プログラム SNAP インターフェース (IDISNAP) の使用
プログラム SNAP インターフェースは、異常終了しないアプリケーションの問題、または何らかの理由により Fault Analyzer を呼び出すための出口 で説明されている通常の異常終了呼び出し出口のいずれかを使用して Fault Analyzer が分析できないアプリケーションの問題をデバッグするユーザーを支援するために提供されます。このインターフェースを使用すると、アプリケーション・プログラム内の任意の場所からの Fault Analyzer の呼び出しにより、現行環境の分析を要求できます。24 ビット・プログラムと 31 ビット・プログラムにおけるプログラム SNAP インターフェース・モジュール名は IDISNAP です。64 ビット・プログラムにおける同モジュール名は IDISNAP6 です。
IDISNAP の呼び出しが使用される例は、SQL ステートメントの実行後に否定 SQLCODE になる DB2® アプリケーションです。
Fault Analyzer の起動方法を除いて、このタイプの分析と、異常終了により行われる他のリアルタイム分析とに違いはありません。
この出口では、現行のジョブに関連した WTO コンソール・メッセージをメインのトレース・テーブルから抽出し、これらのメッセージを分析レポートに含めすることができます (CICS で実行している場合を除く)。
常に最新のバージョンが使用されていることを確認するため、IDISNAP を動的に呼び出すことが推奨されます。
- 呼び出し側プログラムが DLL オプション付きでコンパイルされている場合、IDISNAP の呼び出しは、DYNAMIC ではなく STATIC でなければなりません。
- C で書かれたプログラムの場合、IDISNAP は動的にのみ呼び出すことができます。