MaxMinidumpPages

MaxMinidumpPages オプションは、ミニダンプとして各ヒストリー・ファイルの障害項目に保管できる 4K ページの最大数を指定します。

1. Syntax

1! MAXMINIDUMPPAGES(4096)
1  MaxMinidumpPages ( max_pages )

XDUMP データ・セットの使用が有効化された場合、リアルタイム分析中に参照される一部のストレージ・ページが、関連する XDUMP データ・セットに書き込まれることがあり、残りは障害項目ミニダンプに書き込まれます。XDUMP データ・セットの使用が有効化されていない場合、すべての参照されるページは障害項目ミニダンプに書き込まれます。

障害項目ミニダンプは、Fault Analyzer のリアルタイム処理中に作成された障害項目の再分析を実行するために必要です。

ミニダンプを宛先とする参照されたページ数が max_pages を超える場合、保管済みレポートを持つ障害項目は作成されますが、それにミニダンプは含まれず、関連する XDUMP データ・セットもありません。

注: リアルタイム分析中に max_pages が超過したが、Fault Analyzer が XDUMP に十分なページをスピルできた場合、MaxMinidumpPages 超えた状況は存在しません。
注: フォーマット・ユーザー出口の実行中に参照されたストレージによって生じたミニダンプの追加ページは、このオプションで検査されるミニダンプのページ数には含まれません。また、終了処理ユーザー出口への入力として提供されるミニダンプのページ数にも含まれません。

MaxMinidumpPages オプションによって、ストレージまたは DASD スペースが事前割り振りされることはありません。これは、ヒストリー・ファイル障害項目で、指定されたサイズを超えたミニダンプが書き込まれるのを防止するための、単なるカットオフ・メカニズムです。このオプションは、GenerateSavedReport オプションが有効になっている MVS® ダンプ・データ・セットのリアルタイム処理またはバッチ再分析に適用されます。

有効なオプションを表示する障害分析レポートのセクションには、このオプションが含まれます。さらに、制限を超えているかどうか、超えている場合には何ページ超えているのかが示されます。制限を超えた場合、メッセージ IDI0052I が発行されます。

有効な max_pages の範囲は 0 から 524288 です。

注: 分析制御またはEnd Processingユーザー出口を使用すると、有効な MaxMinidumpPages オプションを事実上オーバーライドする場合があります。