終了処理ユーザー出口 (障害項目リフレッシュ)

障害項目リフレッシュ終了処理ユーザー出口について、以下で説明します。

目的

この出口はヒストリー・ファイル更新の制御に使用できます。

Fault Analyzer は、ミニダンプのサイズが有効な MaxMinidumpPages オプションにより強制された制限を超える場合にも、デフォルトでミニダンプを抑止します。

ミニダンプのサイズは、ENV.MINIDUMP_PAGES フィールドに 4K ページの数で示されます。

Fault Analyzer が抑止を実行するかどうかは、EPC.SUPPRESS_MINIDUMP データ域フィールドの初期化により示されます。このフィールドはEnd Processingユーザー出口によりオーバーライドできます。「Y」に設定されている場合、ミニダンプはヒストリー・ファイルに書き込まれません。「N」に設定されている場合、ミニダンプはサイズにかかわらず書き込まれます。

End Processingユーザー出口は、EPC.SUPPRESS_FAULT_ENTRY データ域フィールドを使用して、障害項目すべてのリフレッシュを抑止する選択をする可能性があります。「Y」に設定されている場合、現行の障害はリフレッシュされません (ミニダンプを含む)。「N」に設定されている場合、リフレッシュは実行され、「SUPPRESS_MINIDUMP」フィールドに応じてミニダンプを書き込むことができます。

呼び出されるタイミング

この出口は、ヒストリー・ファイルの更新前、バッチ再分析の完了時に呼び出されます。

以下は、REXX で書かれた障害項目リフレッシュEnd Processingユーザー出口の例です。
1. 障害項目リフレッシュ REXX 終了処理ユーザー出口の例
/* REXX */
if ENV.VERSION <> 5 then
  say 'Note: ENV data area version change - field usage review required!'
if EPC.VERSION <> 1 then
  say 'Note: EPC data area version change - field usage review required!'
EPC.SUPPRESS_MINIDUMP = 'Y'  /* Always suppress the minidump */
exit 0
上記のサンプル出口がデータ・セット X.Y.Z のメンバー ABC として存在する場合、IDICNFxx 構成メンバーまたは IDIOPTS ユーザー・オプション・ファイルのいずれかに次のオプションを指定すると、このサンプル出口が呼び出されます。
DataSets(IDIEXEC(X.Y.Z))
RefreshExits(END(REXX(ABC)))