PermitLangx
注:
- 1 コンマまたはブランク文字のいずれかを区切り文字に使用できます。
一部のコンパイラーでは、4 より大きい戻りコードとなるコンパイルでメッセージを出しますが、 引き続き、有効なオブジェクト・モジュールを生成します。しかし、デフォルトの IDILANGX 処理では、4 より大きい戻りコードとなるすべてのメッセージをエラーとして扱っているため、このオプションを使用して、4 より大きい戻りコードで終了するコンパイルのリストで検出されたメッセージ ID のうち、無視すべきメッセージ ID のリストを指定することができます。
PermitLangx オプションは、COBOL または PL/I コンパイラー・リストにのみ適用できます。
PL/I メッセージ ID は、8 文字の長さで指定する必要があります。例えば、以下のメッセージがコンパイラー・リストに書き込まれたとします。
Message Statement Message Description
IBM1352I E 11 The statement element PUT is invalid. The statement
will be ignored.
この場合、次のように PermitLangx オプションを指定することで、IDILANGX 処理を実行できます。PermitLangx(IBM1352I)
OS/VS COBOL メッセージ ID は、8 文字の長さで指定する必要があります。例えば、以下のメッセージがコンパイラー・リストに書き込まれたとします。
CARD ERROR MESSAGE
20 IKF1150I-C ILLEGAL CHARACTER IN COLUMN 7, BLANK ASSUMED.
この場合、次のように PermitLangx オプションを指定することで、IDILANGX 処理を実行できます。PermitLangx(IKF1150I)
他の COBOL メッセージ ID (つまり OS/VS COBOL 以外) はすべて、9 文字の長さで指定する必要があります。例えば、以下のメッセージがコンパイラー・リストに書き込まれたとします。
LineID Message code Message text
1 IGYDS0017-E "IDENTIFICATION" should begin in area "A". It was
processed as if found in area "A".
この場合、次のように PermitLangx オプションを指定することで、IDILANGX 処理を実行できます。PermitLangx(IGYDS0017)