Fault Analyzer 構成オプション・モジュールを使用した IDIOPTLM のカスタマイズ

Fault Analyzer のカスタマイズには、SMP/E USERMOD を介してのみ行える側面 (詳しくは、USERMOD を使用した Fault Analyzer のカスタマイズを参照) があります。その他の側面は、IDIOPTLM 構成オプション・モジュールで行えます。

IDIOPTLM 構成オプション・モジュールは、ロード・モジュール・フォーマットの以下のデータ域で構成されている必要があります。

1. IDIOPTLM データ域
オフセット タイプ 長さ 名前 説明
10 進 16 進
0 (0) CHAR 44 LEDSN 非推奨
44 (2C) CHAR 44 CNFDSN 代替 parmlib データ・セットを IDICNFxx(CNFDSN) に指定を参照してください。
88 (58) CHAR 100 RFRDSN デフォルト・リカバリー障害記録 IEATDUMP データ・セット名 (RFRDSN) の変更を参照してください。
188 (BC) BIN 4 CICSNOA CICS XDUREQ グローバル・ユーザー出口 (CICSNOA) を使用して起動された場合の Fault Analyzer のアクションの変更を参照してください。
192 (C0) CHAR 44 SSCHKDSN 代替セキュリティー・サーバー・テスト・データ・セット名の指定 (SSCHKDSN)を参照してください。
236 (EC) CHAR 100 XDUMPDSN デフォルトの拡張ミニダンプ (XDUMP) データ・セット名パターン (XDUMPDSN) の変更を参照してください。
336 (150) CHAR 100 SDUMPDSN コピーされた SDUMP データ・セット名パターンの指定 (SDUMPDSN)を参照してください。
436 (1B4) BIN 4 NOIPVOPT IBM Application Delivery Foundation for z/OS Common Components オプションを無視 (NOIPVOPT)を参照してください。
440 (1B8) BIN 1 PREVEXIT 前の出口が RC=8 の場合に IDIXDCAP リアルタイム分析を抑止 (PREVEXIT)を参照してください。
441 (1B9) BIN 15 予約済み。すべてのバイナリーがゼロである必要があります。

これらの設定を指定するには、ジョブを編集して実行依頼し、IDIOPTLM 構成オプション・ロード・モジュールを作成します。サンプル・ジョブが、メンバー IDIOPTLM としてデータ・セット IDI.SIDISAM1 に提供されます。通常のオプション処理を行うときは、IDIOPTLM ロード・モジュールが読み込まれます。

構成オプション・ロード・モジュールの名前は IDIOPTLM でなければならず、IDI.SIDIAUTH または別の APF 許可ライブラリーに配置しなければなりません。また、このライブラリーを LNKLST に入れて、IDIOPTLM ロード・モジュールをすべてのジョブで検出可能にする必要があります。