のいずれかが原因でレコードはプリントされません。
- format が SNGL または TABL に指定されていて、File Manager がレコード・タイプを判別できません。
- テンプレートが指定済みで、レコードから選択基準が渡されませんでした。
- 12
- 機能は正常に実行されず、次のいずれかが原因でレコードはプリントされません。
- パラメーターが指定されませんでした。
- SNGL または TABL の format が指定されていたときに、テンプレートもコピーブックも提示されませんでした。
- record
- ストリングを表す任意のストリングまたは変数を使用できます。ただし、この関数では INREC または OUTREC が最も一般的に使用されます。
- format
- CHAR、HEX、SNGL または TABL が使用できます。TABL または SNGL 形式を指定すると、次のようになります。
- 拡張している機能またはパネルで、印刷対象のレコード・タイプを記述する、コピーブックまたはテンプレートを指定する必要があります。
- File Manager は、印刷するレコードのタイプを、その長さをテンプレートの中のレコード・タイプと比較することによって、また、テンプレートの中の任意のレコード ID 基準を使用することによって、判別します。
- DSC または「Copy Utility (コピー・ユーティリティー)」(オプション 3.3) で PRINT を使用しており、入力および出力の両方のコピーブックまたはテンプレートを指定した場合、印刷レコードを形式設定するために使用されるコピーブックまたはテンプレートは、次のように決められます。印刷されるレコードの値が入力レコード (INREC 変数) に一致する場合には、入力のコピーブックまたはテンプレートが使用されます。それ以外では、出力のコピーブックまたはテンプレートが使用されます。
レコード値が、File Manager がデータ・セットの印刷に使用するテンプレートと一致することを確認してください。
- テンプレートで選択されたフィールドのみが印刷されます。
- レコードがテンプレート処理によって再形式設定されている場合には、変数 INREC は入力レコード値を、OUTREC は再形式設定済み出力レコードを含みます。
注: 以下の場合、REXX プロシージャーで PRINT を使用しないでください。
- DSP 機能
- FCH 機能
- 印刷ユーティリティー (オプション 3.2)
例 1
最初の 100 個のレコードを印刷します。
If PRTCOUNT() < 100 Then PRINT(inrec,'CHAR')
例 2
現行入力レコードを TABL 形式で印刷します。
rc = PRINT(inrec,'TABL')