StorageRange
このオプションは、デフォルトのイベント関連またはシステム全体の 16 進ダンプ・ ストレージの代わりに、特定の 1 つ以上のストレージ域を分析レポートに表示するように 要求するために使用できます。
このオプションは基本的に、アプリケーション・プログラムからの IDISNAP 呼び出しとともに使用します。この場合、特定のストレージ域のみが関係します。例えば、COBOL プログラマーは、プログラムの作業用ストレージ・セクションに特定の変数を指定する StorageRange オプションを指定して、IDISNAP を呼び出すように選択できます。プログラムのすべての関連ストレージが含まれた分析レポートではなく、要求した領域のみが含まれた分析レポートになります。
IDISNAP に対する呼び出しでこのオプションを指定する方法については、プログラム SNAP インターフェース (IDISNAP) の使用を参照してください。
リアルタイム分析でこのオプションが有効になっていると、それ以降の障害項目の再分析時にも同じ指定が有効になります。このとき、オプションを指定変更することはできません。
開始アドレスは、ストレージ域の最初のバイトのアドレスで、終了アドレスは、 ストレージ域の最後のバイトの直後のバイトのアドレスです。つまり、終了アドレスから開始アドレスを減算すると、組み込まれるストレージ域の長さになります。
終了アドレスが開始アドレスより大きいという条件を満たしていれば、 任意の順序で複数のストレージ範囲を指定できます。無効なストレージ範囲は無視されます。
StorageRange オプションを複数指定すると、それより前の指定はすべて置き換えられます。 つまり、このオプションは累積型ではありません。
StorageRange オプションは、1 つ以上の有効なストレージ域についてリアルタイムで指定された場合にのみ、分析レポートの「有効なオプション (Options in Effect)」セクションに表示されます。