「Database Positioning (データベース位置決め)」パネル

「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルを使用して、編集またはブラウズを開始するデータベース内の位置、およびデータを表示する形式を指定します。

データベースの編集後またはブラウズ後に、「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルに戻ると、このパネルは「Pos」フィールドおよび「Key value (キー値)」フィールドを使用して、IMS データ・パネルを終了したときのデータベース内の位置を示します。

動的 PSB を使用している場合には、このパネルに DBD 内のすべてのセグメント・タイプがリストされます。

静的 PSB を使用している場合には、このパネルには、PCB が依存する、DBD 内のセグメント・タイプが リストされます。

パネルとフィールドの定義

1. 「Database Positioning (データベース位置決め)」パネル
 Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
FM/IMS                   Edit : Database Positioning

Subsystem IF52  Database DJ1E      Key sequence                   Format TABL
View C   Temporary                          Key
Cmd SXE Level     Segment   Description     len  Key value
    SX  1         SHIRE                      20
     X   2        SHIRENP                     0
     XE  2        LINKSUB                    18  ..................
   **** End of data ****





Command ===>                                                       Scroll CSR
 F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F5=Key >=    F7=Backward
 F8=Forward   F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
サブシステム
「Edit Entry (編集項目の入力)」パネルに指定されたサブシステム ID。
データベース
「Edit Entry (編集項目の入力)」パネルまたは「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルで 入力された DBD の名前が表示されます。また、この行には、データベース・タイプHSAM、SHSAM、HISAM、SHISAM、HIDAM、GSAM、INDEX、MSDB のキー・シーケンスも含まれます。
表示
使用しているビュー・データ・セットおよびメンバーが表示されます。このセッションでビューを使用していない場合には、「None (なし)」と表示されます。ビューがテンプレートから生成される (新規のビュー) 場合、表示される名前は「Temporary」になります。このビューが変更された場合は (行コマンドまたは基本コマンドで)、ビューが保管されるまで C 標識が表示されます。
Cmd (コマンド)
行コマンド・フィールド。このパネルで使用可能な行コマンドは、以下のとおりです。
E (編集)
ビューの編集対象であるセグメント・タイプの「Cmd」フィールドに「e」と入力します。これは、ビューが使用されているときにのみ使用できます。
K (キー値)
表示するセグメント・タイプの「Cmd」フィールドに「k」を入力すると、 「Key Specification (キー指定)」パネルが表示されます。このパネルで、 選択したセグメント・タイプの階層パス内のすべてのセグメント・タイプの キー・フィールドを指定することができます。
S (位置)
データ表示パネルでセグメントの検索の開始位置とするセグメント・タイプの「Cmd」フィールドに「s」を入力して、希望するセグメント・オカレンスの 階層パスにあるすべてのセグメント・タイプのキー値フィールドにキー値を指定します。Enter キーを押すと、入力された特定のキー値が「等しい」ものの検索のために使用されます。GE コマンド (File Manager では機能キー F5 に割り当てられている) と合わせて使用すると、 キー値フィールドに部分キーを入力することができます。例えば、「Cmd」フィールドに「S」を入力し、ルート・セグメントのキー値フィールドに「M」を 入力してから、F5 を押すと、「M」で始まるルート・セグメントからセグメントの表示が開始されます。 キー順になっていないデータベース・タイプの場合には、 ルート・セグメント・レベルで特定のキーを入力しなければなりません (GE コマンドを使用時でも) が、 より低いレベルの部分キーを入力することができます。
X (選択)
選択または選択解除を行うビューを変更するセグメント・タイプの 「Cmd」フィールドに「x」を入力します。また、これはビューが使用されているときにのみ使用できます。

このフィールドを使用して、編集を開始する位置を指定します。

SXE
以下の 3 桁の情報を示します。
S
セグメント・タイプが現在位置の階層パス内にあると表示され、それ以外はブランクになります。
X
表示するセグメントとして現在のビューによって選択されているセグメントに対して表示されます。ビューが使用されていない場合、すべてのセグメントが選択されていると想定されます。
E
現在のビューの中に選択式があるセグメントに対して表示されます。
レベル
データベース内のセグメント・タイプの階層レベル。
セグメント
セグメント・タイプの名前。
説明
ビューを使用している場合には、これはセグメント記述 (テンプレートの 作成時に指定した) になります。それ以外の場合、このフィールドはブランクです。
Key len (キー長)
セグメント・タイプのキーの長さ。
キー値
データベースの編集後にこのパネルに戻ったときに、編集を終了した位置の階層パス内にセグメント・タイプが ある場合には、このフィールドにはその位置のキー値が入ります。それ以外の場合は、このフィールドには 2 進ゼロが入ります。

このパネルを (データベースの編集前に) 最初に表示したときに、データベース編成がキー・シーケンスのルート・セグメントを保管していた場合は、このフィールドにはデータベース内の最初のルート・セグメントのキー値が入ります。

キー値は不定形式の文字として表示されます。すなわち、ビューを使用している場合であっても、2 進数および パック 10 進数値フィールドの値は定様式数値としては表示されません。

キー値の 16 進数の内容をエディター内で使用されているものと類似した形式で表示するために、HEX ON コマンドを 実行することができます。 この場合は、キー文字の下に 16 進値が表示されます。

キーが 30 文字より長い場合には、その値はパネル上で次の行に折り返します。

親パネル

子パネル

関連トピックおよび例