Tape to Labeled Tape (option 4.2.3)

Tape to Labeled Tapeは、IBM 標準ラベル付きテープを (すべてのファイル ID を指定する必要なしに) コピーします。入力テープから読み取ったラベルが解釈され、出力テープにコピーされます。マルチボリュームおよびマルチファイル・テープのコピーがサポートされます。ただし、マルチボリュームの出力テープはサポートされません。出力ボリュームが短い場合は、次のテープまでコピーは継続しますが、ボリュームの終わりラベル (EOV) は、満杯の出力ボリュームには書き込まれず、IBM 標準 VOL1、HDR1、および HDR2 ラベルが、継続ボリュームに書き込まれることはありません。
1. Tape to Labeled Tape パネル
 Process   Options   Help
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 File Manager                 Tape to Labeled Tape

 Tapes:  No tapes allocated


 Input:
    DDNAME to use .________      enter new name, or select one from above
    Type of tape  . SL___        SL or MIXED (mixture of SL and NL files)

 Output:
    DDNAME to use .________      enter new name, or select one from above
    Tape mode . . .__            optional recording mode or density code
    Files . . . . . ALL__        number of files to be copied or ALL
    New Volser(s) .___________________________________   or * or blank



 Command ===> __________________________________________________________________
 F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
 F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel

テープ上の全ファイル (デフォルト) をコピーすることも、コピーするファイル数を指定することもできます (処理するテープ・ファイルの数の指定を参照してください)。テープを希望するファイルの見出しラベル (HDR1) に位置付けることによって、特定のファイルからコピーを開始することができます。また、出力ボリュームの最後のファイル (EOF2 TM) の後に出力テープを位置付けることによって、出力ボリュームにファイルを追加することができます。

タイプ MIXED を指定することによって、ラベル付きとラベルなしの両方のファイルを含んだテープをコピーすることもできます。ラベルなしのファイルは認められており、ラベルなしファイルとしてコピーされます。
注:
  1. 入力テープのユーザー・ラベルはいずれもコピーされません。
  2. File Manager は、次のボリュームに切り替えるときに、ラベル迂回処理 (BLP) を強制的に実行することがあります。BLP が強制適用されると、「Tape to Labeled Tape (テープからラベル付きテープ)」の終了時にセキュリティー上の理由により、テープは解放 (割り振り解除) されます。
  3. File Manager はバックアップ・データ・セットの位置に関する HSM 内部情報を更新できないので、「Tape to Labeled Tape (テープからラベル付きテープ)」を使用して HSM バックアップ・テープをコピーすることはできません。
  4. テープのデータ・セット命名規則により、再カタログあるいはデータ・セットの RACF® 処理は起こりません。
  5. 一部のエラー状態 (例えば、満了でない出力ボリュームが使われた場合) では、プロンプトはオペレーター・コンソールに送信されます。

詳しくは、オンライン・ヘルプまたはTLT (テープからラベル付きテープ)を参照してください。