データ域

ユーザー出口に使用可能なデータ域について以下で説明します。ユーザー出口に関する詳細は、ユーザー出口を使用した Fault Analyzer のカスタマイズを参照してください。

以下のデータ域のソフトコピー・バージョンは、ソフトコピーのサンプル・データ・セット (IDI.SIDISAMP) 内にあります。これはアセンブラー、COBOL、C、および PL/I 用で、それぞれメンバー IDISXPLAIDISXPLBIDISXPLC および IDISXPLP です。

以下のデータ域に関する注意:
  • 「アクセス権」列には、個々のフィールドを更新するための 以下のようなユーザー出口の機能に関する情報が示されます。
    R/W
    読み取り/書き込み。このフィールドは、ユーザー出口により更新できます。
    R/O
    読み取り専用。
  • 数値フィールドは「(nnn)」により識別され、ユーザー出口への入力時に、フィールドの幅全体が埋まるように必ず 0 が左側に埋め込まれます。
    注: 通常の場合、先行ゼロは、REXX ユーザー出口に提供されるデータ域フィールドには含まれません。
  • Fault Analyzer が初期値を指定しないフィールドはすべて、ブランクに初期化されます。
    注: 通常の場合、REXX ユーザー出口に提供される文字フォーマット・データ域フィールドに 16 進文字が含まれる可能性がない限り、空白文字による埋め込みは、この文字フォーマット・データ域フィールドには含まれません。
  • 特に指示されない限り、すべてのフィールドは Fault Analyzer により大文字に変換されます。
  • 特に指示されない限り、すべての R/W フィールドは、ヌル文字 (X'00') を区切り文字として使用して切り捨てることができます。Fault Analyzer がパラメーター・リストを初期化するときに切り捨てが行われることはありません。
  • COBOL の場合、すべての下線 (_) をダッシュ (-) に置き換えます。
異常終了ジョブ用フィールドのいずれかの初期値を参照するには、以下の JCL ステートメントを追加して、出口トレースを作成してください。
//IDITRACE DD SYSOUT=*
//IDIOPTS  DD *
  Exits(exit_type(NONE))
/*
exit_type には、必要とするデータ域に応じて CONTROL、LISTING、FORMAT、REPORT、MSGXPL、END、NOTIFY のいずれかを指定します。トレースの詳細については、診断トレースを参照してください。Exits オプションについて詳しくは、Exitsを参照してください。