PRINT

1. Syntax

1 PRINT(record,format)

record ストリングを、指定された format で印刷します。印刷出力宛先は、プロシージャーの呼び出し方法によって異なります。

オンライン・パネルから:
印刷出力宛先は、「Set Print Processing Options」パネルの「PRINTOUT」フィールドの値によって決定されます。
バッチ・ジョブから:
デフォルトでは、レポート出力はSYSPRINTに書き込まれます。出力の一部は、以下のddnamesに代わりに指示することができます。
FMNROPT
File Manager アクティブなオプション
FMNRPRM
$$FILEM コマンド・パラメーターおよび戻りコード
FMNRPRC
SYSIN から読み取られた REXX プロシージャー・ステートメント
FMNREPT
コマンド・レポートおよび戻りコード
FMNRSUM
TALLY サマリーレポート

JCL に FMNPRINT が存在する場合には、SYSPRINT の代わりに使用されます。

REXX プログラムから:
印刷出力宛先は、SET 関数の PRINTOUT パラメーターにより決定されます。
Returns
0
機能は正常に実行されました。
4
機能は正常に実行されず、次のいずれかが原因でレコードはプリントされません。
  • format が SNGL または TABL に指定されていて、File Manager がレコード・タイプを判別できません。
  • テンプレートが指定済みで、レコードから選択基準が渡されませんでした。
12
機能は正常に実行されず、次のいずれかが原因でレコードはプリントされません。
  • パラメーターが指定されませんでした。
  • SNGL または TABL の format が指定されていたときに、テンプレートもコピーブックも提示されませんでした。
record
ストリングを表す任意のストリングまたは変数を使用できます。ただし、この関数では INREC または OUTREC が最も一般的に使用されます。
format
CHAR、HEX、SNGL または TABL が使用できます。TABL または SNGL 形式を指定すると、次のようになります。
  • 拡張している機能またはパネルで、印刷対象のレコード・タイプを記述する、コピーブックまたはテンプレートを指定する必要があります。
  • File Manager は、印刷するレコードのタイプを、その長さをテンプレートの中のレコード・タイプと比較することによって、また、テンプレートの中の任意のレコード ID 基準を使用することによって、判別します。
  • DSC または「Copy Utility (コピー・ユーティリティー)」(オプション 3.3) で PRINT を使用しており、入力および出力の両方のコピーブックまたはテンプレートを指定した場合、印刷レコードを形式設定するために使用されるコピーブックまたはテンプレートは、次のように決められます。印刷されるレコードの値が入力レコード (INREC 変数) に一致する場合には、入力のコピーブックまたはテンプレートが使用されます。それ以外では、出力のコピーブックまたはテンプレートが使用されます。

    レコード値が、File Manager がデータ・セットの印刷に使用するテンプレートと一致することを確認してください。

  • テンプレートで選択されたフィールドのみが印刷されます。
  • レコードがテンプレート処理によって再形式設定されている場合には、変数 INREC は入力レコード値を、OUTREC は再形式設定済み出力レコードを含みます。
注: 以下の場合、REXX プロシージャーで PRINT を使用しないでください。
  • DSP 機能
  • FCH 機能
  • 印刷ユーティリティー (オプション 3.2)
その理由は、PRINT からの出力が、通常の出力と混在することになり、紛らわしいからです。「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネル (オプション 3.6) から実行する REXX プロシージャーで PRINT を使用しても、この問題は起きません。その理由は、パネルによって作成された報告書は、印刷出力とは別に、データ・セットへ送られるからです。

例 1

最初の 100 個のレコードを印刷します。
If PRTCOUNT() < 100 Then PRINT(inrec,'CHAR')

例 2

現行入力レコードを TABL 形式で印刷します。
rc = PRINT(inrec,'TABL')