エクスポートされたスタック・ボリューム (ESV)

本書では、論理ボリューム (および論理ボリュームに含まれるデータ) を仮想から 移動する方法について説明します。テープ・サーバー (VTS) は「エクスポート」と呼ばれ、VTS への 論理ボリュームの移動は「インポート」と呼ばれます。VTS から除去できる論理ボリュームが入っている、VTS によって管理される物理ボリュームは「エクスポートされたスタック・ボリューム」と呼ばれます。

本書において、エクスポートされたスタック・ボリュームで File Manager オプションを使用する場合の説明で使用している他の用語は、次のとおりです。

内部スタック・ボリューム。論理ボリュームのアーカイブに使用される VTS 内部のボリュームRAID アレイがいっぱいになったとき。このボリュームは、エクスポートされたスタック・ボリュームと同じ形式にはなっていません。

論理ボリューム。VTS で作成されるテープ・ボリューム。論理ボリュームは、VTS 内の RAID アレイ、内部スタック・ボリューム、またはエクスポートされたスタック・ボリューム上に物理的に存在することができます。論理ボリュームは、VTS 以外の環境での、物理テープ・ボリュームと同じです。