サポートされる出口プログラム言語

ユーザー出口は、REXX、または標準 OS パラメーター・リスト (フルワードの配列を指す R1) をロード・モジュールへのエントリーで受信できる、任意の言語で作成できます。
REXX ユーザー出口
REXX ユーザー出口は IDIEXEC DDname 経由で使用可能である必要があります。この ddname のデータ・セットは、DataSets オプションに指定するか (DataSets を参照)、またはジョブの JCL DD ステートメントから指定できます。

ユーザー出口から戻るときに、変更可能パラメーター・リスト値は 定義されたフィールド幅に合わせて必ず切り捨てられます。これより短い値の場合は、ヌル文字 (X'00') が追加されて区切られます。

診断トレース (詳細については、診断トレースを参照) がアクティブでない限り、REXX メッセージなど REXX EXEC からの SYSPRINT タイプ出力、および SAY または TRACE 命令からの出力は、Fault Analyzer により抑止されます。診断トレースがアクティブかどうかにかかわらず REXX EXEC がメッセージを示すことを要求する場合、代わりに IDIWTO コマンド (詳細については、IDIWTO コマンドを参照) を発行してください。

新規の REXX 出口を作成する場合、別の方法では外部から参照できない問題の検出に IDITRACE を使用することをお勧めします。

REXX ユーザー出口は TSO/E REXX 環境を使用できないため、「Address TSO」コマンドの使用はサポートされていません何がサポートされているかについては、「z/OS® TSO/E REXX 解説書」の『異なるアドレス・スペースでの REXX の使用』の章の『非 TSO/E アドレス・スペースで実行される EXEC の作成』のセクションを参照してください。

ロード・モジュール出口
ロード・モジュール出口は、標準 MVS 検索パス経由で使用可能でなければなりません。また、IDIDA サブタスクにより既存の LE エンクレーブ下で実行されるため、LE メインルーチン (C main() 関数または PL/I PROC OPTIONS(MAIN)) を含むことはできません。
ロード・モジュール出口を作成しやすくするために、Fault Analyzer はサンプル・データ・セットで以下のパラメーター・リスト・データ域マッピング・メンバーを提供します。
名前
言語
IDISXPLA
アセンブラー
IDISXPLC
C
IDISXPLB
COBOL
注: COBOL 言語の制限により、パラメーター・リスト・フィールド名内のすべての下線 (_) が ダッシュ (-) に置換されています。
IDISXPLP
PL/I

ロード・モジュール出口は再入可能または再入不可のどちらにすることもでき、RMODE(ANY) としてリンク・エディットされている必要があります。これらは AMODE(31) で呼び出されます。