Fault Analyzer のカスタマイズの準備

本章は、ご使用のインストール・システムにおける Fault Analyzer のカスタマイズ方法、およびグローバル・デフォルト・オプションの設定方法について説明します。単独のジョブまたは再分析用にオプションを設定または変更することもできます。 リアルタイム分析 およびFault Analyzer ISPF インターフェースには、このような場合のオプションの調整方法が説明されています。

グローバル・デフォルト・オプションは、Fault Analyzer の実行方法に影響を与えます。例えば、分析するジョブの指示、レポートに含める詳細のレベル、およびコンパイラー・リストやサイド・ファイルの配置場所などのオプションがあります。

Fault Analyzer をカスタマイズするには、その前に、これをインストールする必要があります。SMP/E インストールの説明は、次のプログラム・ディレクトリー: IBM Fault Analyzer for z/OS® に記載されています。

インストール・システム全般のデフォルト・オプションは、parmlib メンバー IDICNFxx に含まれています。

分析プロセスの一部として、Fault Analyzer はコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルの検出を試行します。 コンパイラー・リストまたは Fault Analyzer サイド・ファイルの提供 では、Fault Analyzer で使用できるようにするためのリストの保管方法や、サイド・ファイルの作成および保管方法について説明しています。本章はまた、IDILANGX 処理で必要とされるコンパイラー・オプションについても説明しています。

Fault Analyzer の要件として、REXX ユーザー出口が呼び出される場合、または診断トレースが IDITRACE DDname で要求される場合、REXX サポートが標準 MVS 検索パスから使用可能である必要があります。

以下のタスクは、Fault Analyzer が高位修飾子 IDI を使用してターゲット・ライブラリーにインストールされていることを前提としています。異なる高位修飾子を使用して Fault Analyzer がインストールされている場合は、ご使用の高位修飾子を IDI の代わりに使用してください。