Detail
Detail オプションは、障害分析レポートに組み込む詳細さのレベル (SHORT、 MEDIUM、または LONG のいずれか) を指定します。
イベントのソース行の前後に、デフォルトの 5 行の追加ソース行より多く (または少なく) Fault Analyzer レポートに表示される場合は、ExtraSource(lines) サブオプションを使用できます。ExtraSource(lines) サブオプションは、詳細イベント情報セクションで示されるソース行数にのみ影響を与えます。
完全な Fault Analyzer 障害分析レポートは、以下のセクションから構成されます。
- Fault Analyzer の概要
- Fault Analyzer の要約
- 個々のイベントについての詳細情報
- コンソール・メッセージなどの、イベントには直接関連しない情報
- 異常終了するジョブの情報
- 有効な Fault Analyzer オプション
Detail オプションの指定に応じて、完全なレポートのすべてまたは一部が作成されます。
- Detail(SHORT)
- システム全体の情報を除き、レポートのすべてのセクションが組み込まれます。詳細情報は、障害の時点のイベントに対してのみ、含まれます。
- 要約された CICS® トレースが組み込まれます (該当する場合)。
- CICS Transaction Storage は含まれません。
- Detail(MEDIUM)
- レポートのすべてのセクションが組み込まれます。ただし、障害点イベントでもある、または障害点イベントに続く最初の異常終了イベントまでのイベントに関してのみ、詳細情報が組み込まれます。このオプションはデフォルトです。
- 要約された CICS® トレースが組み込まれます (該当する場合)。
- CICS Transaction Storage は含まれません。
- Detail(LONG)
- レポートのすべてのセクションが組み込まれ、すべてのイベントに関して詳細情報が提供されます。
- 情報を入手可能な場合、実行されるマシン命令の実行モードまたはタイプに関係なく、汎用レジスター、アクセス・レジスター、浮動小数点レジスター、ベクトル・レジスターが「イベントの詳細」セクションに表示されます。
- 全 CICS® トレースが組み込まれます (該当する場合)。
- 各ユーザー・コード・イベント汎用レジスターの周囲の 4K ストレージがミニダンプに組み込まれます。
- CICS Transaction Storage が含まれます。
このオプションは、対話式再分析には適用されません。