GenerateSavedReport

1. Syntax

1! NOGENERATESAVEDREPORT
1  GenerateSavedReport?  (
2.1 Override
2.1 NoOverride
1 )
1 NOGenerateSavedReport

GenerateSavedReport オプションを使用すると、再分析中に保管レポートを障害項目に作成したり、または置換したりすることができます。

Override サブオプションを使用すると、既に存在しているかどうかにかかわらず、新規の保管レポートが生成されます。

NoOverride サブオプションを使用すると、既に存在していない場合のみ保管レポートが生成されます。この値は、GenerateSavedReport オプションがサブオプションなしに指定される場合のデフォルトです。

GenerateSavedReport オプションが有効な場合、リアルタイム処理中に使用されるソース情報データ・セット (コンパイラー・リストまたはサイド・ファイル) が再分析中に自動的に含まれます。

このオプションの実用的な応用として、新規に作成された障害項目の自動バッチ再分析に、このオプションを使用することがあります。 この障害項目には、パフォーマンス上の理由でリアルタイム処理に DeferredReport オプションが有効であったため、保管レポートが含まれていません。例えば、バッチ再分析のようなジョブを通知ユーザー出口から実行依頼することにより、「Fault Entry List」画面からユーザーが「V」または「S」の行コマンドを出す前に、保管レポートが作成されるようにできます。この目的のために使用可能な通知ユーザー出口のサンプルが、例 4 で提供されました。

GenerateSavedReport オプションが、DumpDSN オプションを使用して指定した MVS ダンプ・データ・セットのバッチ分析で使用される場合、ユーザー・アクセス許可に応じて、このオプションは、現行ヒストリー・ファイルに障害項目を作成します。障害項目をデフォルトのヒストリー・ファイル以外のヒストリー・ファイル上に作成する場合、ヒストリー・ファイルの指定は、IDIHIST DD ステートメントの指定、または DataSets(IDIHIST(dsn)) オプションの使用などで可能です。障害項目の作成が成功すると、メッセージ IDI0164I が出されます。