「Template Update Utility (テンプレートの更新ユーティリティー)」パネル
「Template Update Utility (テンプレートの更新ユーティリティー)」パネルでは、既存のテンプレートを 入力データ・セットまたはオプションの出力データ・セットに更新することができます。
- コピーブック・フィルターを使用して、指定されたコピーブックまたはコピーブック・パターンを参照するテンプレートのみを選択します。
- テンプレートの作成に使用されるコピーブック・ライブラリー・データ・セットを変更します。
- テンプレートの作成に使用される DBD データ・セットを変更します。
- バッチまたはフォアグラウンドでユーティリティーを実行します。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── FM/IMS Template Update Utility Template: Data set name . 'FMN.IMS.IVP.TEMPLATE' Member . . . . Copybook filter Output Template: Data set name . Member mask . . Processing Options: Enter "/" to select option - Batch execution - Replace member - Advanced member selection - Specify copylib list - Skip member list - Specify DBDLIB list - Skip database segment list update - Specify IMS catalog - New database segments - Check mode - no update - Preserve copybook library - Forced update Command ===> Scroll PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F7=Backward F8=Forward F9=Swap F10=Actions F12=Cancel
- テンプレート
- データ・セット名
- (必須) データ・セット (必ず、区分) を特定するための完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名。
総称データ・セット名では、単一文字を表すパーセント (%) 記号と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を修飾子内で使用します。2 つのアスタリスク (**) は任意の数の修飾子内の任意の数の文字を表します。
TSO 接頭部 (ユーザー ID に定義されている) が、引用符で囲まれていない名前の高位修飾子として使用されます。
パフォーマンスを改善するために、データ・セット名はできるだけ修飾してください。
メンバー名とデータ・セット名は、Data set name(Member) の形式で組み合わせることが可能です。
- メンバー
- 区分データ・セットのメンバーの名前。メンバー名を空白のままにするか、メンバー名のパターンを指定すると、FM/IMS にはメンバー名のリストが表示されます。次に、該当するメンバーの「Select (選択)」フィールドに「S」と入力し、必要なメンバーを選択します。
メンバー名のパターンは、メンバー名で有効な任意の文字と 2 つの特殊文字パターン、アスタリスク (*) とパーセント記号 (%) で構成されます。
- *
- 任意の数の文字を表します。必要な数のアスタリスクがメンバー名のどこに表示されても構いません。例えば、
*d*
と入力すると、名前に「d」が含まれるデータ・セットのすべてのメンバーのリストが表示されます。 - %
- % は、単一の文字を意味するプレースホルダー文字です。パーセント記号は、メンバー名の任意の場所に必要な数だけ指定できます。例えば、次のように入力するとします。
%%%%
では、名前の長さが 4 文字である、データ・セット内のすべてのメンバーのリストが表示されます。
- Copybook filter (コピーブック・フィルター)
- フィルターとして使用する最大 4 つのメンバー名またはパターン。これにより、それらのコピーブック、またはメンバー・パターンに一致するコピーブックを参照するテンプレートのみが処理用に選択されるようになります。
- Output Template (出力テンプレート)
- データ・セット名
- (オプション) 出力データ・セット (必ず、区分) を特定するための完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名。このフィールドが指定されないと、更新は入力データ・セットで行われます。
上記のテンプレート・データ・セット名の説明にあるように、パーセント記号 (%) およびアスタリスク (*) を使用して総称データ・セット名を指定できます。
TSO 接頭部 (ユーザー ID に定義されている) が、引用符で囲まれていない名前の高位修飾子として使用されます。パフォーマンスを改善するために、データ・セット名はできるだけ修飾してください。
メンバー名とデータ・セット名は、Data set name(Member) の形式で組み合わせることが可能です。
- Member mask (メンバー・マスク)
- 入力区分データ・セットのメンバー名に基づいて、出力区分データ・セットのメンバーを名前変更するパターンを指定します。メンバー名のパターンは、メンバー名で有効な任意の文字と 2 つの特殊文字パターン、アスタリスク (*) とパーセント記号 (%) で構成されます。
- *
- 変更がない複数の文字を表すプレースホルダー文字。マスクに指定するアスタリスクは、1 つのみにしてください。2 つ目以降のアスタリスク文字は、パーセント記号として扱われます。例えば、次のように入力するとします。
名前変更後のメンバーはすべて ABC で始まり、その後に、古いメンバー名の残りが続きます。ABC*
- %
- 変更がない単一文字を表すプレースホルダー文字。パーセント記号は、メンバー名の任意の場所に必要な数だけ指定できます。例えば、次のように入力するとします。
名前変更後のメンバーの最初の 3 文字は変わらず、4 文字目が文字「A」に置き換えられ、古いメンバー名の残りは変更されません。%%%A*
- 処理オプション:
- Batch execution (バッチ実行)
- バッチでこの機能を実行するための JCL を示します。JCL は、編集して実行依頼できます。「Set Batch Job Card Information (バッチ・ジョブ・カード情報の設定)」パネルを使用して、FM/IMS が JCL の生成に使用するデフォルトの JOB カードを書き換えることが可能です。
- Advanced member selection (拡張メンバー選択)
