RECSOUT
注:
- 1 DSC または DSP 機能で使用する場合、ddname はオプションです。
FASTREXX 条件式で使用できます。
これまでに、指定された出力データ・セットに書き込まれたレコードのカウントを戻します。
指定できる引数は、次の通りです。
- ddname
- 指定された ddname によって識別されたデータ・セットに、 これまでに書き込まれたレコードのカウントが戻されることを指定します。DSC または DSP 機能で使用するときに ddname を省略すると、デフォルトは基本出力データ・セットの ddname になります。基本出力データ・セットは、使用している File Manager 機能またはパネルに依存します。
機能またはパネル・オプション 基本出力データ・セット 印刷ユーティリティー (オプション 3.2) 「Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)」パネルの「PRINTOUT」フィールドの値によって決定されます。詳しくは、File Manager から印刷を参照してください。 「DSC function Copy Utility (DSC 機能またはコピー・ユーティリティー)」(オプション 3.3) コピー機能の対象となるデータ・セット。 DSP 機能 バッチ・ジョブで使用されるとき、基本出力データ・セットは、SYSPRINT です。REXX プロシージャーで使用されるときは、基本出力データ・セットは、SET 関数の PRINTOUT パラメーターによって決定されます。詳しくは、SET (処理オプションの設定)を参照してください。
基本出力データ・セットの DD 名を指定することは、引数を省略することと同じことです。
基本出力データ・セットの ddname でない ddname を指定して、それがまだ WRITE 関数の引数として指定されていない場合には、戻される値はゼロです。
出力データ・セットへ書き込まれるレコードのカウントは、指定されたデータ・セットに対して WRITE 関数が発行されるたびに増分されます。また、基本出力データ・セットの場合は、File Manager 機能によってレコードがデータ・セットに書き込まれるときにも、その総数は増分されます。レコードが RETURN DROP (または STOP IMMEDIATE) 命令を使用して廃棄されない限り、処理のために選択された各レコードは、基本出力データ・セットに書き込まれます。レコードの廃棄方法については、RETURN 戻り値を参照してください。
注: RECSOUT 関数は、基本出力データ・セットのそれぞれのメンバーを別々なものとして扱います。つまりカウントは各出力メンバーごとにゼロから開始します。ただし、カウントは入力データ・セットのメンバーにまたがって維持されるため、PDS から順次データ・セットへコピーする場合、RECSOUT 関数は、関係する入力メンバーの数に関係なく、書き込まれるレコードの合計数になります。
DSC 関数またはデータ・コピー・ユーティリティーを使用していて、REXX メンバー選択を指定すると、RECSOUT 関数は基本出力データ・セットで使用不可となります。RECSCOUT が、基本出力データ・セット以外の ddname を ターゲットとする場合も、通常どおり 機能します。ただし、メンバーを DROP または PROCESS する決定を行った後では、REXX プロシージャーにはそれ以降レコードが渡されず、したがって後続のレコードはカウントされないことに留意してください。
例 1
100 を超えるレコードが EXT100 ファイルに書き込まれた時点で、File Manager による処理を終了します。
rc = WRITE(EXT100)
If RECSOUT(EXT100) > 100 Then Return 'STOP'