DataSets
- IDIHIST
- 障害項目が書き込まれるか、または書き込まれた、PDS または PDSE ヒストリー・ファイルの名前。デフォルト値は IDI.HIST です。
- IDIEXEC
- REXX ユーザー出口を含む 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セットの名前。
- IDIMAPS
- Fault Analyzer for z/OS® に提供されているデータ域マッピングが含まれる PDS または PDSE データ・セットの名前。デフォルト値は IDI.SIDIMAPS です。
- IDIDOC
- 分散ブック索引とオーバーライド PDS または PDSE データ・セットの名前。デフォルト値は IDI.SIDIDOC1 です。
- IDIDOxxx
- 多文化サポート・フィーチャー用の追加の分散ブック索引とオーバーライド PDS または PDSE データ・セットの名前。xxx は、ENU 以外の Language オプションの有効な言語 ID です (例えば、IDIDOJPN)。指定されたデータ・セットが使用されるのは、同等な Language オプションが有効な場合のみです。デフォルト値は指定されません。
- IDIVSxxx
- VSAM KSDS メッセージおよび異常終了コード説明リポジトリーの名前。ここで、xxx は Language オプションに有効な言語 ID です (例えば、IDIVSENU)。ENU 以外の xxx 値の場合、指定されたデータ・セットが使用されるのは、同等な Language オプションが有効な場合のみです。デフォルト値は IDI.IDIVSENU です。
- IDIVIEWS
- 単一の ISPF 表示に示される障害ヒストリー・ファイルを定義するメンバーが含まれる 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セットの名前。
- IDIADATA
- アセンブラー SYSADATA ファイルを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDIJAVA
- 1 つ以上の HFS パス名は、Java ソース・コードを検索するときに使用されます。
デフォルトでは、このオプションを使用して指定されたパス名は、Java クラス・パスの前に連結されます。ただし、特別な値 -DROPCP- が IDIJAVA 指定内のどこかで発生した場合、IDIJAVA DDname に指定したパス名だけが検索されます。例えば、次のように指定すると、パス名 /a/b/c および /d/e/f だけが検索され、Java クラス・パスは無視されます。
DataSets(IDIJAVA(/a/b/c,-dropcp-,/d/e/f))
次の IDIJAVA ステートメントが指定されると、Java ソース・コードは検索されません。
DataSets(IDIJAVA(-dropcp-))
パス名はスラッシュ (/) で始まる必要があり、オプションで単一引用符で囲むことができます。
パス名に単一引用符、コンマまたはブランクが含まれる場合も、単一引用符で囲む必要があります。パス名内の単一引用符はすべて、2 つ重ねる必要があります。例えば、パス名
/a/b', c
は次のように指定する必要があります。'/a/b'', c'
各パス名の最大長は、囲んだ単一引用符を除き、1023 文字です。
パス名には大/小文字の区別があります。-DROPCP- キーワードの大/小文字は区別されません。
- IDILC
- C コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDILCOB
- COBOL コンパイラー・リスト (OS/VS COBOL 以外) を保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDILCOBO
- OS/VS COBOL コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDISYSDB
- COBOL または Enterprise PL/I SYSDEBUG サイド・ファイル、または XL C/C++ MDBG サイド・ファイルを含む 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。(これらのサイド・ファイルは、TEST(,,SEPARATE) オプションを指定した COBOL プログラムのコンパイル時に作成されます。MDBG サイド・ファイルは CDADBGLD ユーティリティーを使用して作成されます。)
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDILANGX
- LANGX サイド・ファイルを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDILPLI
- PL/I コンパイラー・リスト (Enterprise PL/I 以外) を保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDILPLIE
- Enterprise PL/I コンパイラー・リストを保持する 1 つ以上の順次、PDS または PDSE データ・セットの名前。
この DD 名に必要なデータ・セット属性について詳しくは、コンパイラー・リストおよびサイド・ファイルの属性を参照してください。
- IDIDSECT
- 対話式再分析 DSECT コマンドで使用される、アセンブラー・マクロまたは DSECT サンプル集を含む 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セット。詳しくは、DSECT 情報を使用したストレージ域のマッピングを参照してください。
IDIHIST、IDIEXEC、IDIMAPS、IDIDOC、IDIVSxxx、および IDIDOxxx はデータ・セット名の値を 1 つだけ持ち、2 つ目の指定は累積されず置き換えられます。これら以外の DataSets サブオプションの複数指定は、累積します。すべてのデータ・セットは (既に指定されていた場合)、それぞれの DDname の最終の論理連結に組み込まれます。
どの DDname に対して DUMMY データ・セットを指定する場合も、データ・セット名 NULLFILE を使用できます。
リアルタイム分析時に使用されるコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットの名前は、障害項目とともにヒストリー・ファイルに保管され、再分析が実行される場合に自動的に使用されます。したがって、リアルタイム分析時に使用できなかったコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルが使用可能になる場合を除いて、一般に、再分析に DataSets オプションを使用してデータ・セットを指定する必要はありません。