オプションによるリアルタイム分析の制御

オプションをグローバルに設定することにより、すべてのジョブの出力を制御できるようにします。ただし、1 つのジョブについてのみオプションを設定することもできます。この場合、IDIOPTS DDname を使用してユーザー・オプション・ファイルにオプションを設定してください。

使用可能なすべてのオプションと、そのオプションを指定できるさまざまな方法については、オプション を参照してください。

リアルタイム分析で比較的よく使用するオプションは、以下のとおりです。

RetainDump(ALL)
SYSABEND、SYSUDUMP、または SYSMDUMP を無条件に保存するには、このオプションを指定します。このオプションを指定しない場合、Fault Analyzer が単独で行った分析が適切であると見なしたとき、多くのダンプは抑止されます。このオプションは、ミニダンプをヒストリー・ファイルに書き込む処理に影響を与えません。詳しくは、RetainDumpを参照してください。

このオプションのダンプ後処理部分は、MVS IEAVTABX 変更オプション/抑止ダンプ出口 IDIXDCAP の使用にのみ適用されます。

Detail
リアルタイム分析レポートに含める詳細のレベルを調整するときに、このオプションを指定します。(ダンプが作成される場合は、再分析を実行する際にこのオプションを変更できます。)詳細については、Detail を参照してください。
Exclude
ジョブを分析から除外するときに、このオプションを指定します。詳細については、Exclude/Include を参照してください。
NoDup
重複障害がデフォルトで扱われる方法を変更したい場合は、このオプションを指定します。詳細については、NoDup を参照してください。
CICSDumpTableExclude
CICS® トランザクション・ダンプ・コード・テーブルを使用して、CICS® トランザクション障害分析を除外したい場合は、このオプションを指定します。詳細については、CICSDumpTableExclude を参照してください。

DataSets オプションを使用して、リストおよびサイド・ファイルをポイントすることもできます。詳細については、DataSets を参照してください。