RefreshExits

図 1. Syntax

exit name specification

RefreshExits オプションは、ダンプ登録障害項目の最初のバッチ再分析中に呼び出されるユーザー出口のタイプおよび名前を指定します。指定した出口タイプについて、複数の出口名を指定でき、すべての出口の呼び出しが試行されます。

RefreshExits オプションの複数指定は累積されます。

出口は、REXX EXEC かロード・モジュールのどちらかです。

REXX EXEC は次のように指定する必要があります。
```
REXX(exit_name_1, exit_name_2, …)
```
また、IDIEXEC DDname を介して使用可能である必要があります。
ロード・モジュールは、標準システム検索パス (LPA、LINKLIST、または JOBLIB/STEPLIB JCL ステートメント) から使用可能である必要があります。

考えられる出口タイプは、以下のとおりです。

END: End Processing ・ユーザー出口。このユーザー出口を使用して、Fault Analyzer ミニダンプの抑止、またはヒストリー・ファイル項目全体の更新を要求できます。詳しくは、終了処理ユーザー出口 (障害項目リフレッシュ)を参照してください。

exit_name として指定する出口名は、有効な TSO/E REXX EXEC またはロード・モジュールの名前にすることができます。ただし、一部の名前は、特別な目的のために予約されています。

NONE: 特殊名「NONE」は「ヌル」出口を表します。この出口は呼び出されません。結果、指定されたタイプの出口を呼び出すそれ以降の試みは終了します。
-DROPCNF-: 特殊名「-DROPCNF-」を使用して、IDICNFxx parmlib メンバーから出口指定を廃棄します。詳しくは、IDICNFxx parmlib メンバーのユーザー出口指定の廃棄を参照してください。

RefreshExits オプションによって 1 つ以上の出口が指定されている場合は、出口に関する情報が分析レポートの有効になっているオプションセクションに書き込まれます。このセクションでは、指定されたすべての出口がリストされ、それぞれのタイプの中で呼び出された出口がある場合、それらの出口が示されます。

分析レポートの有効になっているオプションセクションに書き込まれる情報の例は、以下のとおりです。

Exits:

  The following user exits were specified via RefreshExits options.

  Type     Name     Type Invoked
  -------- -------- ---- ---------------------
  END      ABC1     LMOD Yes

この例では、1 つのEnd Processingユーザー出口 (ABC1) がロード・モジュールとして指定されました。このユーザー出口は呼び出されました。