トレース情報

IDITRACE DDname をジョブに追加すると、Fault Analyzer はトレース情報を提供できます。この情報は、リアルタイム分析時に、特定の障害が別の障害の「通常の」重複であると見なされるかどうかの理由を理解するのに役立ちます。例:
//IDITRACE DD SYSOUT=*

(CICS® 環境でこのトレースを活動化する別の方法については、IDITRACE CICS においてを参照してください。)

注: NoDup(NORMAL) トレース情報のみが使用可能です。NoDup(CICSFAST) はありません。
トレース情報は、IDITRACE DDname 宛先に書き込まれます。NoDup オプション処理トレースの例は、次のとおりです。
1. NoDup オプション処理トレースの例
NoDup(NORMAL(24)) option processing match values:
  Abend Code . . . . . . . . . : S0C7
  CICS Transaction ID. . . . . : n/a
  Module Name. . . . . . . . . : IDISCBL1
  CSECT Name . . . . . . . . . : IDISCBL1
  Offset . . . . . . . . . . . : X'3D4'
  Module Link-Edit Date. . . . : 2002/05/06
  Module Link-Edit Time. . . . : 15:56:35
Fault ID F00615 module link-edit time 15:55:09 did not match
No duplicate fault exists
不一致 (上記の例では障害 ID F00615) の理由に関する情報は、NoDup オプションに 対して有効な時間間隔内の障害項目にのみ提供され、また次の場合にも提供されます。
  • リンク・エディットの日付が一致しない
  • リンク・エディットの時刻が一致しない
  • オフセットが一致しない