UNIX™ システム・サービスおよび階層ファイル・システムの使用
z/OS® UNIX™ システム・サービスは、z/OS® オペレーティング・システムにオープン・スタンダード・インターフェースを提供します。このインターフェースには、UNIX™ シェルおよびユーティリティーが組み込まれているため、シェル・コマンドの入力、シェル・スクリプトの作成、およびファイル・システムの処理が可能になります。
z/OS® UNIX™ は z/OS® 用の階層ファイル・システム (HFS) を提供します。z/OS® UNIX™ の中にあるファイルは HFS ファイルと呼ばれます。HFS ファイルは、UNIX™ のようなファイルとディレクトリーのツリー階層で管理されています。ディレクトリーにファイルまたは他のサブディレクトリーを含めることができます。
階層ファイル・システムにアクセスするには、次のようにします。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」からオプション 8 (HFS) を選択します。
File Manager は、「Access Hierarchical File System (階層ファイル・システムへのアクセス)」パネルを表示します。
- 「Access Hierarchical File System (階層ファイル・システムへのアクセス)」パネルで必須指定のオプションを選択して、File Manager が標準 ISPF サービスを呼び出して UNIX システム・サービスおよび HFS ユーティリティーにアクセスできるようにします。
File Manager 機能に精通している場合は、HFS ファイルにアクセスするための便利な方法があります。基本機能については、z/OS® データ・セットと同じパネルおよびバッチ・コマンドで HFS ファイルを指定できます。
File Manager は、シミュレートされた QSAM/BSAM ファイルとして HFS ファイルにアクセスできます。つまり、入出力レベルでは、ファイルは DASD にある単一ボリュームの物理的な順次データ・セットとして認識されます。DD ステートメント (PATH パラメーター) を使用して、動的に割り振られたり、参照されます。
以下の節で、主な機能および相違点の要約を示します。