Tape Record Scan (option 4.10)

「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」は、テープ上で特定データを検索するために使用します。

「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」を選択すると、「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」パネル に示す「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」パネルが表示されます。
1. 「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」パネル
 Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager                   Tape Record Scan

 Tapes:  No tapes allocated


 Input:
    DDNAME to use . ________     enter new name, or select one from above
    Record format . U__          F,FB, V,VB,VS,VBS, D,DB,DS,DBS, or U
    Record length . _______      if deblocking desired, fixed format only

 Scan Options:
    Pattern scan  . NO_          YES or NO
    Scan position . 1____        byte position within record to start at
    Scan argument . _________________________________________________
    Number of hits  1_______     or ALL to list all scan hits in the file
    Records . . . . ALL_____     limit number of records to be scanned

 Command ===> _________________________________________________________________
 F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
 F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」を使用する場合は、次の通りです。
  • 磁気テープ装置 (「使用 DDNAME」) を指定します。
  • レコード・フォーマット (「レコード・フォーマット」) を指定し、レコードが固定長であれば、レコード長 (「レコード長」) を指定し、検索時にテープ・レコードを非ブロック化します。
  • 各レコード内のどこを検索したいのか、指定することができます (「走査位置」)。デフォルトでは、1 桁目から始まるストリングを検索します。
    • n 桁目から始まるストリングを検索するには、「Pattern scan (パターン走査)」入力フィールドに「NO」を入力し、「Scan position (走査位置)」入力フィールドに「n」を入力します。
    • レコード内の任意の場所でストリングを検索するには、「パターン走査」入力フィールドに YES を入力します。
    • n 桁目からレコードの終わりまでの任意の場所でストリングを検索するには、「Pattern scan (パターン走査)」入力フィールドに「YES」を入力し、「Scan position (走査位置)」入力フィールドに「n」を入力します。
  • 検索するストリングは、ディスク・レコード走査用の他に、すべての機能で FIND コマンドによって使用されるのと同じ形式になっています。
    • 引用符で開始または終了せず、ブランクまたはコンマを含まない文字ストリング。ストリングの大/小文字は無視されます。同一文字の英大文字表記と小文字表記は一致します。例えば、'Mixed''MIXED' と一致します。
    • 引用符で囲まれた文字ストリング。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングの大/小文字は無視されます。例えば、'Exact string''exact string' と一致します。
    • C と、その後に引用符で囲まれた文字ストリング (C'Frog')、または、引用符で囲まれた文字ストリングと、その後に C ('Frog'C)。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングは (大文字/小文字も含めて) 完全に一致しなければなりません。例えば、'Exact string''exact string' と一致しません。
    • X と、その後に引用符で囲まれた 16 進ストリング。例えば、X'C1C2' などを指定します。
  • ストリングのオカレンス数を指定して、この数のオカレンスが見つかったら検索を停止させることができます。デフォルトでは、最初のオカレンスの後で停止します。
  • 検索すべきレコード数を指定することができます。デフォルトでは、ファイルの終わりまで走査します。

「Tape Record Scan (テープ・レコード走査)」は、ストリングの指定した数のオカレンスを見つけた後に停止します。そのとき、テープは最後のオカレンスを含むレコードの直後の位置にあります。ストリングが見つからなかった場合は、テープは次のテープ・マークの後で停止します。

詳しくは、オンライン・ヘルプまたはTRS (テープ・レコード走査)を参照してください。