DataSets

1. Syntax

1 DAtasets (
1+ ,
2.1  IDIHIST (  data-set-name )
2.1  IDIVSxxx (  data-set-name )
2.1  IDIEXEC ( + , data-set-name )
2.1  IDIMAPS (  data-set-name )
2.1  IDIDOC (  data-set-name )
2.1  IDIDOxxx (  data-set-name )
2.1  IDIVIEWS ( + , data-set-name )
2.1  IDIADATA ( + , data-set-name )
2.1  IDIJAVA ( + , path-name )
2.1  IDILC ( + , data-set-name )
2.1  IDILCOB ( + , data-set-name )
2.1  IDILCOBO ( + , data-set-name )
2.1  IDISYSDB ( + , data-set-name )
2.1  IDILANGX ( + , data-set-name )
2.1  IDILPLI ( + , data-set-name )
2.1  IDILPLIE ( + , data-set-name )
2.1  IDIDSECT ( + , data-set-name )
2 )
DataSets オプションでは、Fault Analyzer により動的に割り振られる DDname とその関連データ・セット名をサブオプションとして指定します。
IDIHIST
障害項目が書き込まれるか、または書き込まれた、PDS または PDSE ヒストリー・ファイルの名前。デフォルト値は IDI.HIST です。
IDIEXEC
REXX ユーザー出口を含む 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セットの名前。
IDIMAPS
Fault Analyzer for z/OS® に提供されているデータ域マッピングが含まれる PDS または PDSE データ・セットの名前。デフォルト値は IDI.SIDIMAPS です。
IDIDOC
分散ブック索引とオーバーライド PDS または PDSE データ・セットの名前。デフォルト値は IDI.SIDIDOC1 です。
IDIDOxxx
多文化サポート・フィーチャー用の追加の分散ブック索引とオーバーライド PDS または PDSE データ・セットの名前。xxx は、ENU 以外の Language オプションの有効な言語 ID です (例えば、IDIDOJPN)。指定されたデータ・セットが使用されるのは、同等な Language オプションが有効な場合のみです。デフォルト値は指定されません。
IDIVSxxx
VSAM KSDS メッセージおよび異常終了コード説明リポジトリーの名前。ここで、xxx は Language オプションに有効な言語 ID です (例えば、IDIVSENU)。ENU 以外の xxx 値の場合、指定されたデータ・セットが使用されるのは、同等な Language オプションが有効な場合のみです。デフォルト値は IDI.IDIVSENU です。
IDIVIEWS
単一の ISPF 表示に示される障害ヒストリー・ファイルを定義するメンバーが含まれる 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セットの名前。
IDIADATA
アセンブラー SYSADATA ファイルを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDIJAVA
1 つ以上の HFS パス名は、Java ソース・コードを検索するときに使用されます。

デフォルトでは、このオプションを使用して指定されたパス名は、Java クラス・パスの前に連結されます。ただし、特別な値 -DROPCP-IDIJAVA 指定内のどこかで発生した場合、IDIJAVA DDname に指定したパス名だけが検索されます。例えば、次のように指定すると、パス名 /a/b/c および /d/e/f だけが検索され、Java クラス・パスは無視されます。

DataSets(IDIJAVA(/a/b/c,-dropcp-,/d/e/f))

次の IDIJAVA ステートメントが指定されると、Java ソース・コードは検索されません。

DataSets(IDIJAVA(-dropcp-))

パス名はスラッシュ (/) で始まる必要があり、オプションで単一引用符で囲むことができます。

パス名に単一引用符、コンマまたはブランクが含まれる場合も、単一引用符で囲む必要があります。パス名内の単一引用符はすべて、2 つ重ねる必要があります。例えば、パス名 /a/b', c は次のように指定する必要があります。

'/a/b'', c'

各パス名の最大長は、囲んだ単一引用符を除き、1023 文字です。

パス名には大/小文字の区別があります。-DROPCP- キーワードの大/小文字は区別されません。

IDILC
C コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDILCOB
COBOL コンパイラー・リスト (OS/VS COBOL 以外) を保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDILCOBO
OS/VS COBOL コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDISYSDB
COBOL または Enterprise PL/I SYSDEBUG サイド・ファイル、または XL C/C++ MDBG サイド・ファイルを含む 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。(これらのサイド・ファイルは、TEST(,,SEPARATE) オプションを指定した COBOL プログラムのコンパイル時に作成されます。MDBG サイド・ファイルは CDADBGLD ユーティリティーを使用して作成されます。)

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDILANGX
LANGX サイド・ファイルを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDILPLI
PL/I コンパイラー・リスト (Enterprise PL/I 以外) を保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDILPLIE
Enterprise PL/I コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。

この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。

IDIDSECT
対話式再分析 DSECT コマンドで使用される、アセンブラー・マクロまたは DSECT サンプル集を含む 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セット。詳しくは、DSECT 情報を使用したストレージ域のマッピングを参照してください。

IDIHISTIDIEXECIDIMAPSIDIDOCIDIVSxxx、および IDIDOxxx はデータ・セット名の値を 1 つだけ持ち、2 つ目の指定は累積されず置き換えられます。これら以外の DataSets サブオプションの複数指定は、累積します。すべてのデータ・セットは (既に指定されていた場合)、それぞれの DDname の最終の論理連結に組み込まれます。

どの DDname に対して DUMMY データ・セットを指定する場合も、データ・セット名 NULLFILE を使用できます。

リアルタイム分析時に使用されるコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットの名前は、障害項目とともにヒストリー・ファイルに保管され、再分析が実行される場合に自動的に使用されます。したがって、リアルタイム分析時に使用できなかったコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルが使用可能になる場合を除いて、一般に、再分析に DataSets オプションを使用してデータ・セットを指定する必要はありません。