Fault Analyzer ISPF インターフェース
異常終了後はいつでも、TSO ユーザーとして、Fault Analyzer ISPF インターフェースを開始して、障害を検討できます。このインターフェースを使用すると、以下を実行できます。
ISPF インターフェースにより、以下も実行できます。
- CICS® システム異常終了ダンプの分析 (詳細については、CICS システム異常終了ダンプ分析の実行を参照してください)。
- Java™ ダンプの分析 (詳細については、Java 分析の実行 を参照してください)。
注: 本章の情報は、Fault Analyzer ISPF インターフェースが ISPF から起動されることを想定して書かれていますが、このインターフェースは CICS® から起動することもできます。その場合は、いくつかの制約事項が適用されることがあります。これらの制約事項は、以下の環境での対話式再分析の実行 CICSで説明します。
再分析: 障害項目の再分析は、ミニダンプが含まれている場合、あるいは MVS ダンプ・データ・セットに関連付けられている場合にのみ、実行できます。
リアルタイム分析を実行したときに割り振られたか、または DataSets オプションを介して指定されたコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットは、再分析を実行する場合、再使用されます (これらのデータ・セットが、再分析環境で使用可能な場合)。
再分析を、最初のリアルタイム分析と異なるものにするには、以下のいずれかを行います。
- 異常終了に関与するプログラムのコンパイラー・リスト (またはサイド・ファイル) を提供する (最初のリアルタイム分析でこれらが使用可能でなかった場合)。
- 分析オプションを変更する。
- 対話式再分析をして、ダンプ・ストレージを検討する。
バッチ再分析と対話式再分析のステップの主な違いは、以下のとおりです。
- 対話式再分析は、常にすべての詳細を提供します。これを使用すると、分析レポートに含まれない可能性がある保管場所を確認できます。一方、バッチ再分析は Detail オプションで指定したレベルの詳細を提供します。これを使用しても、保管場所を確認することはできません。
- 対話式再分析では、ISPF セッションを占有しますが、バッチ再分析ジョブでは、一度実行依頼すれば、他のジョブを継続できます。
リストまたはサイド・ファイルを提供して、Fault Analyzer が障害再分析の実行時にソース行情報を提示できるようにするには、プログラムをコンパイルし、そのコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルを保管する必要があります。このプロセスの詳細については、コンパイラー・リストまたは Fault Analyzer サイド・ファイルの提供を参照してください。
リストまたはサイド・ファイルが作成済みであり、これを標準外の保管場所に保持している場合は、JCL DD ステートメントを使用してその場所をポイントできます。 JCL DD ステートメントによるリストのポインティング 可能な値が示されています。