ESV オプション
File Manager は、エクスポートされたスタック・ボリュームの処理用に次の 2 つのオプションを提供します。
- 「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」(オプション 4.2.8)。「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」(オプション 4.2.8)を参照してください。
- 「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」(オプション 4.14)。Exported Stacked Volume List (option 4.14)を参照してください。
これらのオプションの使用法について詳しくは、EVC (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)およびEVL (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)を参照してください。
「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」および「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」に関する追加情報を次に示します。
- VTS エクスポート機能を使用して作成されたエクスポートされたスタック・ボリュームのみが、「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」および「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」によってサポートされます。「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」および「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」は、VTS エクスポート機能によって作成されていない内部スタック・ボリュームをサポートしません。現在、内部スタック・ボリュームはエクスポートされたスタック・ボリュームと互換ではありません。
「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」または「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」と一緒にエクスポートされたスタック・ボリュームを使用するには、そのボリュームが最初に、作成されたテープ・ライブラリーから除去されていて、別のテープ・ライブラリーに通常の SL ボリュームとして挿入されているか、あるいはスタンドアロン磁気テープ・ドライブにマウントされていなければなりません。
- 入力のエクスポートされたスタック・ボリュームの場合は、次の通りです。
- 入力割り振りは SL または BLP です。SL を使用すると、オペレーティング・システムは正しい標準ラベル見出しのセットについて検査します (入力のエクスポートされたスタック・ボリュームには SL 見出しレコードが含まれています)。
- コピー処理中には、ボリュームは SL ボリュームとしては扱われません。
- このボリュームは、「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」または「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」(SL と BLP の両方の場合) の先頭に巻き戻しされ、標準ラベル見出しが「Exported Stacked Volume Copy (エクスポートされたスタック・ボリュームのコピー)」または「Exported Stacked Volume List (エクスポートされたスタック・ボリュームのリスト)」によって内部的に検査されて、このボリュームが VTS エクスポート機能によって作成されたことを確認するために検査されます。
- 有効な入力のエクスポートされたスタック・ボリュームの場合は、目録 (エクスポートされたスタック・ボリュームの終わりにある) が読み取られます。目録は、以下のことを行うために使用されます。
- 要求された論理ボリュームが入力のエクスポートされたスタック・ボリュームに存在していることの検査。
- 論理ボリュームの先頭を見つけるための入力のエクスポートされたスタック・ボリュームへの索引付け (パフォーマンス)。