BatchOpts

BATCHOPTS サブオプションを使用して、Batch Reanalysis Options 画面でデフォルト設定の代替設定を指定します。バッチ再分析オプション を参照してください。

1. Syntax

1 BatchOpts ( + ,
2.1 General (…)
2.1 JobCardParms (…)
2.1 JobCardStmts (…)
2.1! ,Cond
2.1 ,Uncond)

BatchOpts の COND および UNCOND サブオプション

BATCHOPTS サブオプションの各レベルで、COND および UNCOND サブオプションを指定できます:

  • 最高レベル (BATCHOPTS サブオプション)
  • 中間レベル (GENERAL、JOBCARDPARMS および JOBCARDSTMTS サブオプション)
  • 最低レベル (JCLEDIT や MSGCLASS などの個々の設定)

COND (条件付き) では、ユーザーが別の設定をまだ指定していない場合、選択済みの値が画面上でデフォルト設定として使用されます。そのため、はじめてのユーザーにはこちらが適用されます。また、ユーザーが画面上で設定をクリアした場合にもこちらが毎回適用されます。

UNCOND (無条件) では、以前の設定に関係なく、任意の Fault Analyzer ISPF インターフェース・セッションの開始時に、選択済みの値が画面の現在の設定として使用されます。セッション中に、設定をその他の有効な値に変更することができます。この値は、次のセッションまで有効になります。

より高いレベルで UNCOND が指定されていない限り、すべてのレベルで COND がデフォルトになります。つまり、上位レベルで指定した内容は、デフォルトでそれぞれの下位レベルに伝搬されます。

次の例を考えてみます。

FAISPFOPTS(BATCHOPTS(GENERAL(JOBCARDSTYLE(P),JCLEDIT(Y),JOBCARDSTMTS(<stmt1>,<stmt2>),
    JOBCARDPARMS(MSGCLASS(A),COND),UNCOND))
  • JOBCARDPARMS(MSGCLASS(A)) は条件付きです。
  • GENERAL(JOBCARDSTYLE(P)JCLEDIT(Y)JOBCARDSTMTS(<stmt1>,<stmt2>) は無条件です。

BatchOpts の一般サブオプション

2. Syntax

1 General ( + ,
2.1  JobCardSTYle (
2.2.1! P
2.2.1 S
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  JclEdit (
2.2.1 Y
2.2.1! N
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  Redisp (
2.2.1 Y
2.2.1! N
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1! ,Cond
2.1 ,Uncond
1 )

GENERAL サブオプションは、Batch Reanalysis Options 画面の「General Options」セクションに適用されます。

JOBCARDSTYLE(P |S [,COND |UNCOND]))
JCSTY(P |S [,C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Job card style」フィールドに次の値を指定します。
P
パラメーター
S
ステートメント

指定していない場合、デフォルトは P です。

JCLEDIT(Y |N [、COND |UNCOND]))
JE(Y | N [, C | U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Display panel to edit generated JCL」フィールドに次の値を指定します。
Y
あり
N
なし

指定していない場合、デフォルトは N です。

REDISP(Y |N [、COND |UNCOND]))
R(Y | N [, C | U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Redisplay this panel before each reanalysis」フィールドに次の値を指定します。
Y
あり
N
なし

指定していない場合、デフォルトは N です。

BatchOpts JobCardParms サブオプション

3. Syntax

1 JobCardParms ( + ,
2.1  Suffix (
2.2.1 suffix
2.2.1! A
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  JobClass (
2.2.1 jclass
2.2.1! A
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  Notify (
2.2.1! Y
2.2.1 N
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  Time (
2.2.1 mins
2.2.1! 10
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  MsgClass (
2.2.1 mclass
2.2.1! X
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  Region (
2.2.1 mb
2.2.1! 0
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1  AcctInfo ( ai
2.2.1! ,Cond
2.2.1 ,Uncond
2.1 )
2.1! ,Cond
2.1 ,Uncond
1)

JOBCARDPARMS サブオプションは、Batch Reanalysis Options 画面の「Job Card Parameters」セクションに適用されます。

SUFFIX( suffix [, COND |UNCOND]))
S( suffix [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Job name suffix」フィールドの値を指定します:
suffix
A ~ Z、0 ~ 9、@、# または $

指定していない場合、デフォルトは A です。

JOBCLASS( jclass [, COND |UNCOND]))
JC( jclass [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Job class」フィールドに次の値を指定します。
jclass
A ~ Z または 0 ~ 9

指定していない場合、デフォルトは A です。

NOTIFY(Y |N [、COND |UNCOND]))
N(Y | N [, C | U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Job notify」フィールドに次の値を指定します。
Y
あり
N
なし

指定していない場合、デフォルトは Y です。

TIME( mins [, COND |UNCOND]))
T( mins [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Job time minutes」フィールドに次の値を指定します。
mins
0 から 99。

指定していない場合、デフォルトは 10 です。

MSGCLASS( mclass [, COND |UNCOND]))
MC( mclass [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Message class」フィールドに次の値を指定します。
mclass
A ~ Z または 0 ~ 9

指定していない場合、デフォルトは X です。

REGION( mb [, COND |UNCOND]))
R( mb [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Region megabytes」フィールドに次の値を指定します。
mb
0 から 2047。

指定していない場合、デフォルトは 0 です。

ACCTINFO( ai [, COND |UNCOND]))
AI( ai [, C |U])
Batch Reanalysis Options 画面の「Accounting info」フィールドに次の値を指定します。
ai
最大 50 文字。

BatchOpts JobCardStmts サブオプション

4. Syntax

1 JobCardStmts  ( stmt1 , stmt2 , stmt3 , stmt4
2.1! ,Cond
2.1 ,Uncond
1 )
最大 4 つのコンマ区切り JCL ステートメントを指定できます。
  • ステートメントが指定されていない場合 (例えば、3 つのステートメントのみが必要な場合) でも、省いたステートメントの区切りコンマを指定する必要があります。
  • ステートメントにブランクまたはコンマが含まれている場合は、一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。ステートメントに同じタイプの引用符が既に含まれている場合は、その引用符を 2 つ重ねます。
    例えば、次のような JCL ステートメントを作成するには:
    //MYJOB JOB (123),'X Y Z',
    以下の項目を指定できます:
    '//MYJOB JOB (123),"X Y Z",'
    "//MYJOB JOB (123),'X Y Z',"
    '//MYJOB JOB (123),''X Y Z'','

    最後の例では、2 つの一重引用符が XYZ を囲んでいます。