EXCLUDE 基本コマンド

EXCLUDE 基本コマンドは、表示、ブラウズ、または編集しているデータ内の特定の行を表示対象から除外します。

EXCLUDE 基本コマンドを使用できるのは TABL 表示形式だけです。

除外行を再表示するには、次のコマンドを入力します。
RESET

Syntax


1 EXclude
1 X(1)
column list or range

1 ! #ALL
2.1 (+ , col_num)
1 (+ , col_num_1 - col_num_2)
label range

1!  .ZFIRST .ZLAST
1?  label1 label2
注:
  • 1 パラメータは任意の順序で指定できます。
* (アスタリスク)
直前の EXCLUDE コマンドで指定した検索ストリングが、検索ストリングとして使用されます。
string
検索するストリング。その他の EXCLUDE コマンド・パラメーターによって示された制限内にあり、このストリングを含むレコードは除外されます。ストリングは以下のいずれかが可能です。
  • 引用符で開始または終了せず、ブランクまたはコンマを含まない文字ストリング。ストリングの大/小文字は無視されます。同一文字の英大文字表記と小文字表記は一致します。例えば、「Mixed string」は「MIXED string」と一致します。
  • 引用符で囲まれた文字ストリング。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングの大/小文字は無視されます。例えば、「Exact string」は「exact string」と同じです。
  • 「C」と、その後に引用符で囲まれた文字ストリング (C'Frog')、または、引用符で囲まれた文字ストリングと、その後に「C」('Frog'C)。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングは (大文字/小文字も含めて) 完全に一致しなければなりません。例えば、「Exact string」と「exact string」は一致しません。
  • P が前または後に付いている単一引用符または二重引用符で囲まれた、文字そのものではなく検索対象のストリングのタイプを表すピクチャー・ストリング。それ自体を表すブランク、英字、および数字、あるいは、それぞれ文字のクラスを表す下記の任意の特殊文字を含めることができます。
    =
    任意の文字。
    @
    英字。
    # 資格情報キャッシュ内のエントリーの最大存続時間 (秒数)
    数字。
    $
    特殊文字。
    & notsym;
    非ブランク文字。
    .
    無効文字。
    -
    非数値文字。
    <
    小文字英字。
    >
    大文字英字。

    EXCLUDE コマンドで使用されるピクチャー・ストリングの例:

    ex p'.' #4
    列 4 の無効文字を除外します。
    ex p'###'
    3 桁の数値を除外します。
    ex '@1'p #1
    列 1 のラベル a1、b1、c1、などを除外します。
    ex p'<'
    次の小文字英字を除外します。
    ex p'¬' #2
    列 2 の次の非ブランク文字を除外します。

    この表記が使用される場合、数字、ビット、およびユニコードのフィールド (SNGL および TABL 表示形式) は、検索処理から除外されます。

  • 「X」と、その後に一重引用符で囲まれた 16 進ストリング。例えば、X'C1C2'
  • 数値 (列番号を指定して検索を制限しているとき、および検索中の列が数値列であるときのみ)。
NEXT
これはデフォルト設定です。カーソル位置 (カーソルがデータ表示部分にある場合) または表示された最初の行の先頭から検索を開始し、 まだ除外されていない行にある次に現れる string を見つけるために、下方へ検索していきます。
ALL
検索はデータの最上部から始まり、string のすべてのオカレンスを検索します。指定されていないと、検索はカーソル位置 (カーソルが画面のデータ部分内にある場合) または表示されている最初のレコードの先頭から始められ、まだ除外されていないレコード中の string の次のオカレンスを検索します。

コマンド EXCLUDE ALL は、すべての表示されたレコードを除外します。

FIRST
表の先頭から開始して、下方へ検索します。
LAST
表の最後から開始して、上方へ検索します。
PREV
カーソル位置 (カーソルがデータ表示部分にある場合) または表示された先頭行から検索を開始し、ストリングを見つけるために上方へ検索していきます。
CHARS
データ内の任意の場所で、その検索ストリングに突き合わせます。
PREFIX
データ内の接頭部として出現する場所で、その検索ストリングに突き合わせます。接頭部にするには、一致したテキストの前に非英数字が付くか、あるいは一致したテキストが行またはフィールドの先頭である必要があり、その後に英数字が続く必要があります。
SUFFIX
データ内の接尾部として出現する場所で、その検索ストリングに突き合わせます。接尾部にするには、一致したテキストの前に英数字が付く必要があり、後に非英数字が続くか、一致したテキストが行またはフィールドの終端である必要があります。
WORD
データ内のワードとして出現する場所で、その検索ストリングに突き合わせます。ワードにするには、一致したテキストの前に非英数字が付くか、あるいは一致したテキストが行またはフィールドの先頭である必要があり、その後に非英数字が続くか、あるいは一致したテキストが行またはフィールドの終端である必要があります。
#ALL
それぞれの列は、そのテンプレート属性に基づいて検索されます。
col_num
データ検索に含める列の Db2® 列番号 (#n として指定)。複数の列番号はコンマで区切るか、 全体がブラケットで囲まれている場合にはブランクまたはコンマで区切る必要があります。
col_num_1
フィールドの範囲の最初のフィールド参照。添字にすることはできません。col_num_1 フィールド参照値が、表示されている最小のフィールド参照値より小さい場合は、表示されている最小のフィールド参照値が使用されます。
col_num_2
フィールドの範囲の最後のフィールド参照。添字にすることはできません。col_num_2 フィールド参照値が、表示されている最大のフィールド参照値より大きい場合は、表示されている最大のフィールド参照値が使用されます。

col_num_1 および col_num_2 フィールド参照値は、ハイフン (-) で区切る必要があります。ハイフンとフィールド参照値の間にスペースを使用することができます。

col_num_1 の値が col_num_2 より大きい場合は、検索プロセスはオペランドを取り消します。

label1
レコード範囲の始まりを識別するラベル。ラベルはピリオド (.) で始まり、その後に 1 から 4 文字の英字 (数字または特殊文字ではない) を続ける必要があります。文字「Z」で始まるラベルはエディター割り当てラベルを示します。
label2
行範囲の最後を識別するラベル。ラベルはピリオド (.) で始まり、その後に 1 から 4 文字の英字 (数字または特殊文字ではない) を続ける必要があります。文字「Z」で始まるラベルはエディター割り当てラベルを示します。

使用箇所

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