StoragePrintLimit

1. Syntax

1! STORAGEPRINTLIMIT(256K)
1 NOStoragePrintLimit
1  StoragePrintLimit ( limit
2.1 K
2.1 M
1 )

このオプションは、作業用ストレージで大規模な配列を使用するプログラムなど、大容量の仮想記憶域がレポートに表示可能である場合、レポートのサイズを制限するのに使用できます。

このオプションはレポートに対して、イベントに関係する関連ストレージ域で使用するフォーマットのスタイルを、以下のように決定します。
1. StoragePrintLimit オプションの動作
コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルが使用可能1 StoragePrintLimit を超えていない StoragePrintLimit を超えている
あり イベントに関係するソース・ビューの完全なフォーマット 2 イベント関連のソース・ビューのフォーマット
なし イベントに関係する 16 進ダンプの完全なフォーマット イベントに関係する 16 進ダンプのアドレス可能2なフォーマット

指定された制限を超えているかどうかを判別するために、重複するストレージ範囲を考慮に入れながら、レポート対象である 16 進ダンプされたイベント関連のストレージ域CICS® トランザクション・ストレージ域のすべての合計に対してテストされます。SystemWidePreferred(StorageAreas(Hex)) オプションは、その実際の設定にかかわらず、ストレージ範囲の累積に対して有効であると想定されます。

このオプションは、リアルタイムまたはバッチ再分析レポートにのみ影響します。対話式再分析レポートには影響しません。リアルタイムで使用される場合でも、ミニダンプの再分析から全データを入手できます。これは、StoragePrintLimit オプションによって、サイズが削減されることはありません

limit の有効な指定は以下になります。
  • バイト: 0 から 2147483648。
  • キロバイト数: 0K-2097152K
  • メガバイト数: 0M-2048M

NoStoragePrintLimit は、StoragePrintLimit(2147483648) を指定した場合に相当します。

ストレージの有効な印刷制限を超えたかどうかを判断するのに使用する累積ストレージ量に関する情報は、IDITRACE に書き込まれます。

レポートの「Options in Effect」セクションで、このオプションは実際の指定にかかわらず、可能な限り最大の装置タイプを使用して表示されます。例えば、StoragePrintLimit(1024K) が指定された場合、オプションは StoragePrintLimit(1M) と表示されます。また、StoragePrintLimit(1025) が指定された場合、1025 が MB または KB の偶数ではないため、オプションは StoragePrintLimit(1025) と表示されます。

ストレージの印刷制限を超えたかどうかの情報は、レポートの「Options in Effect」セクションに含まれます。制限を超えた場合、制限を超えた部分のストレージ量も表示されます。

1 これには、テスト・オプションの使用によりロード・モジュールから取得したソースが含まれます。
2 汎用レジスター値の 4 キロバイト以内のアドレス可能ストレージ。