ダンプの抑止

抑止できるダンプのタイプは次のとおりです。
  • SYSABEND、SYSUDUMP、または SYSMDUMP (IEAVTABX MVS 変更オプション/抑止ダンプ出口 IDIXDCAP を使用して Fault Analyzer が呼び出された場合)。
  • CICS® トランザクション・ダンプ。
    注: CICS® トランザクション・ダンプを抑止するには、Fault AnalyzerXPCABND かまたは XDUREQ CICS® グローバル・ユーザー出口にインストールする必要があります (CICS 環境のカスタマイズ を参照してください)。
分析の正常終了時のダンプの抑止はデフォルトです。(正常終了とは、Fault Analyzer が異常終了や S レベルのメッセージを発行することなく、通常の分析終了に達したことを指します。)ただし、CICS® で以下のステートメントを使用する場合、トランザクション・ダンプが抑制されるのは、Fault Analyzer が呼び出される前 (例えば、それ以前の終了) に要求された場合のみです。
EXEC CICS DUMP TRANSACTION DUMPCODE(xxxx)
これは、発行するアプリケーション・プログラムに SUPPRESSED 応答が戻されるためです。正しく処理されないと、AEXW が異常終了することがあります。トランザクション・ダンプ抑止と CICS® グローバル・ユーザー出口について詳しくは、Fault Analyzer および CICS グローバル・ユーザー出口 を参照してください。
デフォルトのダンプ抑止を指定変更するには、次のいずれかで行います。
  • CICS® トランザクション障害の場合は RetainCICSDump(ALL) オプション (RetainCICSDump を参照)。
  • 非 CICS トランザクション障害の場合は RetainDump(ALL) オプション (RetainDump を参照)。
  • End Processing ユーザー出口 (終了処理ユーザー出口 を参照)。

ダンプ抑止を、分析の抑止、または障害項目作成の抑止と混同しないでください (リアルタイム除外処理 を参照してください)。