BSF (ファイル単位の巻き戻し)

目的
テープを、テープ・ファイル 1 つ分または複数分だけ逆方向に戻します。
使用上の注意
テープ・ファイルは、テープ・マークによって区切られたデータのブロックから構成されます。この機能の場合、テープ・ラベル・セットもファイルとみなされます。テープは、指定された個数のテープ・マークが読み取られた後、またはロード開始点に到達した後に、停止します。テープは、テープ・マークの直前、またはロード開始点に位置付けされます。

テープの DD 名を指定します。

オプション
なし。
関連機能
BSR
テープを、レコード 1 つ分または複数分だけ逆方向に戻します。
FSF
テープを、ファイル 1 つ分または複数分だけ前に進めます。
FSR
テープを、レコード 1 つ分または複数分だけ前に進めます。
REW
ロード開始点までテープを巻き戻します。
RUN
テープを巻き戻し、アンロードします。
1. Syntax

1 BSF? LABEL=BLP
1 INPUT=ddname
1 OUTPUT=ddname
1! NFILES=1
1 NFILES=nfiles
ddname
DD または TSO ALLOC ステートメントを参照します。
LABEL=BLP
ラベル迂回処理の使用を指定します。このパラメーターは、テープを使用する最初の File Manager 機能で指定する必要があります。BLP の処理要件については、「Customizing the Security Environment」の『File Manager Customization Guide』を参照してください。
nfiles
巻き戻すテープ・ファイルの数。最大は 99 999 であり、デフォルトは 1 です。