リアルタイム分析レポート

Fault Analyzer が異常終了を分析するか、IDISNAP または同等の com.ibm.faultanalyzer.Snap.dump Java クラスによって呼び出されると、常にリアルタイム分析レポートが作成されます。ただし、DeferredReport オプションが使用されている場合 (DeferredReportを参照) またはレポートが抑止されている場合 (リアルタイム・レポートの抑止を参照) を除きます。レポートは IDIREPRT DDname に書き込まれ、事前の割り振りが存在しない場合は、SYSOUT=class に動的に割り振られるため、JES スプール上の通常ジョブ出力の一部として組み込まれます。

使用される SYSOUT クラス (class) は、デフォルト・ジョブ出力クラス (SYSOUT=*) です。異常終了ジョブ・ステップの SYSUDUMP DD ステートメントが JES SYSOUT クラスを指定している場合は、同じ出力クラスとフォーム名Fault Analyzer リアルタイム・レポートに使用されます。

リアルタイム分析レポートを他のファイルに出力する場合は、必要に応じて DD カードを調整してください。例:
//IDIREPRT DD  DISP=(,CATLG),DSN=MY.REPORT.DS,
//             DCB=(RECFM=VB,LRECL=137),SPACE=(CYL,(1,1))

また、ユーザー出口を使用して IDIREPRT を別の出力クラスに割り振ることもできます。詳しくは、リアルタイム・レポートの SYSOUT クラスを制御を参照してください。

IDIREPRT DDname は LRECL=137 でオープンされます。既存のデータ・セット属性はすべて、この論理レコード長と互換性がある必要があります。

CICS® トランザクション異常終了の IDIREPRT 割り振りは、他のタイプの異常終了の場合と同じです。

Fault Analyzer レポートの内容に関する一般情報、およびレポート例については、Fault Analyzer レポートを参照してください。