- メンバー名、作成日、最終変更日、およびそのメンバーを最終更新したユーザー ID に基づいて、どのメンバーを処理するかを指定できます。これらの各基準に対して、マスクまたは値範囲を入力できます。
- Skip member list (メンバー・リストのスキップ)
- メンバー選択リストを表示せずに実行します。このオプションを使用すると、メンバー・リスト・パネルを表示せずに、該当の全メンバーを処理します。指定されたパラメーターからエラー (重複した出力名など) が発生した場合は、そのエラーが強調表示されてメンバー・リスト・パネルが表示されます。
- Skip database segment list update (データベース・セグメントのリスト更新のスキップ)
- テンプレートでのデータベース・セグメントのリスト更新をスキップします。このオプションは、テンプレート作成元の DBD で指定されたセグメント名のリストに変更がない場合に選択します。このオプションを選択すると、テンプレート作成元の DBD のロードや処理が行われず、パフォーマンスが向上します。
- New database segments (新規データベース・セグメント)
- このオプションは、処理される 1 つ以上のテンプレートの作成元の DBD が、新規セグメントを含む場合に選択します。このオプションが選択されていて、「Skip database segment list update (データベース・セグメントのリスト更新のスキップ)」オプションが選択されていない場合、「New Database Segments (新規データベース・セグメント)」パネルが表示され、そこで、それぞれの新規セグメントのレイアウト・メンバーを指定できます。
- コピーブック・ライブラリーを保持
- コピーブックが、前に検出されたライブラリーにまだ存在し、更新が使用しているリストにそのライブラリーがある場合に、 そのコピーブックを使用します。
このオプションを選択しないか、コピーブックが、前に検出されたライブラリーに存在しなくなったか、更新が使用しているリストにそのライブラリーがない場合、ユーティリティーは、リストされた順序でライブラリーを検索し、検出した最初のバージョンのコピーブックを使用します。
- Replace member (メンバーの置換)
- 出力区分データ・セットの同名メンバーを置換します。
- Specify copylib list (copylib リストの指定)
- このオプションは、ユーティリティーがテンプレートを作成するために使用するコピーブック・ライブラリーを指定する場合に選択します。
このオプションを選択すると、必要なコピーブック・ライブラリーを指定できる「Copybook Library List (コピーブック・ライブラリー・リスト)」パネルが表示されます。コピーブック・ライブラリー・リストは、更新されたテンプレートに保管されます。
このオプションを選択しない場合、ユーティリティーは、テンプレートに保管されているコピーブック・ライブラリー・リストを使用します。
- Specify DBDLIB list (DBDLIB リストの指定)
- このオプションは、ユーティリティーが DBD を取得する DBD ライブラリーを指定する場合に選択します。
このオプションが選択され、「Skip database segment list update (データベース・セグメントのリスト更新のスキップ)」オプションが選択されていない場合は、「DBD Library List (DBD ライブラリー・リスト)」パネルが表示されます。このパネルを使用して、必要な DBD ライブラリーを指定します。DBD ライブラリー・リストは、更新されたテンプレートに保管されます。
「Specify IMS catalog (IMS カタログを指定)」オプションも選択されている場合、テンプレートのデータベース・セグメント・リストが最後に更新されたときに使用された DBD が DBD ライブラリーから取得されたときにのみ、ユーティリティーは指定された DBD ライブラリーから DBD を取得します。IMS™ カタログから取得された場合、ユーティリティーは指定された IMS™ カタログから DBD を取得します。
これらのオプションのいずれも選択されず、テンプレートのデータベース・セグメント・リストが最後に更新されたときに使用された DBD が DBD ライブラリーから取得された場合、ユーティリティーは、テンプレート内の DBD ライブラリー・リストから DBD を取得します。
- Specify IMS catalog (IMS カタログの指定)
- ユーティリティーが DBD を取得する IMS™ カタログを指定する場合は、このオプションを選択します。
このオプションが選択され、「Skip database segment list update (データベース・セグメントのリスト更新のスキップ)」オプションが選択されていない場合は、「IMS Catalog Specification (IMS カタログ指定)」パネルが表示されます。このパネルを使用して、必要な IMS™ カタログを選択します。選択した IMS™ カタログの SSID は、更新されたテンプレートに保管されます。
「Specify DBDLIB list (DBDLIB リストを指定)」オプションも選択されている場合、テンプレートのデータベース・セグメント・リストが最後に更新されたときに使用された DBD が IMS™ カタログから取得されたときにのみ、ユーティリティーは指定された IMS カタログから DBD を取得します。DBD ライブラリーから取得された場合、ユーティリティーは、指定された DBD ライブラリーから DBD を取得します。
これらのオプションのいずれも選択されず、テンプレートのデータベース・セグメント・リストが最後に更新されたときに使用された DBD が IMS™ カタログから取得された場合、ユーティリティーは、SSID がテンプレート内に保管されている IMS™ カタログから DBD を取得します。
注: 「IMS Catalog Specification (IMS カタログ指定)」パネルでは、IMS 管理 ACB を使用するサブシステムのみを指定できます。 - Check mode - no update (検査モード - 更新なし)
- 結果として生成されるメンバーを保管せずに、この機能を実行します。通常、エラーの検査に使用されます。
- Forced update (強制更新)
- 変更が検出されていない場合でも、更新を実行します。
注: 「Skip database segment list update (データベース・セグメントのリスト更新のスキップ)」、「Specify IMS catalog (IMS カタログの指定)」、および「Specify DBDLIB list (DBDLIB リストの指定)」のオプションがすべて選択されていない場合、ユーティリティーは、テンプレートに保管されている DBD ライブラリー・リストまたはテンプレートに保管されている IMS カタログのいずれかの DBD を使用します。